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九州のヒガンバナ index

2011-08-08 22:27:36 | 九州 ヒガンバナの旅

「花の旅」 総合目次 

 

九州のヒガンバナ index

 

 東京~ 

 1  車で九州のヒガンバナ (9月の大型連休に車で九州一周)

 

 熊本~

 2  人吉のバラ園 (駅前のバラ園は閉鎖されていました)

 3  棚田のヒガンバナ (人吉の山奥に咲くヒガンバナ)

 

 鹿児島~

 4  花の百名山 韓国岳 (韓国岳と生駒高原のコスモス)

 

 宮崎~

 5  皇子原公園 ヒガンバナの不思議 (ヒガンバナの増え方)

 6  宮崎でどうする (宮崎で目的地を悩みました)

 

 鹿児島~

 7  鹿児島 いい湯だな~ (鹿児島で風呂探し)

 8  開門岳とサツマイモ (朝日を受けて開聞岳輝く)

 

 熊本~

 9  熊本の植物園 (市動植物園、熊本大学薬用園、監物台樹木園)

10  菊池高原から阿蘇へ (菊池市から菊池高原を経て阿蘇外輪山)

11  阿蘇 満天の星の夢 (阿蘇草千里の眺望を楽しむ)

 

 大分~

12  竹田市で濁酒 (ホゴや馬刺しを肴にどぶろく「酒心」)

13  七ツ森古墳のヒガンバナ (林の中を真っ赤に染め上げる)

14  久住高原で花に包まれる (くじゅう花公園とヒゴタイ公園)

15  くじゅうの裾野で穏やかな (くじゅう連山の北側に咲く彼岸花)

16  大分、別府の植物園 (佐野植物公園、農林水産研究センター)

 

 長崎~

17  長崎は今日も雨だった (多良岳、長崎大学薬用園、石岳植物園)

 

 佐賀~

18  唐津の花 (田園風景とポンポコ村、ブーゲンの森)

19  江里山のヒガンバナ (小城市江里山集落の棚田を赤く染める)

 

 

 全ての「花の旅」 総合目次

 

東北のヒガンバナを訪ねて index

 

ヒガンバナの名所

 

ヒガンバナの観察

 

 

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江里山のヒガンバナ

2011-03-18 23:00:38 | 九州 ヒガンバナの旅

 唐津を出たのは14時ごろでした。

 

 今日は9月22日。

 

 明日23日のシルバーウイーク最終日は都市近郊の高速道路で大渋滞が予想されます。

 

 東名高速の御殿場、東京間は明日の連休最終日の午前中には抜けていたいものです。

 

 となると、今夜中にどうしても大阪周辺は抜けていなくてはなりません。

 

 残された時間は僅かでした。

 

 貴重な時間をどのように使おうかと考えましたが、とりあえず国道203号線を佐賀市方面、長崎自動車道へ向かうことにしました。

 

 長崎自動車道、多久IC付近に到着したのが15時少し前でした。

 

 計算ではまだ2、3時間程の余裕がありました。

 

 それではと、向かった先が佐賀県小城市の江里山集落でした。

 

 その村には日本の棚田百選に選ばれた棚田があり、その棚田に咲くヒガンバナが有名なのです。

 

 わざわざ訪ねた価値がありました。

 

 花のタイミングもドンピシャリでした。

 

 今回の旅で一番のヒガンバナが咲き広がっていたのです。

 

                   

                     

 

 残念だったのは人が多すぎて良いアングルが確保できなかったこと、そして満足するだけの時間を使えなかったことです。

 

  それでも「無理をして、見ておいて本当に良かった」と思わせる光景でした。

 

 さていよいよ、九州に別れを告げるべき時が来ました。

 

 佐賀大和ICから長崎自動車道へ入りました。

 

 しかし、気は急いではいても、金山SAに直結する、徐福の里薬用植物園とコスモス畑を確認することは忘れませんでした。

 

 また来るつもりではいても、「明日のことは分かりません」ので。

 

                     

 

 この後、福岡の手前で16kmの渋滞、中国自動車道と山陽自動車道の合流点で、真夜中なのが信じられないような大渋滞などを経験して、途中で仮眠を取りつつ、自宅に辿り付いたのは23日の昼近くだったでしょうか。

 

 終わってみれば、あっと言う間の「花の旅 九州のヒガンバナ」でした。

 

 今回、高速料金1000円という条件の下で、車を最大限に活用した旅のスキルを得ることができました。

 

