青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

情報過多シンドローム

2022-08-30 08:34:30 | コラム



 情報過多シンドロームとは多すぎる情報によって必要な情報がうずもれ課題を理解したり意思決定を困難にする症状、状態の事です。変化する状況や新しい環境に置かれた時に適切な判断や合理的な行動ができなくなる事です。

 生まれた世代によって急速にメディア環境が変化しています。こたつラジオ・新聞・雑誌世代から1993年のインターネット利用開始、1998年のGoogleの登場、2005年のYou tubeの登場、2008年のiphone,twitter.face bookの登場。それからLineが2011年、instagramが2014年、netflixが2015の登場です。

 世代間によってメディア環境が激変しているのです。ソーシャルメディアとの馴染み違いや利用格差の情報過多社会です。博報堂の調査で一日のメディア接触時間は2006年で一日当たり335,2分が2019年には411,6分で一日の睡眠時間を7時間とすれば約40%の時間です。メディア別の構成比ではTVメディアは2006年で51,3%が2019年には37,4%にダウンしています。

 PCタブレットメディアは同年比で20,2%から49,9%にスマホは3,3%から28,6に急激にアップしています。新聞9,6%から4%に減少。雑誌は5,9%から2,6%にダウンです。現況では世代間で日常の接触メディアが異なっているのです。今の時代は不必要な情報が多すぎると80%の人が回答しています。SNS利用で情報を得ている人40%、自分の知りたい事だけの人が30%です。

 若年層で政治、経済、社会の情報に関心が低いのが気になります。情報過多時代にインターネットで「知りたいこと」だけ合理的に接触しています。選択的接触が従来のマスメディアの形成してきた情報基盤が崩れ世代間の「分断」がある。日本のメディアで政治や社会悪の深層や真実を調査報道周知しているのが文春や新潮や現代の週刊誌、雑誌だけが善戦している現実がある。

 日本の公共メディアNHKはTVもラジオも全世代や全階層向けに政治経済の報道やスポーツもドタバタお笑い芸人番組もアニメもドラマもごちゃ混ぜにして放送している。多くの人が報道は甘い、娯楽番組はつまらないバカバカしい、スポーツはうるさいだけと他メディアに視聴者が逃避している。宗教を装い日本を蝕(むしば)み国民を騙(だま)し劣化させる闇のカルト宗教一派が潜入しているかもしれない。

 政治、経済、社会、国際、地域、法律、条令、産業、気象、災害など全国民に必要と思われる基本情報インフラ組織に特化して再編した方がいい。朝から夜まで高校プロ野球や相撲やお笑い番組を放送したいなら有料で別周波やチャンネルでやればいい。

 TVメディア等々が激しい音楽やお笑い芸人やスポーツで大騒ぎして理不尽な政治や社会現象から関心をそらす事もあるのです。カルト宗教集団や振り込み、ロマンス詐欺やブラック企業の社員教育などの洗脳にも用います。情報過多時代でフェイクニュースや忖度(そんたく)ニュースも多い。よく勉強、思慮し削除するものは削除し穏やかで心豊かな生活を送りましょう。

 写真 情報弱者のミヤンマ―・パセインのおばさん
コメント (2)
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