goo

北海道ヒマワリの旅 index

2011-08-08 21:35:43 | 北海道 ヒマワリの旅

「花の旅」 総合目次 


 北海道ヒマワリの旅 index

 

 1  2010 八戸ー苫小牧 (シルバーフェリーの旅

 2  2010 青と銀と茜 (太平洋で見る色彩

 3  2010 暑い! (十勝平野の猛暑)

 4  2010 釧路へ (ヒマワリ畑、ハルニレ、海

 5  2010 北海道親切人人口密度 (薬用植物センターの親切な人々) 

 6  2010 此処にもひまわり (智恵文のヒマワリ畑と笑顔

 7  2010 美瑛から富良野へ (美瑛、富良野のお花畑

 8  2010 富良野 森のパン屋さん (石窯パン屋「アイム」)

 9  2010 富良野 森と石窯 (「アイム」のこだわり

 10  2010 北竜町のヒマワリ (北竜町のヒマワリ畑、北海道医療大学薬園

 11  2010 今夜も旨い (苫小牧 「白頭山」の牛タン定食)

 

  

 ※ 全ての「花の旅」 総合目次

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 今夜も旨い

2011-07-11 22:49:07 | 北海道 ヒマワリの旅

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

 

 時間があれば百合が原公園にも寄ってみたかったのですが、結局は北海道医療大学薬園で時間切れとなってしまいました。

 

 富良野では楽しい時間を過ごし、森の石窯パン屋さんともお近づきになれました。

 

 北の町ではご無沙汰していたお医者さんのお元気な笑顔に癒されました。

 

 しかし、明朝に予約したフェリーが苫小牧から出航します。

 そろそろ潮時かと、帰宅モードへギアを入れはしましたが・・・

 

 実は、今居る当別町から苫小牧への途中に評判のバーベキュー屋さんがあるはずです。

 

 ちょっと遠回りですが、折角だから夕食はその店でと考えました。

 

 で、東千歳の店を探し当てて到着したのがほぼ18時半。

 この店では、絶品の鶏が炭火焼きで食べられるとの情報です。

 

 

 農家の庭先に、赤い屋根の牛舎みたいな建物がありました。

 どうやら、それが店舗のようです。

 

 

 車を停めるとき、庭にいた4~5人の人達が一斉に私の方を見ました。

 

 私は車から降りて、店舗に向かいながら、その方達に「お店はあちらですね?」と尋ねました。

 

 すると、「今日はもう終わりました」の返事が返ってきたのです。

 「えぇ・・・! 営業は何時までなんですか?」

 「六時までには入って頂きたいんですよ」

 「はぁ---、分かりました」

 

 しかし、ここで諦めるような私ではありません。

 次の手もちゃんと用意してありました。

 

 それは苫小牧の焼肉屋「白頭山」。

 ここの牛タン定食が絶品だという情報を入手していました。

 東千歳から車でほぼ1時間で到着です。

 

 

 しかし、店の外観で「失敗かな」と一瞬思いました。

 あまりにもありふれた、普通の食堂といった雰囲気なのです。

 

 しかし、もう別の選択肢はありません。 

 で、予定通りに牛タン定食を注文して出てきたのがこれです。

 これで1400円也。

 

 

 しかし、写真写りは良くありませんが、これが旨かった! 

 

 まずは当然のことに牛タンが美味。

 更に葱を浮かべたテールの塩味スープが絶妙でした。

 

 どれだけ美味いかというと、定食を終わった後で、この塩味をもう一度楽しみたくて、ミニ塩ラーメンを追加注文する程だったのです。

 

 

 このスープなら塩ラーメンも絶対に旨いだろうと考えた通り、大満足の一品でした。

 

 私は3年間、毎月のように仙台に出張を重ね、仙台の牛タンを食べてきましたが、その私の仙台仕込みの舌が保証します「ここは旨い」。

 

