心の要
2015-05-29 | 日記
心のしあわせを願って生きてきた
己を忘れて制作に打ち込んでいるとき以外は、自分の心の風景を意識してきたように思う。
私が見てきたものは苦悩
そしてその合間に一瞬輝く喜び
その繰り返しだった。
しあわせとは何かという問いが物心ついたころから延々と続いてきた
こんなジョークがある
ある死刑囚が刑を受ける直前、執行官が最後にと煙草を渡した。
すると死刑囚が言ったそうだ。
「煙草は健康に悪いから吸わない」と・・・・・
私は笑ったが、そのうち笑いが凍りついた。
私こそがその死刑囚ではないのかと気付いたからだ。
私は生まれたときから死刑の宣告を受けている。
いずれ刑が執行される時が来る(刑はともかく、死は間違いなくやってくる)
今まで私が見てきた苦悩はすべて
死刑囚と同じだった。
細かなことで思い悩むのはよそう
どうせ死はやってくる
人の眼を見て怯え暮らすのはもういらない
どうせ死はやってくる
だからこそ、命あるものはみな
精一杯、今を生きるのだ。