『多治見市モザイクタイルミュージアム』はモザイクタイルをモチーフにしたミュージアムです。
1300年を超える歴史の美濃焼がある多治見市周辺には、陶器メーカーがタイルを作り始めたという歴史があり、笠原町は全国一のモザイクタイルの生産地です。
ムーミン谷、はたまたジブリを連想してしまう建物は、世界的に有名な建築家・藤森照信氏の設計・デザインです。
タイルの原料となる粘土の採土場がモチーフになっており、屋根の上の松は粘土を採掘した山の上に生えている松をイメージしたものだそうだ。
藤森照信氏のおとぎの国の世界感やほっこり感が堪らず私も大ファン。
ここを訪れた2ヶ月後にはラ コリーナ近江八幡の「草屋根」を見に行ったほどです。
ミュージアムの入り口に続く前庭の小道を進むと窪みにあるメルヘンチックな不思議な入り口。
ドアノブもありません。
はて、どうやって開けるの?と思ったら自動ドアでした(ノ≧ڡ≦)
扉の中に入ると受付をして観覧料を支払います。
受付を済ませ薄暗い階段で最上階の4階へ上ります。
上に行くにしたがって狭くなる階段は、遠近法で長く見えます。
土壁のような壁と天井、最上階から差し込む光は登り窯や洞穴をイメージして作らています。
4階の中に入ると床も壁も天井も全部真っ白いタイルの空間が現れます。
そこにはモザイクタイル画の壁面や銭湯の絵タイルなど様々な昭和時代のタイル画。
そしてベンチもテーブルもタイル。
ベンチに腰掛けてタイル画を見上げるステキなひと時。
見応えがあります。
浴槽や流し台も展示してます。
昭和レトロな浴槽を見て実家のお風呂を思い出しました。
実家の浴槽はグリーンと白の丸いタイルが基調で、子供ながらステキだなぁって思っていた記憶があります。
その後、経年劣化で水漏れしたためリフォームしました。
バスタブはタイルではありませんが、オシャレな輸入タイルの壁とレンガタイルの床の浴室に生まれ変わりました。
昭和レトロから洋風に様変わりはしましたが、やっぱりタイルの浴室は私の大好きな場所でした。
今更ながらですが、どちらも写真に残しておけばよかったなあって思いました。
奥には青空へと続く吹き抜けがあり、藤森照信氏のアイディアで作らという「タイル・カーテン」が陽の光に輝いて美しいかったです✨
丸いタイルの曲線が美しい足元の小窓。
思わず曲線を撫でている自分にハッとしました。
私ってタイルフェチ?
3階では多治見のモザイクタイルの製造工程や歴史、コレクションを展示しています。
タイルでデザインされたオシャレな銭湯。
今でも全然通用しそうです。
先日訪れた昭和初期に建てられた諏訪の片倉館の千人風呂もタイルや彫刻、ステンドグラスが堪らなくステキでした。
1階は体験工房とショップになっています。
タイルを使った小物を作る体験工房(有料)は現在予約制になっています。
皆さん、とても楽しそうに作ってました。
私が熱くなったのはタイルの詰め放題(550円税込)。
溢れそうになりながらたっぷり詰めてきました。
めちゃくちゃ楽しかったです⸜( ´ ꒳ ` )⸝♡︎
このタイルを使って何を作ろうか妄想するのも楽しいです♪
ショップの前には全面タイルで覆われた車がありました。
タイヤのホイルまでびっしりタイル!!
もちろん動きません(ノ≧ڡ≦)
建物もステキだし、展示物もとても見応えがあるステキな美術館でした。
展示物が変わるそうなので、また是非見に行きたいなって思っています。
多治見市モザイクタイルミュージアム
岐阜県多治見市笠原町2082-5
https://www.mosaictile-museum.jp/
TEL : 0572-43-5101
時間 : 9:00~17:00
休業 : 月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始
入館料 : 310円
備考 :体験工房、無料駐車場有り
アクセス : 多治見ICから約25分、土岐南多治見ICから約15分
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