 一日に1000km以上の連続運転も経験して、次へのアイデアも膨らみます。

 

 この経験を生かし、更なる「花の旅」を楽しみたいと考えています。

 

 筆者も人生の旅の終盤に差し掛かりました。

 

 残りの人生の旅路を悔いが残らないように楽しみたいものです。

 

 このブログでは引き続き、そのような「花の旅」にまつわる感動や失敗談などをご紹介させて頂く予定です。

 

 時々、お立ち寄り頂ければ幸いです。

 

 そして、最後までお読み頂きまして、本当に有難う御座いました。

  

 

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ヒガンバナの名所

 

ヒガンバナの観察

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唐津の花

2011-03-18 22:54:13 | 九州 ヒガンバナの旅

 佐世保の展海峰で雨に霞む九十九島の情緒を味わって、次にハウステンボスへ向かう予定だったのですが、ハウステンボスをパスすることにしました。

 

 既に11時を過ぎており、休暇の残り時間や今後のスケジュールを考えると時間がかなりタイトになっていたからです。

 

 ハウステンボス程の観光地であれば、また来る可能性もあるでしょう。

 

 国道202号線を唐津へ向かうことにしました。

 

 次なる目的地は「ポンポコ村」。

 

 一体どんな所なのでしょうか?

  

  佐世保から一時間程も走った頃、車の左手に赤いものが点在する光景が目に入りました。

 

 すぐにハンドルを切り、国道から村道らしき道へ車を進めます。

 

 標高2、3百メートルほどの低山の、なだらかな斜面に広がる田に、ヒガンバナが咲いていました。

 

 花の密度の高い場所が少なく、見栄えのする写真は撮れませんでしたが、清らかな小川の縁などに赤い花が彩りを添える、長閑で懐かしい田舎の風景が広がっていました。

 

 

                    

 

 きっと唐津辺りではヒガンバナは、わざわざ見に行くような花ではないのでしょうね。

 

 この場所以外でもあちらこちらで、野を彩る赤い花の姿を、目にすることができました。

 

 さて、目的のポンポコ村は唐津市の鏡山の中腹にありました。

 

 ベゴニアを育てる温室を中心としたフラワーガーデンですが、クワガタ虫や珍しい亀を飼育したり、晩秋には皇帝ダリアを周囲に咲かせたりで、経営する方の一生懸命を感じました。

 

 こんな時は、訳もなく応援したい気持ちになります。

 

                    

 

 ポンポコ村の経営者の方に教えてもらった、ブーゲンの森も尋ねてみました。

 

                  

 

 こちらは、すぐ近くで飲食店を経営する方が八年ほど前に開設したとのことで、他の場所に花が少なくなる11月、12月頃がブーゲンビリアの最盛期なのだそうです。

 

 休日に、福岡辺りからドライブがてらに車を走らせ、花を見て、唐津の新鮮な魚などを楽しめれば、冬の季節の暖かな想い出になるかもしれません。

 

 

 

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長崎は今日も雨だった

2011-03-18 22:49:53 | 九州 ヒガンバナの旅

  翌朝、車の中で目が覚めると、高原は雲に覆われていました。

 

 白木峰高原で朝を迎えた理由は、五家原岳のすぐ北に位置する多良岳(花の百名山)を朝日の中で写真に収めることです。

 

 雲が覆うこんな状態では、山容を見ることもできないだろうと落胆しながら、白木峰山頂までの道を車で登りきり、雨の中でものした写真がこれです。

 

 

 NHKが多良岳を花の百名山に選んだのは、この山にオオキツネノカミソリの大群生地があるからで、花の季節は7月下旬だそうです。

 

 致し方ありませんが、写真としては失敗です。

 

 しかし、この写真もその気になって見ると、妖艶な花の群落を包み隠す、意味ありげな山の雰囲気が出ていると思いませんか。

 

 結果オーライです。

 

 (いいですね~ そう考えるだけで何だか気分が楽しくなってきます。)

  

 山を下りて、諫早の市街を抜け、次に向かったのが長崎大学でした。

 

 長崎大学付属薬用植物園にはシーボルトが日本から持ち帰り、今でもオランダのライデン大学植物園で育てられる、ケヤキやフジなどが株分けされて、植栽されているはずです。

 

 

 

 残念ながら、植物園は月曜から金曜日までの公開で、今日は休日なので、中に入ることはできませんでした。

 

 それでも私は、植物園の看板を見ただけで大満足でした。

 