 と言うことで、今回のヒマワリの旅、最後はホッペタも落ちる、満面の笑顔で終了と致しました。

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 北竜町のヒマワリ

2011-07-11 22:23:50 | 北海道 ヒマワリの旅

 富良野で素敵なパン屋さんを発見し、美味しいホットドッグで昼食を摂ることができた私はすっかり満足して、次のヒマワリの町、北竜町を目指しました。

 

 富良野の市街を抜けて、国道38号を少し走ると道は空知川を渡り、左手には綺麗な湖が広がります。

  

 

 1999年に空知川を堰き止めた滝里ダムによって作られた滝里湖は、湖畔にキャンプサイトが整備され、緑の芝の絨毯が広がる、自然と調和したとても美しい湖です。

 

 周囲を緑に包まれた、こんな湖にカヌーを浮かべてマス釣りでもしたら、どれ程に楽しいことでしょうか。

 

 富良野は美しい山と花、そして森と湖に溢れ、ますます素敵な場所になってきたようです。

 

 国道38号を右折し、丸加高原の裾を抜けて石狩川を渡りました。

 

 国道275号に入り北上すると、左手に金色に輝くヒマワリ畑が出現しました。

 早速、路肩に車を止めてパチリ。

 

 

 このとき既に15時を過ぎていたでしょうか。

 

 光線の加減も程よい状態でした。

 この場所から更に10分ほど北上すると、やがて左手に「ヒマワリ観光センター」の標識が現れ、北竜町のヒマワリ畑に到着しました。

 

 

 北竜町のホームページによれば、このヒマワリ畑は平成元年頃から多くの町民ボランティアの努力で、維持発展させたことが分かります。

 

 同じ作物を、毎年同じ場所に作付けすると、必ず連作障害が発生しますが、北竜町ではそれを幾多の努力と工夫によって克服しているそうです。

 

 何でもそうですが、清いものを清いままに、美しいものを美しいままに維持することは、それを作り上げるのと同等以上の努力が必要なようです。

 

 北竜町のヒマワリを訪ねた後、今度は国道275を南下して北海道医療大学の薬園へと向かいました。

 

 私のホームページ、PAPYRUSの「植物園・花公園」に、この薬用植物園をリストしていますので、以前から一度は訪ねてみたいと考えていました。

 

 

 17時近いこともあってか、夏休みの植物園は人気もなく、幾つかの薬用植物が強い西日を浴びて息をひそめていました。

 

 薬園にはソバが白い花を咲かせていましたが、西日の中の茎の赤さがあまりにも見事だったので、私は車へ戻ると、フィルムカメラを持ち出し、真赤な茎の白いソバの花を写真に収めたました。

 

 次回はぜひ、春の花が溢れる季節にお邪魔したいものです。

 

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

 

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 富良野 森と石窯

2011-07-11 22:07:41 | 北海道 ヒマワリの旅

 富良野の森の奥に見つけた石窯のパン屋さん。

 何だか不思議です。

 というか、まがりなりにも大手企業で36年間も営業に携わった私の理解を完全に超えています。

 いったい何なのでしょう。

 

 もう一度外見を眺めますと、お店は結構立派な風格です。

 一階部分はコンクリートで作りで、左手半分が店舗になっていますが、そのスペースは「商い」を考えると、素人目にも小さく、目立ちません。

 そもそも、この場所が「商い」に向いているとは全く思えません。

  

 

 陳列している、左程多くない数のパンは売り切れるのでしょうか。

 

 

 しかし、石窯に関して全く知識のない私でも、森の中の場所であればこその利点はよく理解できます。

 それは薪です。

 確か石窯は木を燃やし、そのすぐ横で、燃える木の輻射熱で食材を焼く構造だったはずです。

 だとすると、薪の種類や状態がパンの味に影響を与えるのかもしれません。

 

 お店の横には大量の薪が積まれていました。

 

 

 石窯でしか出せないパンの味に拘り、石窯パンの究極を極め、良いものを作りたいという思いが強ければ、売上や利益を度外視してでも、この場所に窯を構えたことは納得できます。

