Malang Indonesia ~今度は杜の都へ

仙台暮らし、還暦すぎの単身赴任の日本語教員の日々を綴ります

似て非なるもの

2011-10-17 | Life in China 2009-2012
ここ、外国人教員住宅には当然、外国人だけが住んでいる。
我が15階の隣人たちは愉快な英語教師たち。
イギリス人、アメリカ人、アルゼンチン国籍のフロリダ出身の人....
とにかく英語ばかり飛び交っていて、ちょっと中国ではないような空間。
だって、誰も中国語は喋れないからね。

同僚と言えばそうだけど、業務内容は日本語教師と英語教師で
全く違うセクションだから、オフィスで顔を合わせることもなく
家飲み、外飲み、アフターファイブだけの楽しいお付き合い。

ワシントンDC出身のウィルとフィラデルフィアから来たランディは中でも日本びいき。
日本食が大好きで、ランディは去年3か月、日本で遊んできた思い出を
いつも皆に自慢していて....

ある日の会話から

ランディ「上海に入ったら日本食レストランが山ほどあったぜ」
みんな(羨ましげに)「何食べたの?」
ランディ「ココスカレーと吉野家、スゲー美味しいんだから」
ウィル「おお、知ってる知ってる、あそこの日本食最高だよなあ」
ランディ「ハイチュウ飲んだことある?」
私「????ハイチュウって?」
ウィル「ハイチュウ、中々いけるよな。グレープフルーツ味とか」

ハイチュウ、酎ハイ
ううん、確かに聴くと似ているけど....


写真は Wil(ウィル)@屋台の炒飯屋さんにて

辛亥革命100周年

2011-10-08 | Life in China 2009-2012
2011年10月10日は、辛亥革命から100周年の記念日だそうで、
10月1日の国慶節(中華人民共和国成立記念日)に続き
田舎町鎮江でも祝賀ムードでした。
新聞も1面に孫文の写真と、胡錦濤さんのスピーチを掲載し、
100年の歴史の特番が別刷で発行され
なぜか夜の10時に大学のグラウンドでも大きな花火があがっていました。

10月10日、体育の日@日本、しか知らなかった私には
またまた、新しい発見でした。

写真は国慶節休暇中の北京、天安門です

江蘇大学

2011-09-22 | Life in China 2009-2012




中国語の簡体字で書くと「江苏大学」。
江蘇省鎮江の中心地から車で20分ほどの郊外にあります。
とにかく広い。
キャンパスの端から端までは3㎞以上。
一つの路線でバス停が3つもあります。
学生数は学部生だけで4万人以上、+大学院の研究性も同じキャンパス。
ほぼ全員がキャンパス内の寮で生活をしているので、一つの街のようです。

授業が終わると人があふれ出て来て、歩行者天国のよう。


キャンパス内の移動には自転車が必須で、どこへ行っても自転車の洪水。



生活に必要なものは殆どキャンパス内で揃い



勿論、銀行も複数あり(ATMだけでなく支店)、郵便局も
  

学生によると総合グラウンドが3つ、学食は全部で15、スーパーは8箇所
他にもスポーツ具店、本屋、汽車や長距離バスの切符売り場......
とにかく何でもあります。

先日はキャンパス内の靴の修理屋さんで、サンダルの踵を修理してもらい6元なりでした。

   

私が住んでいるのは、西の端にある海外交流アパートの15階。



学生の居住区からは離れているので、閑静で窓からの眺めも最高なのですが



校舎までは歩いて30分、自転車でも10分以上。
冬の通勤は辛そうだなあ....





鬼節

2010-08-24 | Life in China 2009-2012
今日は旧暦7月15日、中国では「鬼節」という日に当たります。
この日はあの世への扉が開いて鬼がやってくるそうで、
祖先を敬うために紙でできたお金を燃やしたりするそうです。

夜も12時前には帰宅しないと、鬼に悪さをされてしまうと言われているみたいです。

酷暑のベイルンですが、夜は少しずつ過ごしやすくなってきています。
皆さんもお体大切に


木蓮豆腐

2010-06-28 | Life in China 2009-2012
最近気に入っているデザートを紹介します。
「木蓮豆腐」という紹興の名産品です。
豆腐という名前ですが、ゼリーです。
紹興に遊びに行った時、街角の屋台で1元で売っていて
口に流し込んだ時にほんのり香るミントのような香りと清涼感に魅了されました。
ミントではなく木蓮の香りなのかも知れませんね。

口の中でとろけるようなゼリーが、
スーッとする薄い味のシロップに入っていて
ストローでさらっと飲むことができます。

近所のスーパの豆腐売り場で見つけてしまいました。
2丁で2元(約30円)。
冷蔵庫に常備している初夏の寧波です。



中国の物価なら大人買いも

2010-06-24 | Life in China 2009-2012
寧波の夏は恐ろしく暑いらしい。
40度を超えることもあるが、40度以上になると
学校や会社は休まなければならないので
政府発表は40度以上になることは絶対にないそうですが。

ということで来るべき猛暑を乗り切るべく
涼しげな洋服を買わなければと思っていたところ
掘り出し物を見つけました。

キャンパスのメインストリートには色々な小売店が並び
学生が実習として運営しているので、
出勤途中にウインドーショッピングをするのを日課にしていますが...

夏物は化繊が多く買うのをためらっていたのですが
あった、あった....
ローンのような柔らかい薄手のコットンのチュニックが。
値札を見ると69元(約1000円)

英語も喋る女学生に「どうぞ、試着してください」と勧められ
まずは白い方を....
う~ん!!色合いはとてもいいけど透けるなあ...
「そっちの緑のも着てもいい?」
色がビビッドすぎるなあ....
案の定「白い方が似合ってますよ。」

doushiyou.....