 自分が納得できればそれでOKなのです。

 

 長崎を後に、しとしと雨の降る中を、佐世保へ向かいました。

 

 次の目的地は石岳亜熱帯動植物園。

 

                 

 

 そして、展海峰に咲くコスモス。

 

 

 展海峰から望む九十九島の夕日は絶景だそうですが、雨に霞む九十九島は島影も定かではありませんでした。

 

 「ああああ~ 長崎は~ 今日も~ 雨だった ♪」のです。

 

 そしてコスモスも、「ああああ~ ちょっと~ 早かった ♪」のでした。

      

 

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大分、別府の植物園

2011-03-18 17:22:27 | 九州 ヒガンバナの旅

 くじゅう連山の裾野の棚田でヒガンバナの写真を撮って、大分市内へ向かいました。

 

 九州は何度か来ているのですが、大分県に足を運ぶのは数十年前の修学旅行以来です。

 

 高校の修学旅行で九州を一巡りしました。

 

 その時別府に寄っているはずですが、全く記憶に残っていません。

 

 その時以来の大分ですが、今回はホームページのコンテンツである植物園の内容を確認しようと考えていました。

 

 最初に佐野植物公園に向いました。

 

 市のごみ焼却場に作られた公園で、焼却場で出る熱を利用して立派な温室が設けられていました。

 

                    

 

 広々とした芝生の中に遊具などが設置され、幼児を連れた若い夫婦が楽しそうに寛いでいました。

 

 とても暖かくて、平和な光景です。

 

 

 佐野植物公園から別府へ廻り、大分県農林水産研究センターを訪問しました。

 

 しかし、既に公開時間の16時を過ぎており、温室と植物園の所在を確認することしかできませんでした。

 

                 

 

 今朝、竹田市を出発して、ほぼ予定通りに目的地を巡り、別府の植物園を確認することができましたが、長かった休日が残り少なくなってきています。

 

 先を急ぐことにしました。

 

 とは言っても、ここは湯の町。

 

 昨晩はお風呂に入れませんでしたので、折角ですから別府で日帰り温泉を探すことにしました。

 

 で、見つけたのが「わくわく温泉 かっぱの湯」、なんと24時間営業です。

 

 料金もリーズナブルな370円と、これまた結構な天然温泉でした。

 

 

 

 温泉でさっぱりと汗を流し、吉野家で腹ごしらえを済ませ、車にも給油して、別府ICから大分自動車道に入りました。

 

 途中朝倉ICから鳥栖JCTまでは渋滞に巻き込まれましたが、長崎自動車道の下り車線に入ると順調に距離を稼ぎ、21時頃、諫早ICで高速道路を降り、国道207号に入りました。

 

 国道を竹崎まで走れば、蟹料理の美味しい店があるはずです。

 

 竹田市の居酒屋で教わった「えのは」を食べさせる店も探したいところでしたが時間が遅過ぎました。

 

 更に、高速道路で佐賀県内を走る頃から雨が降り始め、今は結構な雨脚となっています。

 

 国道を走り、通過して行く街の商店は全て灯りを消していました。

 

 竹崎方面へ数キロも走ってから蟹料理の店は諦めて、国道を長崎方面へ戻ることにしました。

 

 ワイパーが雨を拭う音を伴奏としながら、五家原岳へ登る県道に入り、今夜の宿泊予定地、白木峰高原へと車を走らせました。

 

 誰も居ない白木峰高原の駐車場の片隅に愛車を停めると、雨降る夜の闇の中で長かった一日を振り返りながら、静かに車のエンジンを切りました。

 

 

 

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くじゅうの裾野で穏やかな

2011-03-18 17:16:28 | 九州 ヒガンバナの旅

 久住山 阿蘇のさかひをする谷の 外は襞さへ 無き裾野かな

                   与謝野 晶子

 

 

 国道442号線から、やまなみハイウエイに入りました。

 峠を越えてから振り返ると、久住の山が煙を上げています。

 

 

 何だかとっても気持ちが穏やかでした。

 

 久住山。

 この花の百名山は多くの人々を魅了するミヤマキリシマが有名です。

 

 「坊がつる讃歌」ではミヤマキリシマを次のように歌っています。

  みやまきりしま 咲き誇り
  山紅に 大船の
  峰を仰ぎて 山男
  花の情けを 知る者ぞ

 私もいつの日か、ミヤマキリシマが咲く季節にもう一度、この地を尋ねてみたいものだと思います。

 