 店主はきっと夢と理想を追い求めるタイプの方なのだと想像しました。

 お店の名は「アイム」ですが、これは「I'm 」のはずですから、きっと本当の店名は「I'm a dreamer」なのかもしれません。

 

 以上はあくまでも私の勝手な推論ですが、そう見当違いでもないような気が致します。

 

 本当は店主に直接、お話をお聞きするのが手っ取り早いのですが、ついつい聞きそびれてしまいました。

 

 ちなみに、石窯パン屋さんでお土産用に買って帰ったラスクを家人が食べての第一声は「エー! 美味しいねこれ、何処で買ってきたの」でした。

 

 

 森の香りが心地好くて、石窯のパン屋さんの周囲を散歩してみました。

 

 

 ふくよかな落葉松の森とその隙間にオオハンゴンソウが綺麗に花を咲かせていました。

 

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

 

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 富良野 森のパン屋さん

2011-07-11 21:59:42 | 北海道 ヒマワリの旅

 空腹を覚えて時計を見ると11時半です。

 

 実は、以前から一度、富良野でオムカレーを食べたいと思っていました。

 

 昔JR北海道の車内誌に紹介されていたオムカレーの記事が記憶の隅に引っかかっていて、時々うずくんです。

 

 早速、富良野駅の方角に車を走らせました。

 

 

 駅周辺は30年前と大きく変っていましたが、駅近くの「唯我独尊」はまだ健在でした。

 (後で分かったことですが、「唯我独尊」にもオムカレーがあるようです。)

 

 すぐ傍にカレー屋を見つけましたが、一方通行などに手間取って上手く駐車できませんでした。

 

 仕方なく、路地を廻って戻って来ようと思ったそのとき突然、「北時計」を思い出したのです。

 

 「北時計」とは「北の国から」に出てきた雰囲気の良い喫茶店です。

 

 街からは少々離れていますが、今度は「北時計」を目指すことにしました。

 位置はおぼろな記憶が頼りです。

 しかも、30年前とは大層な変わりようで、「タンネ小屋」というお気に入りのペンションも既に見当たりません。

 

 うろうろする内に偶然、道道御料線脇に「石窯パン・・」と書かれた小さな看板を目にしました。

 

 エー こんな所にパン屋!この道はたしか袋小路のはず。

 誰も来ないよこんな所。

 ウッソだろーと、気になったので様子を見に行くことにしました。

 

 

 ゆるい傾斜の砂利道を進みます。

 前方は森です。

 

 

 数百メートルも行くと「石窯パン アイム」と記されたちっちゃな看板が左を示しています。

 森の中に道が続いていました。

 

 

 ありました、石窯パン屋さん。

 店内にお客さんの姿。早速、中に入ってみました。

 

 

 店内は二つのテーブルと陳列ケース。

 その奥が石窯で、左手テーブルには3人のお客さん。

 私は右のテーブルに座り、「いらっしゃいませ」と声を掛けてくれたご婦人に、壁のホットドックの写真を指差し「これとアイスコーヒーをお願いします」とオーダーしました。

 

 程なくテーブルに運ばれてきたのがこれで、結構なボリュームです。

 

 

 森の石窯で、丁寧に焼き上げたピュアなスローフード。

 ソーセージとたっぷりのキャベツが入って、北海道の懐かしい味に久しぶりに再会できた思いがします。

 

 まー、所詮ホットドッグですから「メッチャクチャ旨い!」とまでは申しませんが、これだけピュアーでナチュラルなホットドック、「北の国から」の純くんの人柄みたいな味は、そんじょそこらではお目にかかれないと思います。

 

 富良野に行く機会がありましたら、場所は非常に分かり難いですが「アイム」を探す価値は大です。

 

 ※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

 

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 美瑛から富良野へ

2011-07-11 21:43:44 | 北海道 ヒマワリの旅

 さて、北海道もいよいよ最終日を迎えました。

 

