のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

凡人が語る宇宙論 (7)

2019-04-28 | 5次元宇宙に生きる(神)

螺旋の龍

 

この記事は

凡人が語る宇宙論()()()()()(6)

の続きです。興味ある方はそちらもお読みください。(数字をクリックするとそのページに行けます)

 

前回、空間は無限分割が成り立つエネルギーの場だと申しました。

それがスケールという五番目の次元が正当に成り立つ根拠だというところで力尽きましたので、今回はその続きを書いてみます。

 

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③続空間とスケール

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前回のスイカの話しを続けてみましょう。

スイカは無限に分割していくことは出来ません。その原因は、スイカが物質だからです。

無限分割は、いずれ物質の根本である、たった一つの素粒子に切り分けられます。

一つの素粒子をこれ以上分割することは出来ませんね。

でも、もしそれでも分割したらどうなるでしょうか。

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E=mc2 ⇒ E/c2=m 

上の式はアインシュタインの公式を変形したもので、すでに()で見てきたとおり、物質とは、光とエネルギーで現されるのでした。空間に物質が現れるのは、エネルギーが回転軸を持って空間に一定のエネルギーの塊りをつくるからでしたね。

このmを断ち割ったらどうなりますか?

回転運動が消え、光とエネルギーだけになる。すなわち物質は空間に戻るのですね。

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この時、空間の側から眺めたら何が見えるでしょう。

スイカを際限なく分割していくと、そのかけらは限りなく小さくなっていきますね。

大事なことは、この時どんなに小さくなったかけらであっても、それは必ず空間に取り巻かれているということです。

空間に浮かんでいると言ってもいいっでしょう。

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●まるごとスイカを取り巻く空間

●素粒子を取り巻く空間

●素粒子が回転を失って還る空間

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どんなスケールの物質であっても、そのスケールに対応した空間が存在している。これは明らかですね。

空間の特質で重要なことは、これらの空間が別々に存在しているのではないということです。それはどこにも継ぎ目のないものなのですね。

つまり空間は分割さえ出来ない存在だということです。

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オイ!おかしいじゃないか。

前回「空間は無限分割が成り立つ存在」だと言ってたぞ!!

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「空間は無限分割が成り立つ存在」というのは、

空間自体を切り分けるという意味ではないのです。

先に書いたように、物質である素粒子が解体されると空間に還ります。

するとその素粒子だった空間にも E=mc2 が成り立っていますね。空間である以上、E/c2=mも成り立ち、物質も存在すると考えられます。どんな小さな世界であっても、エネルギーはその回転軸から物質をつくることが出来るのです。

こう考えると、極小空間の中にも回転するエネルギーが存在し、さらなる極小の物質をつくり出して行きます。ここにも空間の中に粒子の浮かんだ宇宙が見えてくるのです。想像力がさらに深く宇宙に届くのですね。

そうやって出来た極・極小の物質も例外なく空間に包まれているでしょう。その中で再びこの物質を分割し続けることが出来るということになります。

つまり無限分割を続ければ、スケールを極小に向かって物質が生まれては消えることを繰り返していくのです。しかもこれはただ一つの空間の中で起こっていることなのです。

これが、「空間は無限分割が成り立つ存在」という意味なのです。

空間はそれ自体は 分割できない存在ですが、スケール軸に沿って物質を無限に分割していく場をつくるということなのですね。

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空間の中身とは、このように、スケール軸を思い浮かべることで見えてきます。つまり空間は玉ねぎを横半分に切ったときのように、無限の同心円をつくる物質の世界を宿しているということなのです。

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このような空間の働きを理解するためには、エネルギー波を考えるだけで充分だと思います。簡単に理解出来るのです!

