ミカウバー日記!音楽とグルメと旅行が好き!

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Dirty Work ってそんなに悪いアルバムだろうか?①

2020-01-28 12:50:00 | 音楽
80年代のストーンズは混沌としていてMickKeith の仲は本当に悪かった。Mickが自分のソロアルバムにうつつを抜かしてした為Keithがイニシアチブをとって作ったアルバムがこのDirty Work だ。


アルバムのオープニングを飾るOne Hit (to the Body)を聴いた時正直カッコいいと思った。アコースティックのイントロに続けてエレキのリフが始まるなかなかヘヴィなナンバーだ。


途中のギター🎸ソロは何とJimmy Pageが弾いている。個人的にはFirst Single となったHarlem Shuffleよりも2nd Singleとなったこちらの方が好きなのだが・・・
この曲のPVは当時のMickKeith の人間関係を反映しているほど険悪なムードと緊張感が漂っている。ライブでもこのアルバムからの曲は殆どセットに入る事はないね。

続くFightKeithが怒り💢ながらギター🎸をかき鳴らしていてそれにMickも怒りのまま怒鳴り散らしている感じがする。正にFightしているナンバー。でも僕は結構この曲の性急さや緊張感は嫌いではない。

3曲目のHarlem Shuffleがこのアルバムからの1st Singleとなった。全米5位まで上がるヒットにはなっているが・・・



恐らく70年代以降ストーンズのアルバムからの1st Singleがカバーになったのはこのアルバムだけだ。それだけでも異常事態だよね。この曲のPVはアニメと実写を上手く取り入れてそれなりに面白かったしソフト帽にでタバコを吸うK eithはなんとも言えない雰囲気があった。初来日の時も唯一このアルバムからセットに入っていた曲だ。
4曲目のHold Backは再びアップテンポのロックナンバーなんだけど。やはりドラムにエフェクトがかかりすぎていて凄く違和感がある。このアルバムのプロデュースがリリーホワイトで音作りはかなり彼の好みにしてしまっているのでストーンズファンからは不評を買っているらしい。
確かに他のアルバムと比べてもドラムの音が浮いている感じがする。A面を聞き進めて来たこの曲に来たときにかなりはっきりと感じる。勿論それまでの曲もエフェクト効きすぎ感はあるけどこの曲は特に耳につく。それにMickのヴォーカルもかなり荒い感じがする。

そしてA面最後の曲は何とKeithがリードを取るToo Rudeだ。この曲はソロツァーの時にもセットリストにしっかり収まっていた緩いレゲエナンバーだ!

そして何とこのアルバムからKeithのヴォーカルを取る曲が2曲に増えたのだ。(その後Bridges to BabylonではKeithのリードヴォーカルの曲が3曲も収録されることになる)
このレゲエのカバー曲は何とも言えず緩い。その前の曲のHold Backでいきり立っているMickをまあまあとなだめる様な緩さだ。しかし1枚のアルバムでカバー曲を2曲も入れるのはExile On Main St.以来の事だ。やはりいつものS tonesらしくない感じは強く残る。
とにかくKeithの歌うレゲエに漂いながらいつの間にかA面が終わってしまうのだ!

ここまでの流れは決して悪くはないけど・・・いつもと違うなぁ〜!

アルバムはこうして後半戦になだれ込むのだ!

◆Dirty Work ◆

発売日 1986年3月24日
チャート全米4位

Track Listing

 1. One Hit (to the Body) 
 2. Fight
 3. Harlem Shuffle
 4. Hold Back
 5. Too Rude
 6. Winning Ugly
 7. Back to Zero
 8. Dirty Work
 9. Had It with You 
10.Sleep Tonight
 (hidden track) Key To The Highway