 帰りのフェリーが明朝5時に苫小牧から出航します。

 少なくとも4時には手続きを済ませておく必要があるので、今日は苫小牧のフェリーターミナルで夜を過ごす予定です。

 

 ルートも色々考えたのですが最終日はやっぱり富良野でしょう。

 

 時間が余れば、札幌に廻って「百合が原公園」で花の写真を撮れるかも知れません。

 

 

 まず最初に訪問したのは美瑛の「ゼルブの丘」。

 旭川から国道237号で富良野へ抜ける途中にある、美瑛の町を見下ろす丘の上のフラワーパークです。

 

 

 ここでも、赤いサルビアなどと一緒にヒマワリが丘を飾っていました。

 

 残念ながらこの日は東の空に雲がかかり、十勝連峰を望むことが出来ませんでした。

 

 背景に青い山脈が写れば、もっと素敵な光景をご紹介できたはずです。

 

 国道237を走って、次は美馬牛峠の「かんのファーム」へ。

 ここも国道脇にあるので、素通りできない場所ですが、何時来ても花が咲いています。

 

 今日はクレオメとサルビアが丘を飾っていました。

 

 

 更に、美馬牛峠から東へ伸びる尾根道をたどり「色彩の丘」へ廻りました。

 

 

 到着して北の方角を見ると、丘陵を黄色く染めて、一面にヒマワリが咲いているではありませんか。

 

 今回の主目的はヒマワリなので「色彩の丘」へは入場せず、ヒマワリ畑の撮影ポイントを探しに、北側の丘へ車を走らせました。

 

 結論から申せば、車底を石でゴンゴンたたかれるような悪路を走り、足を泥だらけに悪戦苦闘しても、撮影ポイントを見つけ出すことはできませんでした。

 

  畑の所有者に「写真を撮りたいので畦道に入っても良いですか?」と許可を求めると「良いけど、遠くから見たほうが綺麗だよ」と諭され、結局その事実を確認するだけの結果となってしまいました。

 

 そうです、世の中そんなに甘くはありません。

 

 畏れ多くも、あの前田真三さんだって美瑛に居を構えて、シャッターチャンスを狙ったのですから。ちょこっと行って、結果をすぐに出せるようなもんやおまへん。

 

 という訳で、すんなり諦めて、次は「フラワーランドかみふらの」

 

 

 ここでも、青い空の下のヒマワリと赤いサルビアが見事でした。

 

 

 ウーン贅沢。

 

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

 

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 此処にもひまわり

2011-07-11 21:34:53 | 北海道 ヒマワリの旅

 薬用植物資源研究センターを後にして、次に向かったのが智恵文のヒマワリ畑です。

 

 ナビの指示のままに(そうなんです、半年程前にナビを付けました。しかも13万km超の走行車にです)名寄郊外を北へ向かいます。

 

 手塩川を渡って程なく走ると、突然右手にヒマワリ畑が現れました。

 

 道路の横に東雲峠の標識が見えます。

 

 

 ヒマワリ畑は周囲を電牧(鹿などから作物を守るために針金に電気を通した牧柵装置)で囲っています。

 

 丘の斜面に作られた畑は、この場所からは全貌を伺うことはできません。

 

 そうなんです、実はヒマワリは観光客に見せる目的のものではなくて、種子から油を取るための作物なんです。

 

 

 東雲峠を越えるとナビは左折するルートを案内しました。

 

 数百メートルも走ったでしょうか。

 左手にヒマワリ畑が広がっています。

 誰かが大きな脚立を立てて、その上で写真を撮っていました。

 

 空に浮かんだ雲が、いかにも夏っぽい雰囲気を醸しています。

 

 

 今居る場所は小高い丘の上ですが、斜面の下に黄色い絨毯が広がっていましたので、その方角へ砂利道を下って行きました。

 

 

 「ようこそ北海道瑞泉郷へ」の看板にMOA自然農法名寄農場と記されいます。

 