それは波ですね。

空間の中には極大~極小の間のスケールの違う波が同時に存在していると考えるだけで充分理解できるのです。

実際にエネルギーは、空間の中で変幻自在に波をつくり出すことが出来ると考えられます。

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正弦波にかぎって考えてみましょう。

すると波はどんなスケールの空間にも相似形で存在するのが容易に分かりますね。

スケールの軸に沿って、相似形の波が無限に存在しうる。そう考えるだけで充分なのです。

すると次のようなことが分かってきます。

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大きな空間では波長は長くなります。

小さな空間では波長は短くなります。

力は逆に、波長が長いと小さく、短くなればなるだけ大きくなる。そう学校で習いましたよね。

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宇宙の中心に向かって、スケールの軸は極小に向かいます。

つまり無限に波長の短い空間に向かっていくことになります。それは同時に、力が無限大になっていくことを意味しますね。宇宙の中心に向かって力は無限大になっていくのです。

逆に宇宙の外側に向かって、スケールの軸は極大に向かいます。

それは無限に波長の長い空間に向かっていくことです。つまりその力は無限に0に近づくことになるのです。

内側=(極小のスケール×最大の力)

外側=(極大のスケール×最小の力)

この内側と外側がイコール(=)で結ばれる。

これが安定した宇宙の姿だと言えると思います。

E=mc2 はまさに宇宙が成り立つ根本にある素晴らしい数式だと言えるでしょう。

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スケールの概念は

このように宇宙の構造を簡単に解き明かしてくれます。

空間をスケールの概念で観るということは、つまり宇宙の本質を観ることにつながるのですね。それは同時に、人とは何かという問題に対して革命的な働きをしてくれるのではないかと思えるのです。

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 スケールの概念は、今だ世界に認知されておりません。しかしもし一人でも、理解して頂ける方がいたとしたら、必ずそれは世界につながる一歩になる。そう信じながら、次回、五次元の世界を総合的に見て行きたいと思います。

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6 コメント

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Unknown (Keiren)
2019-04-29 18:38:29
スケールをScaleすることは可能でしょうかね?

宇宙の歴史を人間のカレンダーで例えると
宇宙が誕生してから
今がちょうど12月30日の午後12時50秒くらいになるそうですね。
そのカレンダーが10の何千億分乗になった時、
ついに無限も無くなって、
宇宙に残った最後の素粒子も消えた時、
光りも消えて
ブラックホールしか残ってない時に
何が始まるでしょうかね。

のしてんてん様の宇宙観は
重力をどう描いているのでしょうかね?
ふっと疑問になりました。
keiren様 (のしてんてん)
2019-04-29 23:50:53
「スケールをScaleすることは可能・・・」
は、スケールを英訳したらという意味でしょうか。私が思い描いているスケールという言葉は、その場の大きさという意味です。

タイムマシンのような空想の乗り物、スケール号に乗ってその窓から眺める風景と言えば分かりやすいでしょうか。映画「ミクロの決死圏」的乗り物です。

スケール号は大きさ(スケール)が自在に大きさを変えられる乗り物と想定したとき、その窓から見える世界をスケールの世界と呼んでいます。

宇宙の誕生と終わりは人智を超えた存在としか言えませんね。
人智は、世界認識するための五つの概念を持ちますが、すべての概念において無限が現れますね。その先は知り得ないのです。三次元の無限、時間の無限、スケールの無限。その中にいるのが人間であって、その外は無の無、あってもなくても関係の持てない世界としか言いようがないと思います。空想さえ出来ない領域ということでしょうか。

私に科学的な説明は出来ませんが、空間の持つ力の一つの現れだと把握します。
電磁気や核力など、科学的な研究は進んでいるのでしょうが、物質から空間に目を向けて、発想を転換すれば、もしかしたら重力や様々な異なる力は、空間の力という統一的な理解に達するのではと思うのですけれど、いかがでしょう?

Unknown (Keiren)
2019-04-30 08:12:36
ミクロの決死圏の英語タイトルは
Fantastic Voyageのようですね。

なんと、1966制作のようで、
観てなかったので、今夜中に観て
スケールとの視点を考えてみますね。
ミクロの決死隊 というアニメもありますが、
それとはどう関係するのでしょう?

気になる重力に関わる疑問は
のしてんてん様の宇宙観には
重力場が存在しないようですが、
それはなぜでしょう?

惑星のように見える球が
動きがなく
お互いある空間に存在しているだけに見えますが、
それはなぜでしょう?

物質が球形になった過程は
重力の作用によるもの、
核心に熱があって
その燃焼の結果、丸くなっていくのだとおもうのですが、
のしてんてん様の宇宙球には
その熱気が無く
冷たい感じがする、それはなぜでしょうか?