 大分へ向けて走る途中でドライブインのような店に「くじゅう野の花の郷」の看板を見つけました。

 入場無料とあります。ちょっと覗いてみました。

 

                      

 

 今はほとんど見ることができないハナシノブを20万株ほど育てていると園内の説明にありました。

 

 今の季節、花の姿は見られませんでしたが、雰囲気の良い野草園だったので、帰宅してから早速ホームページでご紹介させて頂くことにしました。

 

 やまなみハイウエイから今度は庄内方面へ向かって、県道621号線に入りました。

 

 対向車が来たら退避場で待たないと、すれ違えない程の細い路が続きます。

 くじゅう連山の北側を回り込んで行きます。

 

 どれほど走ったでしょうか、民家が道路脇にちらほらと現れる頃、突然真赤なヒガンバナを咲かせた棚田が目に飛び込んできました。

 

                        

 

 道路に駐車させるスペースが無いので、田圃へ続く、草茂る農道へ頭から車を突っ込み、三脚とフィルムカメラを担いで撮影開始です。

 

 田圃の畦を傷めないように、花を傷つけないように注意して撮影しましたが、田の脇に流れる水の清らかさがとっても印象的でした。

 (ここでご覧頂いているのはデジカメの写真です)

 

 

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久住高原で花に包まれる

2011-03-18 16:54:32 | 九州 ヒガンバナの旅

 七ツ森古墳から再び竹田市街へ戻り、今度は国道442号線で久住高原に向かいました。

 

 走るにつれて少しずつ標高が上がっていきます。

 

 竹田市街から30分も走ったころ、目の前に久住連山の姿が大きく浮かび上がってきました。

 

 

 そして、程なく「くじゅう花公園」に到着します。

 

 

 ゲートをくぐると。

 

 目の前に真赤なサルビアのお花畑が広がっていました。

 

 なだらかな斜面の青い空の下に、見事な花の絨毯が敷き詰められています。

 

 お花畑を歩んで振り返ると、久住山を背にした花の配色が見事です。

 

 

 広い園内には、マリーゴールドやマツバボタンのお花畑も広がっています。

 

                     

 

 そしてケイトウのお花畑。

 

 満開の頃は見応えがあるだろうなと思わせる、広大なコスモス畑が季節を待っていました。

 

                       

 

 メルヘンな光景に包まれて、「くじゅう花公園」では予定時間を超過しての滞在となってしまいました。

 

 「くじゅう花公園」の次に訪問した場所が「ヒゴタイ公園」です。

 

 正直、ここはあまり期待はしていなかったのですが、

 

 

 入園ゲートを潜ると、まず最初に、鮮やかなクレオメのお花畑が出迎えてくれました。

 

 

 そしてまだ時期が早いのですが、ここでも可憐なコスモスが風に揺れています。

 

 写真には写っていませんが、肉眼では正面の雲の間に阿蘇山の頂を望むことが出来ました。

 

 

 

 園のなだらかな小道を下って行くと、既に盛りは過ぎたと思われるヒゴタイが秋のオミナエシと一緒に魅力的な姿を見せてくれました。

 

  筆者のHP「四季の花」で2008年にご紹介したヒゴタイ

 

 

 このヒゴタイ公園も、広々とした丘陵の爽やかな風の中に花が溢れ、花好きな方にはたまらない、絶好スポットの一つだと思います。

 

 

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七ツ森古墳のヒガンバナ

2011-03-18 16:49:33 | 九州 ヒガンバナの旅

 東京を出発してから今日で何日目なのでしょうか。

 

 充実の日々に、曜日感覚が薄れ始めてきましたが、竹田市の繁華街の中にある市営駐車場で朝を迎えました。

 

 濁酒の効果か、昨晩は十分に熟睡しました。

 

 朝日が車の窓から差し込み、今日も天気の良い一日になりそうです。

 

 駐車場から車を出して、昨晩走って来た国道57号線を阿蘇へ向かって10kmほど戻ると、国道沿いに七ツ森古墳を見付けました。

 

                    

 

 ヒガンバナが満開でした。

 

 既に沢山のカメラマン、カメラウーマンが訪ね来ていました。

 

 開花のタイミングもドンピシャです。

 

 ここのヒガンバナは花の密度が高く、見ごたえも十分です。

 

                     

                    

 

 こうして写真を見比べると、同じヒガンバナの花色が微妙に異なって見えることがお分かり頂けますでしょうか。

 