 帰宅してからネットで検索すると「MOA自然農法は、大気や土壌、水も汚染しない環境保全型農業 云々」とのこと、また「なよろ観光まちづくり協会」のページに沢山の種類のひまわりの花が紹介されていました。

 

 リンク禁止とありますので、ご興味のある方はご自身で検索されてみては如何でしょうか、なかなか興味深いですよ。

 

 

 次に西の方角へ車をはしらせますと、ありました!此処にもヒマワリ畑。

 

 この畑が、今回の旅行で出会えたヒマワリ畑で一番広いと思います。

 

 畑の横に建築用資材で作った簡易な展望台が設置されていて、三人のうら若き女性達がヒマワリ畑に向かって盛んにカメラのシャッターを押していました。

 

 路肩に札幌ナンバーの乗用車が停まっていましたので、これを見る為に遠路はるばる200km以上を走ってきたのですね。

 

 

 私はこの後、昔一緒に山登りをさせて頂いた、近くの町のお医者さんのお宅に伺って、今も変わらぬご夫婦のヒマワリのような笑顔に癒されて、この日のヒマワリの旅を終えたのでした。

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 北海道親切人人口密度

2011-07-11 21:18:01 | 北海道 ヒマワリの旅

 北海道のとてつもない暑さに調子を狂わせた私は、本来の趣旨をすっかり忘れ、釧路の居酒屋でしこたま酒を飲んだ話は横へ置いといて、

 

 次の日は釧路から、ゆっくりと森の中の道を北へ向かい、北見へ抜けました。

 

 北見ではフラワーパラダイスを覗き、留辺蕊のつるつる温泉というこれまた結構な温泉に浸り、酒を抜いて、暑さとアルコールに傷んだ体を癒し、翌日に旭川から名寄へと入りました。

 

 実は旭川には義理ある方々が大勢おられるので、素通りは憚られるのですが、(本当は帯広も同様で、素通りがバレルと面目ないのですが)そこはそれ、あれはあれで、諸行無常の響きを・・・ ムニャムニャ、ムニャムニャと ・・・・・

 

 

 名寄は何だか天候がちょっと?でした。

 

 最初の訪問地サンピラパークのヒマワリ畑で写真を撮っているときにポツリ・・・。

 

 写真の右手の不穏な雲がご覧頂けるでしょうか。

 

 それでも、ヒマワリの黄色はナチュラルで綺麗な色に写せました。

 花を見ているとホント、理屈抜きにホッとしますね。

 

 

 ところが、あに図らんや。

 次の訪問地の「薬用植物資源研究センター」なる所で三脚を構えて写真を撮っている最中にポツリと来たので、右手下の写真中央の木陰に逃げ込んで様子を伺っていると、ザッッバー! バッジャー! ゴッビョー! といったスコール並みの土砂降り状態。

 

 

 しかしですよ、園でなにやら作業をされていたご婦人が、私の窮状を察してわざわざに傘を届けに来てくれたのです!

 

 いやー北海道は親切な方が多い。

 ご親切人人口密度は北海道が絶対に上位に入ると確信します。

 

 

 空が暗くなるほどの雨でしたが、永くは続かないだろうと予測して、木の下でじっと我慢していたのですが、案の定20分ほどで雨は過ぎ去ってくれました。

 

 風も収まって、今度は絶好の撮影日和です。

 

 私はチョロギという、お正月の豆の煮物に添えられ、赤いタニシみたいな姿の、カリカリとした食感のあれ、を根茎とする植物の花の写真などを写し、十二分に満足して次の目的地へと向かいました。

 

 

 上の写真がチョロギの花です。

 中国原産のシソ科の植物で漢字で書くと「長老喜」。

 この字から縁起モノとされて、正月の御節料理に使われています。

 

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

 

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 釧路へ

2011-07-11 21:11:22 | 北海道 ヒマワリの旅

 紫竹ガーデンを後にして、十勝平野を東へ向って車を走らせました。

 フェリーで見た、テレビの天気予報で釧路の気温が一番低かったからです。

 

