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心の旅には魔物がつきものだ。
魔物の巣窟がある。
そこには人類が創造した幾多の魔物たちがひしめいている。
魔物を造り出す物語は次々と生まれ、たとえものがたりの中で滅ぼされても。魔物たちはけっして死にはしない。魔物の城は栄えていく一方だ。
だが一方で、魔物に立ち向かう勇者たちはどうか。
勇者の城はさびれたままだ。どうしたわけか、勇者たちは物語から出ることが出来ないのだ。
勇者たちは、物語 . . . 本文を読む
テレビを見ていて、胸が熱くなったことがあった。
あるスーパー保育園で園児たちが6段の跳び箱をすいすい飛び越えていく。
その中に一人だけ跳べない幼児がいて、その子にカメラが向いていた。
一生懸命飛び板まで走る。そこから跳び箱に手をついて、勢いでポンと跳べばいいのだが、必ずそこで止まって、自分で跳ぼうとするのだ。だからうまう行かない。
それを見て小学時代を思い出した。同じような子がいた。その子 . . . 本文を読む
心の旅は、足るを知る世界に向かっている
そして行き着いたその場所は、天国でもなんでもない。
それは崖の先端なのだ。
足る知るその境地は、まだその先にある。
ここまで来ると、もはや進むこともできない。
道を誤ったのだろうか。自問すると、そこから一瞬で振出しに戻る。
まるですごろくゲームのようだ。
知るということは、どこまで行っても紙の上に書かれた進路の上にいるということなのだ。
疑え . . . 本文を読む
石ころを転がして草の根をつかむ。
その手が、手袋を通して冷たさを感じた。
そんなところから季節を意識させられる。
寒くなってきた。
血行が悪いのか、毎年これで指にしもやけをつくる。
今年はちょっと意識して、手のマッサージをしながら過ごしてみよう。
いつの間にか、家に炬燵が出ている。
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