 ヒガンバナの色が咲いている場所で異なる訳ではなく、写真を撮る場所の光線の角度や光量が写真の花色に差を生じさせます。

 

 写真は光を写す行為で、屋外の光は太陽光線そのものです。

 

 本当に良い写真を撮ろうとすれば、今回みたいに行き当たりばったりの撮影ではなくて、狙った場所に何度も足を運び、狙った時間に太陽光線などを計算して撮影すべきなのですが、会社勤めの身では限度があります。

 

 それでも、まぐれで、たまには良い写真が撮れることもありますので、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ですね。

 

 

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竹田市で濁酒

2011-03-17 11:34:22 | 九州 ヒガンバナの旅

 阿蘇外輪山を北東へ抜ける国道57号線を走り、荒城の月で有名な竹田市に着いたのは20時近くだったでしょうか。

 

 竹田市内の鄙びた飲食街を車で一回りして、数件の居酒屋に目星を付け、風呂屋を探しました。

 

 駅の近くで「竹田温泉花水月」を見つけましたが、営業時間を確認すると21時までの営業でした。

 

 今までの経験から、地方都市では公共交通機関が終わる時間とともに、飲食店なども閉店することが多く、先に風呂へ入ると食事ができなくなる可能性があります。

 

 仕方がないので、風呂は諦めて、食事処を探すことにしました。

 

 飲食街には居酒屋、小料理屋、スナックなどが合わせて30軒程度並んでいます。

 

 先ほど目星を付けた飲食店の辺りに市営駐車場がありましたので、そこへ車を止めて、店の様子を覗きながら食事をする場所を探しました。

 

 こんな時、大人数の客で溢れる店に一人で入っても、手間を掛けて一品だけ別料理を作らせることになり、商売の邪魔になります。

 

 遠慮がちに酒を呑んでも美味くありません。

 

 そして選んだのが程程の雰囲気の居酒屋さん。

 

 カウンターに4人の家族連れだけで他に客はいませんでした。

 

 カウンターの端に座って先ずは、ビールのジョッキを頼みました。

 

 店の壁に張られた短冊から、見覚えのない料理名を探すと「川茸」が目に入りました。

 

 大将に「川茸って何?と聞くと。

 

 「福岡県辺りの、水の綺麗な川の石に生える海苔のようなもの」とのこと。

 

 「じゃあ、それひとつ」

 

 何はともかく、初めての場所に行ったらまず、見知らぬ名の料理を頼むのが私の流儀です。

 

 

 

 あっさりしていて、仄かな緑の香り。

 

 こんなものが出てきたら、ビールを飲み続けるのは野暮というもの。

 

 で、もう一度店内を見渡すと。

 

 「どぶろく 酒心」のポスターが見えました。

 

 指さして「それってあります?」と聞くと

 

 「癖がありますが、大丈夫ですか?」と大将

 

 「多分大丈夫」と答え、もう、すっかりいつものペースに嵌っていました。

 

 

 癖というほどのものではなくて、私にすれば普通のどぶろく、飲み口も悪くありません。

 

 その後、「ホゴ(かさご)のから揚げ」「馬刺し」などを注文して、夜は更けていきました。

 

 

 そうそう、最後に「お茶漬けない」と聞いたら

 

 「特性のイクラ丼があります」との返事。

 

 九州でイクラ丼、とは思いませんでしたが、お腹もすっかり満足致しました。

 

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阿蘇 満天の星の夢

2011-03-17 11:20:50 | 九州 ヒガンバナの旅

 大観峰からの眺望は、数年前に経験しているので、今回は大観峰へ登ることは省略し、阿蘇外輪山を内牧温泉方面へと下る国道212号線に入りました。

 

 目的地は「フラワーパーク花阿蘇美」です。

 

 前回の阿蘇の旅では立ち寄る暇がなかったので、今日こそはと言う訳です。

 

 ここは九州では最大級のイングリッシュローズガーデンで、温室でバラを栽培し、春の早い時期からバラを楽しむことができます。

 

 しかし、秋バラには時期が早すぎました。

 

                  

 

 施設の店員の方にお話を聞くと、温室でのランの展示は現在は中止してるそうです。

 

 ホームページの植物園ガイドの中で嘘をつかないためにも、こんな内容を確認して歩きます。

 

 次は、阿蘇駅近くの「ビラパークホテル植物園」。

 

 この植物園にはバラ園、椿園、ロックガーデンなどのコーナーがあり、規模は小さいながらも好感の持てる植物園でした。

 