 まあ、安易な選択と言えば、その通りですが、これが一人旅の気軽さです。

 

 

 とうもろこし畑の向こうに日高山脈が見えます。

 道は丘陵地を上下しながらズーと一直線。

 いかにも北海道らしい光景が続きます。

 

 

 国道38号に出て暫く走ると、右手にヒマワリ畑が広がっていました。

 「とよころ物産直売所」のヒマワリ畑です。

 

 ヒマワリは太陽の花。

 今日みたいなピカピカの天気がとてもよく似合います。

 

 

 そして、豊頃といえばハルニレの木。

 十勝川河川敷の牧草地の中で、悠然とした姿を見せていました。

 

 

 

 ハルニレの姿を堪能してから道道1038号線に入り、昆布刈石の海岸に向かいました。

 

 

 何だかとても海が見たくなったので、少しでも早く海に出会えるルートを選択したのです。

 

 

 昆布刈石の海岸は心地好い風が流れ、空は青く、雲は白く、車の姿を殆ど見かけない道路は、ゆったりと東に向って伸びていました。

 

 

 直別で再び国道38号に合流し、渋滞のない道路をのんびりと釧路に向かいます。

 

 途中、白糠辺りの道の駅で、東の海の波の上に、釧路の街が蜃気楼のように浮かんでいました。

 

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 暑い!

2011-07-11 20:58:17 | 北海道 ヒマワリの旅

 北海道に上陸した翌朝、無料化実験中だった道東道を、東へ向って車を走らせました。

 とりあえずの目的地は帯広。

 

 40年ほどの昔、私は十勝平野の要都である帯広に住んでいましたが、その頃に何度も足を運んだ野草園がどうなっているか、今一度この目で確かめたかったのです。

 

 

 入り口に立ったとき、思わず「ぇ~」と声が出そうでした。

 

 私の記憶の野草園は、横をはしるバス道路から全体が見渡せ、高い樹木などは殆どなかったのです。

 

 ところが今、目の前の野草園は完全な森。

 

 時の流れを感じざるを得ません。

 すっかり浦島太郎状態でした。

 

  帯広野草園

 

 それにしても暑い!。

 クーラーを効かせて車を運転している時は分からなかったのですが、一歩外に出ると眩暈がしそうです。

 

 涼しいだろうと、わざわざ夏休みの旅行先を北海道に選んだのに、すっかり当てが外れました。

 

 この炎天下では三脚を立てて花の写真を撮る気にもなれません。

 

 それでも折角の帯広ですから、次は真鍋庭園へと足を伸ばしました。

 

    真鍋庭園入口

 

 ここは日本初のコニファーガーデンで、海外から移入した樹木などが展示されています。

 

 森の中に散策路が整備され、所々に池や水の流れが設けられていて、とても気持ちの良い所です。

 

 

 私は、心地よく空調の効いた喫茶室でアイスコーヒーを注文して、ゆったりとした時間を過ごさせて頂きました。

 

 

 真鍋庭園で涼んだ後、帯広の郊外に位置する紫竹ガーデンへ向いました。

 

 紫竹ガーデン園内

 

 後から聞いた話ですが、この日の十勝地方は東京よりも暑かったようです。

 

 紫竹ガーデンには花が溢れていましたが、あまりにも光が強すぎて花の写真撮影には条件が悪すぎました。

 

 更には、日射病になりそうな程に陽射しが強烈だったので、早々に退散することに致しました。

 

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 青と銀と茜

2011-07-11 20:17:14 | 北海道 ヒマワリの旅

 文字どおりの青い海と青い空が水平線の彼方まで広がり、果てない青のアンサンブルの中で航跡が過ぎ去る時の流れを示しています。

 

 果てのない青が、果てのない悠久の時を見ているような錯覚をもたらします。

 

  

