のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

のしてんてん系宇宙心の旅19

2011-08-27 | 宇宙と心

 

  時間の次元は現在人に最も根深く浸透した思考と言えるでしょう。

  時間の次元は変化することを人間に教えました。それは同時に老病死という恐れを生み出しましたし。成功と失敗、愛憎、信頼と不信など、ありとあらゆる情念が発生し、それが苦となったのです。あらゆる苦悩を恐れず検証してみてください。するとどんな苦悩でもその根本に時間の観念が見つかるでしょう。

  それに対して五番目の、スケールの次元は時間を超越することを私達に教えてくれるのです。五次元による思考は神の思考と言っても言い過ぎではないでしょう。これは荒唐無稽の話でも、怪しい宗教の話しでもありません。人の持っている思考能力の話なのです。つまりこれは科学的に実証される話だと、私は確信しています。

  ゼノンの逆説と言う話を知っていますか。有名な話の一つに飛矢飛ばずと言うのがあります。放たれた矢は飛んで的に当たりますね。でも矢が的に当たるためにはその中間点を通らなければなりません。当然ですよね。するとこの中間点を通るためには、矢と中間点との間にも中間点がありますから、無限に中間点が出てきますね。矢は無限の中間点を越えなければなりませんから、いつまでたっても的に届くことがありませんし、この中間点はどんどん矢に近づいていって最後は矢に行き着くことが分かるでしょう。つまり飛矢飛ばずなのです。

  この話は、時間軸を下敷きにしている現在数学では解決できない問題でした。しかしこれを五番目の次元であるスケールの軸に当てはめると、ゼノンの話は逆説どころか、5次元の世界を言い表していたことがはっきりと分かるでしょう。

  紙に十字の座標軸を書いてみてください。横軸(x軸)を時間とすると、縦軸(y軸)がスケールの軸となります。そう考えて描いた座標を眺めるだけで5次元の世界が見えてくるはずです。

  原点は今この瞬間、自分が立っているこの位置を表しています。右に過去があり、左に未来が続いています。時間軸ですね。そして上には極大の世界、下には極小の世界が無限に続いています。スケールの軸です。

  飛矢飛ばずと言うゼノンの説は、原点からy軸(スケール軸)を下に向ってみているだけのことだったのです。スケールの軸を移動すると時間は0、つまり時間は動かないのです。ゼノンが発した問いは、何千年経った今も、y軸を極小に向って移動していると考えれば楽しくなりませんか。それこそが、五次元思考の始まりなのです。

  4次元を人間の思考と呼ぶなら、5次元は神の思考だと何度かいいましたね。これは特定の宗教を念頭に置いたものではありません。それより宗教が人の幸せを真の目的としているなら、どのような宗教でも5次元思考の中では尊重され、互いに理解しあうことが出来るでしょう。それゆえに神の思考と呼べるのです。

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