 

 既に太陽は西の空を染め始めました。

 

 阿蘇山が花の百名山なので、日没前にピークを写真に収めようと仙酔峡道路を火口展望台へと向いました。

 

                         

                         

 

 山の斜面をススキが覆い、夕映えに染まる景色は、心に染みるものがあります。

 

 五月中旬にはミヤマキリシマが全山をピンク色に染めるそうです。

 

 仙酔峡道路の終点に着いた時、展望台へと続く道のゲートが閉まり始めました。

 

 致し方ありません、阿蘇山の写真は次の機会ということにしましょう。

 

 空には一番星が光り初めていました。

 

 この時ふと、阿蘇の草千里で星を眺めながら一晩を過ごしたいと思いました。

 

 我ながら何と素敵なアイデアでしょうか!

 

 そうなったらぐずぐずしてはいられません。

 

 急いで仙酔峡道路を市街へと戻り、夕食を確保することにしました。

 

 国道沿いのスーパーマーケットで幕の内弁当と冷たいビール、日本酒を手に入れ、満天の星を仰ぎながら、贅沢な夜を過ごそうといういう目論みです。

 

 しかし、夕闇せまるスーパーの弁当コーナーの前に立って呆然。

 

 何とショーケースはもぬけの殻。

 

 鮨セットが一つだけ残っていましたが、目の前で何処かのおじさんがヒョイと手に取って、後は本当にガランドウ。

 

 またしても、致し方ありません。

 

 地図とにらめっこしながら出した結論は、明日の目的地とする大分方面へ車を走らせ、適当な街で、風呂と食事を探すことにしました。

 

 竹田市に当りをつけて、夜の国道へと車を走らせ始めました。

 

 

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菊池高原から阿蘇へ

2011-03-17 11:12:12 | 九州 ヒガンバナの旅

 熊本市内を西へ抜け、農業公園を訪ねた後、国道387号線を北上し、菊池市に向かいました。

 

 菊池市を流れる菊池川、そして支流の河畔に、ヒガンバナの群落が見られるとの情報を事前に入手していたからです。

 

 しかし、平野部での開花にはタイミングが早すぎることが分っていましたので、ヒガンバナが菊池川を朱に染める光景に出会うのは無理だろうなと考えながら車を走らせました。

 

 それでも未練がましく、菊池川周辺を走ってはみましたが、想定した結果しか得られませんでした。

 

 花の姿に恋焦がれても、花に出会うことは、気持ちだけでは如何ともし難いことを、今までの経験から十分に認識しております。

 

 諦めずに、機を見て何度も訪ねる粘りは必要ですが、駄目な時はさっさと諦めることが肝心です。

 

 会えないことを嘆くよりも、早々に次のチャンスへ夢を託すことが、幸福な時間と人生をもたらしてくれることを、数多くの花から教えられました。

 

                

 

 菊池市から更に国道387号を西に向かって約30分。

 

 フラワーヒル菊池高原に到着しました。

 

 ここには九州で数少ないダリア園があります。

 

 ダリアはメキシコや中南米の高度500mから3000mの地域が原産地で、夏は涼しく日当たりの良い環境のようです。

 

 九州の菊池高原はダリアの生育に適しているのかもしれません。

 

                          

 

 菊池高原でダリアを楽しんで、広い園内を散策してから阿蘇スカイレインへ向かいました。

 

 阿蘇外輪山の稜線上に阿蘇スカイレインが伸びていました。

 

 下の写真では上手くお伝えできませんが、澄み渡る空に吸い込まれてしまいそうな、言葉では伝えきれぬ程の、快適なドライブが続きました。

 

                

                          

 

 阿蘇スカイレインの先に、阿蘇の火口全体を見晴らす大観峰が待っていました。

 

 ススキの穂を撫でる風に乗って、空にパラグライダーが3機、円を描いていました。

 

 

 

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熊本の植物園

2011-03-17 11:04:33 | 九州 ヒガンバナの旅

 鹿児島で朝日に輝く開門岳を目に焼き付けた後、指宿スカイラインで薩摩半島を縦断して九州道に入り、熊本を目指しました。

 

 当初の予定は、アーチ式水道橋で有名な、熊本県南東地域のヒガンバナ群落を訪ねる予定でしたが、平地ではヒガンバナが開花していないことが分ったので、予定を変更して熊本市内の植物園を目指しました。

 

 益城熊本空港ICで高速道路を降り、熊本市内に入りました。

 

