のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

のしてんてん11

2011-02-02 | 宇宙と心

 

 私達はなぜ、5次元を発見するまでにこれほど時間を要したのか。

 ギリシャ時代に提出された設問に数学も哲学も、正面からそれに応えられなかったのはな   ぜか。

 それは、認識主体であるこの「私」は普遍不動のものという固定観念によるのだ。

 すべての認識は「私」というスケールが尺度となって成り立っている。原子は目に見えないほど小さい。というのはまさにそのことを物語っている。

 ゼノンのパラドックスはその上に成り立っているのだ。

 「私」=認識主体は世界の中心にあって不動だという認識は、地球は動かないという天動説とよく似ている。やがてそれは天動説から地動説に変わるように、認識主体の固定説から変動説に変わっていくだろう。

 実際にスケールの軸は認識主体の変動説からしか理解できない世界なのである。

 認識主体の変動とは、身近で考えればこういう事例で説明できる。

 小学一年生のランドセルは大きく、六年生のランドセルは小さいというとき、それはランドセルが小さくなったのではなく、認識主体である「私」が大きくなったからに他ならない。

 認識主体のスケールが変動することで、見るものは同じでもその見え方は大きく変わる。世界が変わるといっても差し支えないだろう。

 より大きな世界を認識するために、私達は更に想像をめぐらせて、どんどん自分の体が成長して大きくなる姿を思い浮かべることが出来る。自分の体が地球の大きさになり、さらに銀河よりも大きな自分を思い浮かべることが出来るだろう。

 それが出来れば逆も言える。自分の体が小さくなり、原子の大きさにも、その原子のを歩いている自分の姿さえも想像することが出来るのだ。

 つまり私達は認識主体である自分の体を自由に変動させる能力を持っているのであり、この力が五次元宇宙を私達に与えてくれるのである。

 認識する者が自分自身の体の大きさを自由に変動させて世界を観察する。そこに見えてくる世界からはまさに革命的な宇宙観が生み出されるだろう。

次回、その宇宙の旅にご招待しよう 

 

 

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