常に思っていた疑問ですが、
今までは芸術家の観方の一種だと思って
イメージとして解釈してきたのですが、
今度のシリーズをマジマジに読んだら
宇宙の力動の肝要な気である重力作用に
眼が向いていない気がしたので
改めて質問してみます。
keiren様 (のしてんてん)
2019-04-30 08:56:02
「惑星のように見える球が
動きがなく
お互いある空間に存在しているだけに見えますが、
それはなぜでしょう?」

まさにそう見えるだけだと思います。
たとえばこの地球は猛スピードで回転していますね。自ら回転し、公転し、公転の原点たる太陽も銀河の一員として回転しています。それが見えないのは、自分もそのエネルギーの中にいるからでしょう。電車の中が平穏なのとある意味同じなのでしょうね。

世界は動いているのですね。それがエネルギーだと思います。重力はその回転を支えるう宇宙の力、重力がなければ回転運動もありませんね。つまり重力はエネルギーの片割れですし。内部に熱を生む力の原因となっているのかもしれませんね。

重力作用に目が向いていないのは向けていないからであって、あるいは熱がないように見えるのは、そのように見ているだけのことなんです^よ^


五次元を形でとらえれば動きや熱は見えないかもしれませんが、空間エネルギーという実在を内側から見れば、重力は空間の中の一点を占める物質の属性でありそれはつまりは回転軸の中心ですね。その中心に向かって力が集中するからこそ熱が生まれる訳ですし、その熱が命を保証している。つまり絶対零度の凍りついた死の世界から解放されて私達の命があるのです。

物質の属性である回転運動の中心軸はスケールによっていくつも存在します。

素粒子の回転軸、地球の回転軸、太陽系、銀河の回転軸・・・・

これらはすべて同時に空間に生まれているのですね。しかし見えない。

スケールの概念は、その見えない動きや熱をトータルに観ようとする概念なんですね。スケールの場を越えて見なければ空間の内部を認識することが難しいと思うのです。


Unknown (Keiren)
2019-04-30 13:57:22
私は事実優先に考える人なので、
スケールの場を超えた視点など
イメージさえできないのですが、

人間のイメージ力の限界は理解できているつもりです。
しかし、洞察力に優れた人は
普通の人が見えない世界が見えるでしょうね。

惑星の間に生じる磁力、重力などは
今やCGで全部、映像にできる時代ですが、
そのエネルギーを描ける人は
芸術家しかいないでしょう。

磁力や重力を見える形になれば、
スケール世界観も
多くの人に理解されていけるかなと思ったりしました。

私の単純な疑問に真剣に向き合って頂き、
感謝致します。

のしてんてん様の心は
マグマのようにお熱いのでしょうね、きっと。
keiren様 (のしてんてん)
2019-04-30 18:42:34
私は単純な疑問とは思いません^よ^

この疑問こそ真剣であるべき価値あるものだと思うのです。

しかし時には息を抜きながら、納得のいく心の持ち方だけがお互いの真実なのですから、
こうして問いかけて頂けることに、私は感謝するばかりです。

keiren様は禅の体験からではないかと思えるイメージを持たれていると思います。

たとえば
「のしてんてん様の宇宙観には重力場が存在しないようですが、」
という疑問には、具体的な重力場のイメージがおありだからですし、

「のしてんてん様の宇宙球にはその熱気が無く冷たい感じがする」
というのは、天体の内部のイメージがおありだからこそ、私の平坦な説明にそのイメージが見えなかったということではないかと私は思いました。

「事実優先に考える人なので、スケールの場を超えた視点などイメージさえできない」

というのは、確かに少しトレーニングが必要かもしれませんが、ミクロの決死圏やガリバーなどの話しを楽しめたらそれで充分なのです。

自分が蟻になって角砂糖を眺めていると想像すると、角砂糖は大きなビルのように見えているというような感じで^す^

案外楽しいですよ。
蟻が角砂糖の前にいるということは事実なのですから、蟻に成り代わって体験してみる。そんな遊びでイメージはたくましくなりま^す^

瞑想の幅が膨らませるイメージトレーニングになるかも・・で^す^

自分の外に出るということでしょうか。


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