 ほぼ12時を過ぎていました。

 

 熊本市街は市電がのんびりと走り、街並みに文化と歴史の厚みのようなものを感じます。

 

 

 この日もお昼はコッペパンとコーヒー牛乳で済ませました。

 

 昼食時間さえ勿体ない気分で、熊本市動植物園のゲートを潜ります。

 

 主目的は温室、ヒガンバナ、コスモス花壇でしたが。

 

 

 ヒガンバナはタイミングが早すぎました。

 

 当然のことにコスモスは花の気配すらありません。

 

 しかし温室で、珍しいサボテンの花などを撮影することが出来ました。

 

 秋の花のタイミングとは微妙にずれているようです。

 

  

 

 次に、熊本大学薬用植物園を目指しました。

 

                        

 

 薬学部を備えた大学には必ず薬用植物園があります。

 

 ただ、夫々の大学毎に、薬用植物園を市民に開放しているか、学生の教育だけに活用するかの運営方針は実に様々です。

 

 その違いは多分、携わる方々の熱意であろうと感じています。

 

 そして、この熊本大学の薬用植物園ですが、上の写真をご覧下さい。

 

 屋外に掲示した大きな黒板に、手書きの案内が、大振りな文字で記されていました。

 

 この植物園を実際に運営する方々の心意気が伝わります。

 

 熊本大学薬用植物園で数枚の写真を撮影し、熊本城内の監物台樹木園を訪ね、熊本市街を抜けて農業公園を訪ねました。

 

 筆者のホームページ「花を見る植物園・花公園」で紹介する為の内容確認が主目的です。

 

 すこしずつ、義務を果たしつつあることの安堵感と満足感を味わうことができました。

 

 汗を流し、一歩ずつ歩を進めながら、山頂に登りつめた時の達成感と同じ種類のものです。

 

                      

 

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開門岳とサツマイモ

2011-03-17 10:54:59 | 九州 ヒガンバナの旅

 東名高速道路の東京ICを出発してから三日目の朝を指宿の地で迎えました。

 

 空には雲ひとつなく、目の前に開聞岳が優美な姿を見せています。

 

 素敵な一日が始まりました。

 

 

 石碑に刻まれた文字をご覧下さい。

 

 この石碑は1705年に、前田利右衛門が「唐いも」を琉球から持ち帰り、薩摩の国へ広げ、その後「唐いも」が飢饉を救う作物として日本中にサツマイモの名で伝わっていった偉業を称え、建てられたものです。

 

 実は、ヒガンバナも、救荒作物として植栽されていた可能性があります。

 

 太平洋戦争末期には、ヒガンバナの澱粉を餅にして食料とした記録が残っているそうです。

 

 しかしヒガンバナはオヤコロシ、シビレバナといった異名を持つ有毒植物です。

 

 ヒガンバナを食すには、その毒を抜くために、相当長い時間をかけて水に晒すような手間と労力が必要だったのです。

 

 そんな危険を伴い、加工に多大な労力を要するヒガンバナなどと比べ、サツマイモはどんなに有難い作物だったのだろうと、この石碑を前にして、昔の人の喜びが痛いほどに分る気が致しました。

 

 サツマイモを称える石碑の後ろで、朝日の中、開聞岳が美しい姿で輝いていました。

 

 長崎鼻へと廻れば、美しい海岸線から望む開門岳もまた魅力的です。

 

 

                         

 

 更に、この付近にはJR最南端の「西大山駅」があり、そこから望む開門岳も一服の絵となります。

 

 

 そして、この素晴らしい環境に囲まれて門を開く「フラワーパークかごしま」へも、立ち寄らせて頂くことができました。

 

                       

 

 

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鹿児島 いい湯だな~

2011-03-17 10:49:48 | 九州 ヒガンバナの旅

 16時少し前に宮崎ICへ入って、鹿児島の仙嶽園前に着いたのが18時少し前でした。

 

 既に専用駐車場は閉鎖されていました。

 

 

 そして更に、もう一つ。

 

 ものはついでと、鹿児島熱帯植物園に向かいます。

 

 しかし、そこにはもうあの頃の植物園はありませんでした。

 

 

 6年前に来たときは、植物園の温室で熱帯スイレンの写真を撮ったりしたのですが、今は錆びた色に閉鎖された温室が空を仰ぎ、地下駐車場の入口に「かごしま熱帯植物園」の掲示板だけが残っていました。

 

 

 「帰宅したら、ホームページのリストから外さなくては」

 