「先生だから2割引きします」
「え....っ!? じゃあいくらになるの?」
「50元です」
じゃあ、2着とも買うわ」

2着で100元(約1500円)
思わず大人買いをしてしまった雨の午後でした。
ラーメン1杯6元からするとかなり高い買い物だったかな...





中国式蚊帳

2010-06-21 | Life in China 2009-2012
私の住んでいるアパートはとても蚊が多い。
目の前には小さな川があるし、キャンパスも以前は沼地だったそうで
1階の私の部屋は人の出入りとともに、蚊も侵入してきます。

近所のスーパーには5月ごろから蚊帳(かや)が陳列してあり
昨年は散々蚊に悩まされたことを思い出し、迷わず購入しました。
蚊帳といっても昔懐かしい、麻製の緑のものではなく
パステルカラーのお姫様風の天蓋式蚊帳です。

ドームテントの要領でベッドの上に組み立て、中にベッドパットとシーツを敷いて
さて、今夜からはプリンセス気分で眠ることにします。

日本にもこんな蚊帳はありますか?


中国での献血

2010-05-16 | Life in China 2009-2012
学院には毎月第1金曜日に献血バスがやってきます。
献血の日には学食の前に長い列ができ、赤十字の学生ボランティアが
事務作業を手伝っています。



こんなバス


日本では献血が趣味で、通算40回以上献血をしてきましたので
ここでも血液を提供することにしました。
身分証明書(パスポート)を提示し、問診票に基本情報と健康状態を記述
献血直前は鶏肉、豚肉、卵は食べてはいけないと書いてありました。

血液検査は薬指の先に針を刺し、血液を絞り出してを採取。


試験薬がついている紙で血液型を調べます。


並んでいる学生は初体験らしく怖々前の人の様子を眺めながら


血液検査が終了すると20分はそのままで待たねばならず、

その後順番に献血バスへ。

バスの中では日本のようにベッドはなく、座ったまま看護婦さんが腕に太い針をズブッと


採取量は自己申請で200ml、300ml、400mlがあり、
男性は400ml、女性はたいてい300mlを献血します。


採取にかかる時間は5分-10分。
こんな献血手帳を貰いました。


献血者の家族に輸血が必要な場合は無料受けられるという特典があるそうです。
バスの中では献血終了後に貧血で倒れる女学生もいてちょっと心配でしたが
ビスケットとパックの牛乳、日傘のプレゼントをもらい無事に終了。
成分ではなく全血献血なので、半年に1度しか出来ないのですが、
次もまた頑張ろうっと!!



ベイルン歯科事情

2010-03-12 | Life in China 2009-2012

街を歩いていると病院や歯科医院広告がやたらに目につきます。
中国の歯科技術はかなりのものだと聞いて
金曜日の午前中、近所の歯科へ歯石を取りに行ってきました。 http://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0c/3d/d3a96f2143aa2db73a5bf1eae3a29352_s.jpg

赴任時にビザの取得のために健康診断で病院に行ったり
献血バスでの献血はしたことがありますが
歯医者さんへ行くのは初めてでドキドキ。
中国語が堪能な2階の韓国人のサニーに付き添ってもらいました。

「すいているから予約はいらないわよ」とサニー。
9時30分ごろに行くと待合室には若いカップルの二人だけ。
受付で住所、電話番号、名前と年齢を書き
待ち時間なしですぐに診察室に案内され
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/f5/fcfcdb1717f835a23a4b76bb3959ed06.jpg
「30分ぐらいで終わるそうだから、私は買い物でもしてくるわね」と
サニーは町に消えていきました。

ピンクの白衣の歯科衛生士のお嬢さんが
機械でスケーリングを始めるのは日本と同じですが、
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ad/c4dec8ec234abcc84997b4168a0d6528.jpg
その後白い粉を機械ににセッティングし水とその粉が機械の先から噴射し
まるで車を洗うように歯に吹きかけ、
顔中水浸しになりながら歯の1本1本を洗い流され
最後にヨードチンキのようなものを歯茎に塗って終了。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/eb/6659c622d2b14bbda24a99487818dcf2.jpg

料金は183元(約2700円)。
もちろん、保険は一切なし。

30分ぐらいは飲食はしないでくださいね。
それから3日間は熱すぎる物や冷たすぎりものは避けてね。
と言われて無事終了。

なんともお気楽な歯医者通いでした。



 


エコキャップ ecocap

2010-02-15 | Life in China 2009-2012

ペットボトルのキャップを集めリサイクル事業者に買い取ってもらい
売却益をワクチン購入費用として寄付する運動が
エコキャップ運動です。
2005年7月に神奈川総合産業高校と大東文化大学で始まりました。

2008年に横浜市関内に本部を置くNPO法人「ECOCAP推進協会」として
内閣府より認可を受け、2009年までに18,603.920円 ポリオワクチン930195人分の
寄付を推進してきました。
http://ecocap007.com/katudo.html

我が寧波職業技術学院でも昨年秋からペットボトルのキャップ集めを推進し
この度、横浜にあるecocap推進協会にお届けすることができ
推進協会のホームページに「中国でもエコキャップ 寧波職業技術学院の取り組み
として取り上げていただきました。

キャップ400個を焼却処分すると3150gのCO2が発生しますが
リサイクルすれば10円になり、20円でポリオワクチン一人分が購入できます。
つまり、800個を分別して寄付すれば一人分の命が救えることになります。

燃やせばゴミ
分ければ資源で命を救えるこの運動。
小さな一歩だけど中国の環境のため
世界の子どものために続けていきたいですね。

エコキャップ推進協会のトップページのトピックスに学院のニュースが
都道府県別回収実績の最後のページに学院の名前と寄付の実績が
掲載されました。