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日曜日の午後、寧波インターナショナル卓球大会がありました。
といっても、メンバーはご近所さんたち。
2階に住む韓国人ご一家、
キム(金)さん一家、ご夫婦ともに1960年生まれ、
長男23歳、ハワイコナの医学部へ進学予定、
長女20歳、現在地元の大学でビジネスを専攻、10月の編入試験で韓国の大学へ行きたい
3階に住むジェームズさん、学院の韓国語教師、お嬢さん春ちゃん5歳
会場はAIAN(寧波インターナショナルスクール)の隣にある、高級集合住宅地のジム。
ゲートをくぐると、プール、ジム、そして林立するマンションが立ち並ぶ、学院の隣地。
台湾人の若いご夫妻が白い中国製の車でお迎えに来てくださり、
2階の受付でエントリー。
ジムにはヨガスタジオ、マシーンジム、ビリヤード、そして沢山の卓球台。
(やっぱり国技は卓球なんだろうか?)
ドイツ人の若いご夫婦が小さなお嬢さんたちを連れて合流し、
西洋対アジア、
若者対アラフィフ、
女性同士はヨガマットでお喋り、
卓球大会のはずがいつの間にか、ビリヤードになり
わたしは決勝戦のプレゼンテーターを仰せつかりました。
アディダスの上下を着て張り切っていたのですが、
お陰さまでゆっくりと観戦させていただきました。
優勝商品は日本のペットボトルに
おまけでついてきた黄色いニューバランスのスニーカーのフィギア。
大の男たちが真剣にダブルスを戦い、さて、優勝は誰だったのだろうか?
小雨振る中、白い車で教員住宅まで帰宅し、
シャワー時間を30分だけ頂いて、
2階の金さん宅で韓国チキンお粥を囲んだ夕餉に招待されました。
金さんの長女グレースが教えてくれた、「ばかやろ、ゲーム」
(新入生のための数遊び、日本のナンバーコールに似ています)で会が盛り上がり
9時に自室に失礼した夜でした。
なんともパワフル、なんとも多言語、なんとも面白い、大笑いした日曜日が終了しました。
私の頭はとても固いので、自分以外の人の意見を聞けなくなってしまうときがあります。と思えば、自分がなくなって回りに迎合することもありまして、時々自分がわからなくなり、やや疲れ気味の私です。
そんな私も最近になってなるべく読書に勤しむようになった件は以前にも書いたとおりです。以前読んでいた城山三郎からちょっと様変わりして、灰谷健次郎の「天の瞳」を読んでいます。私のような者でも、本の中に書かれているたった一行の言葉から教えられる事があります。特にノウハウや答一発検索みたいな本があふれる中で、小説は幾つもの選択肢を提示して考えることを許される上に、正解というものを押し付けようとしません。それに疑似体験できますしね。
疲れている為か逃避なのかわかりませんが、今は小説の中に入り込みたい・・・そんな気分です。秋が近いからかなあ・・・昔のオフコースが聴きたくなってきました。
灰谷健次郎は子供を話題にした著書が多い作家ですか?教員になる前に進められて読んだ記憶があり、彼が何かのことでペンを折ったときき、発禁になると勘違いして数冊買い込んだまま、読まずに自宅の書棚にあります
。出来れば、心を打った1行を教えてくださいませ。
ハイパーラクティブな時期にさしかかっている私は今はスポンテニアスにひたすら書いて、描いて、背中も掻きながら書きまくっています。
明日、内村鑑三の読書案内をアップしますので、よかったら読み味わって読後感をお聞かせください。
1984年に頂いた本、今でも持っていますか?
本をすぐに誰かに上げてしまう私は、あのときのものはもうなく、何回か古本屋さんで買いました。