 ちょっと寂しい現実でした。

 

                   

 

 何れにしても、本日の旅はこれにておしまい。

 

 さてさて、どうしようかな~。

 

 前回来たときは、鹿児島市内で黒豚の炭焼きが美味かったけど、明日のスケジュールを考えると、今日中に指宿まで行っておいたほうが良さそうです。

 

 腹も減ったし、風呂に入ってさっぱりしたい。

 

 で、とりあえず、偶然見付けた定食屋のひじき、鯖味噌煮、冷奴などで夕食を済ませ、風呂屋を探しました。

 

 指宿にも日帰温泉はあるでしょうが、ここから走ると20時を過ぎてしまい、営業時間に間に合わない可能性があります。

 

 今日は何としても風呂に入りたいので、鹿児島市内で何とかしなければ。

 

 まずは、ロードマップ上に見つけた鹿児島大学周辺を当たることにしました。

 

 大学周辺→学生居住→安アパート→銭湯 という推理です。 

 

 しかし丘の上に建つ鹿児島大学とその付属病院の周辺を走ってみても、小奇麗な住宅街が広がるばかりで、私がイメージした、銭湯の建つ下宿街のような情景は全く見当たりませんでした。

 

 そうですか。

 

 すぐ失敗に気付きました。

 

 「私の学生時代とは違って、今の学生は風呂が無いボロアパートなんかには住まないんだ!」

 

 (今、冷静に考えれば、アッタリマエですよネ!)

 

 苦笑いを浮かべて、すぐに作戦変更です。

 

 次は、郊外へと続く主要道路に沿う市街外れを20分ほど探すと、ありました。

 

 見付けた「いろはの湯」の入浴料は370円。

 

 19時半頃だったでしょうか、幼い子供を連れた家族の笑い声が、郊外の風呂に満ち溢れていました。

 

 そして、これがほんとにいいお風呂でした。最高です

 

 充実した、大満足の一日を暖かいお風呂で締めくくることができました。

 

 ホントに長生きしそうです。

 

 

 

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宮崎でどうする

2011-03-17 10:45:25 | 九州 ヒガンバナの旅

 「萩の茶屋」を後にして、今度は宮崎市内へと向かいました。

 

 宮崎には4、5年前に来ていますが、そのときは、私のホームページ「PAPYRUS 日本全国 花のガイド」にリストしている「青島亜熱帯植物園」と「フローランテ宮崎」に寄ることができませんでした。

 

 ガイドに名を挙げている以上は、この目で確認しておかねばなりません。

 

 そして、子供の国のバラ園なども気になります。

 

 まずは「フローランテ宮崎」へ向かいました。

 

 観光地らしい装いの園内ではサルビアやマリーゴールドなどが咲いていました。

 

 

 次が「こどもの国」

 

 園内のバラ園に秋バラはまだ咲いていませんでした。

 

 隣接する椿園では、椿の品種が名札を連ね、花の季節の到来を待っているかのように葉を輝かせていました。

 

                

 

 次は青島亜熱帯植物園です。

 

 入口で、あの方の笑顔に出会うことができました。

 

 植物園の温室ではトックリキワタの花が高い枝の先に咲いていました。

 

 

 今朝熊本のSAで目を覚まし、棚田のヒガンバナ、韓国岳、生駒高原、皇子原公園、萩の茶屋、そして宮崎市内の三つの施設を巡ってきましたが、給油の為に立ち寄った市内のガソリンスタンドで時計を見ると15時40分でした。

 

 何とも中途半端な時間ですので、どうしたものかな~と迷いました。

 

 選択肢は二つです。

 

1.宮崎を南下して佐多岬で夕日を見る

 

2.高速道路で鹿児島へ向かう

 

 今に始まったことではないのですが、岬の先端という場所は、いつも私は何か気にかかります。

 

 しかし、ロードマップを見ると、佐多岬は結構遠いのです。

 

 更によくよく見ると、宮崎から鹿児島へ行くよりも距離がありそうです。

 

 道路状況は不明ですし、この時間では日没までに岬へ着かないだろうし、明日以降のことを考えて、後ろ髪引かれる想いで、鹿児島に向かうことに致しました。

 

  後で調べて分ったことですが、これで正解でした。

 

 と言うのは、佐多岬の先端は展望公園になっていて、入場時間は夕方5時までなのです。

 

 頑張って行ってみても、ただただ悔しい思いをしただけだったことでしょう。

 

 

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