 船が太平洋を渡って来たと言われれば、そうかもしれないと頷きそうな真昼の夢の中で、青い光に染めらながら、心の底から開放されてゆくのを感じていました。

 

 「ベガ」は順調に航行を続け、陽は傾きを増してきました。

 

 水平線の彼方にうっすらと見えるのは日本です。 ぁ!ちょっと大げさ。

 

 

 

 多分、下北半島の一部と思われます。

 位置からすると尻屋崎辺りかもしれません。

 

 

 私は相変わらずデッキの上で、カメラ片手に映像探しを楽しんでいました。

 

 

 

 例えば、同じ航跡でも、海面の比率を大きく撮ると、まるで青い丘から滑り降りて来たように感じられます。

 

 

  

 デッキの格子の影がボレロのリズムを奏でていました。

 影を目で追えば、「タン、タタタ、タン、タン、タン、タン」と響くメロディーが耳の奥で聞こえてきます。

 

 

 光が強い時には気づかなかった、船室の大きなガラス窓に被写体を見付けました。

 

 

 船の横に生じる白い波紋も、手摺と一緒に写しこむと、私の好きなサム・フランシスの抽象画に負けない(!?)画像が得られます。(彼の絵のタッチとは似ていませんが)

 

 

 出発時から気になっていた、あのデッキに備え付けられたライトが、陽も暮れる前に点灯しました。

 (だまし絵です。西に傾いた太陽の位置がピッタリ)

 

 

 やがて海と空は神秘的な銀の世界に変わり始めます。

 

 

 そして渡島半島を左舷に望む頃に、空が染まり始めました。

 

 

                    

 

 夕日の放つ光が、東の空を茜色に染めて、今静かに夜の静寂(しじま)の時を迎えようとしています。

 

 

 おや、デッキで誰かが夕陽を見送りながら佇んでいます。

 足短いな~。 

 

 

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

 

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

2010 八戸ー苫小牧

2011-07-11 19:38:09 | 北海道 ヒマワリの旅

 八戸ー苫小牧航路のシルバーフェリーは2011年7月11日運行が再開されました。

 

 以下のブログは2010年8月に八戸から苫小牧へ渡り、ヒマワリを眺め歩いた旅の記録です。

 

 あの日のヒマワリのように、被災地の方々が一日も早く、満面の笑顔で明日を迎えられるように、心からお祈り申し上げます。

 

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です.

 

 

 八戸13:00発のシルバーフェリー「ベガ」が苫小牧に向かって、青い太平洋に出航しました。

 苫小牧着は22:00。9時間の船旅の始まりです。 

 天気快晴。風もなく、波もご覧の通り、絶好の航海日和です。 

 

 

 

 フェリーは両舷に真赤な煙突を持ちますが、その煙突の赤が、白い雲が浮かんだ青い空に良く似合います。

 フェリーにはお風呂もあって、出航後1時間は入浴できますが、海がこんなに青くて綺麗な日に、船内に居るのは勿体無いので、私はデッキに立って海を眺めていました。

 

 

                           

 

  フェリーは鏡のような青い海原を、滑るように進んで行きます。

 

 

 デッキには様々な人がいましたが、どうやら姉妹らしい、可愛い二人の女の子達が海を眺めています。

 船の航行速度そのままにスカートが風になびきます。

 

 

 私は船旅が久しぶりなこともあって、カメラ片手にフォルムを探して、船内をあちこちと歩き廻りました。

 

 

                           

 

 空も波も、見ていて飽きることはありません。

 ゆったりとした時の流れの中で、目にするもの全てに反応する自分を感じます。

 

 

                           

 

 フェリーは「淀む」などと言う言葉を忘れさせるかのように航行を続け、左舷に併走する船を追い越します。

 

 

 右舷に、漁場からの帰港途中と思われる漁船がすれ違い、瞬く間に視野から遠ざかっていきました。

 

 

※ 他の記事へは 北海道ヒマワリの旅 index をご利用頂くと便利です。

    他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )