すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

ネガコメを元に自戒するとき、スルーするとき

2008-02-12 07:45:49 | メディア論
■「無意味なネガコメはスルー」が黄金の法則だ

 3回前のエントリでは、ブクマ・コメントを読む側の心理を分析した。、また2回前のエントリでは逆に、書く側の論理を客観的に考えてみた。

 で、まとめとして私の主観的な結論を言えば、過去にも何度か書いた通りだ。

【ご参考】 ※いずれもアスキー連載

『小倉さん、それでもスルー力は必要ですよ』

『スルーが効く理由(わけ)、効く場合』

 自分にとってプラスになるネガコメは取り入れ、単なるノイズはスルーする。それが黄金のセオリーです、って話である。

■ネガコメ耐性を上げよう

 この間、いろんな人がネガコメに言及するのを読んだ。で、だいたい冒頭に書いた通りの結論が出たんじゃないかと思う。

ネガコメは必ず自分のところに届くものなんです。
はてブを禁止にしたら、また別の手段でネガコメを届けるだけです。(中略)

だから、ネガコメを受け取りたくないという考えは諦めてください。
ネット上に記事を公開している時点で諦めてください。
だったら少しでもネガコメに押しつぶされないように
ポジティブな意見を受け取れるようにするのが良いのです。

●304 Not Modified『はてブネガコメを嫌がるアナタへたったひとつのアドバイス』


 自分の意見に反対する意見は必ず出る。だったらネガコメ耐性を上げ、押しつぶされないようにしよう。で、ポジティブな意見の方を取り入れましょう、って話だ。

■被害妄想に陥ると自分がソンだ

 一方、コメントの読み手が疑心暗鬼にかかり、書かれてもいないネガティブなニュアンスを読み取ることで、自ら傷つくケースを指摘したのが以下の記事だ。

 はてなブックマークのコメントは、(中略)より多くの人の本音に近いコメントを見ることができる。ただ、(中略)受け取る側のリテラシーが重要になってくる。

 コメントを書いた人が思ってもいないような内容まで過度に読み取ってしまうのは読み取りすぎ(過敏)だし、個別の判断で行動しているブックマーカーに集団的な悪意を感じてしまうのは自意識過剰だろう。

●北の大地から送る物欲日記『他者のコメントとつきあう方法』


 ネット上では情報の受け手の側が過剰反応し、自分でみずから泥沼にハマっちゃうことって多い。そこで一歩引いて冷静にリテラシーを発揮し、客観的に事態をジャッジすればことなきを得られるのである。

■ただの罵声は聞き流するのがコツ

 ネガコメには2種類ある。自分のためになる(が自分を否定している)意見と、単なる罵声だ。で、後者の無意味なネガコメに係わり、一喜一憂するなんて生産的じゃないぞと諭すのが以下の記事だ。

罵倒などはノイズである。バカとか言われても、そんな相対的な指標を基準を示さずに使用する奴が自分より賢いわけがない。(中略)ノイズに対して真剣に反応する必要はないし、(中略)嫌がらせのようなものをコメントと受け取ること自体、時間の無駄だ。

●novtan別館『ネガティブコメントがどうとか、その考えが既にダメっ・・!』

 
 ネガコメにいちいち傷つき、「はてブはもう見ない」とか「ネットはやめる」とか言う人はいる。

 だけどネット上に限らず、自分に否定的な意見は必ず出るものだ。傷つく人はナイーブなんだと思うけど、それを乗り越える強さも時には必要なのである。

【関連エントリ】

『「はてブはネガコメが多い」と言われるのはなぜか?』

『はてブにマイナス・イメージを持つ人がいるのはなぜか?』
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