朝5時過ぎにはサワサワと話し声が聞こえてきます。6時から朝御飯の支度をはじめるのは2年生の女の子達です。6時半調理をちょっと休んで、ラジオ体操をします。7時過ぎからの朝食はソーセージにサラダに味噌汁にごはんです。
作業の手際も良かったので予定よりもずいぶん早く海にいけそうです。午前中はカニ獲りをするので、その仕掛けを作ります。紐におつまみのイカと石をつけて完成の単純なものです。
9時半仕掛けを持って歩いて浜へと向かいます。朝から曇り気味で少し肌寒さもあったのですが、浜に着いたころには太陽も顔を出し始め気温も上がってきます。カニ獲りは海水浴場の端の岩場でします。岩の隙間に餌をたらすと3センチから大きいもので5センチぐらいのカニが出てきます。餌をはさみで挟んだところで紐をゆっくりあげて網ですくい取ります。カニはかなりいるのですが、なかなか捕まえるのは難しいんです。体を海水につけて夢中になっているのは数人の子と子ども以上に熱中しているのぶきちと吉野さんです。粘りに粘って14匹のカニと、サカナ1匹を捕まえることが出来ました。
カニ獲りをしなかった大半の子達は、まだ暖まっていない海に入って遊んでいます。浮き輪で泳いだり、クラゲを捕まえたりしていました。
少し遊びすぎてしまい、気がついたら11:30です。慌ててキャンプ場に戻って昼食の準備をします。作るのはソーメンです。つけ汁を作ろうとメンツユを探すとどこにもありません。「しまったわすれた！買って来るは～！！」と慌ててお店に行きます。急いで帰ってくるとすでに麺は茹で上がって待ちわびています。つけ麺にする子、かけ麺にすることお好みで食べていました。
午後も海にいって海水浴です。海から真っ直ぐ温泉へと行く予定なのでバスに乗っていきます。午後になると空も晴れ渡り昨日以上の海日和です。吉野さんに浮き輪を引っ張られかなり沖にあるブイまで行った子もいます。海に流れる川に砂でダムを作ってあそんでいる子もいます。
午後3時、おやつにします。海の家に行ってカキ氷、フランクフルト、ラムネ、フライドポテトの中から好きな物を食べます。海の家で食べる物って何であんなに美味しいんでしょうね。子ども達も笑顔でほおばっていました。
おやつの後はいよいよ最後の海遊びです。16：00後ろ髪を引かれながらも海を後にして伊達温泉へ向かいます。裸になるとひやけの跡がくっきり見えてみんな真っ黒です。日焼けでヒリヒリする体から2日分の潮と汗と垢を落として湯船に浸かります。
キャンプ場への帰り道で食料の買出しを済ませます。夕食は野菜炒めで3.4.年生の男の子達が当番です。他の子たちは浜辺へキャンプファイヤー用の木を拾いに行きます。朝取ったカニは味噌汁のだしとして使います、磯の香がほんのりとして美味しかったですよ。
20時からキャンプファイヤーをします。火を囲んで座り一人ずつキャンプの思い出を語ります。楽しかったことや、大変だったことなどを話し合って2日間を振り返ります。話の後は手遊び『ホルディクク』と『アブラハムの子』で楽しんだのでした。その後打ち上げ花火と噴出花火を見てテントへ入ります。年長者テントも10時過ぎには話し声が消えて眠りについたようです。
