カラカラだった大地にささやかだけど 恵みの雨
随分とあたたかくなって、しとしと雨の降る街はとっても気持ちいい
傘をさすほどでもないので ルンルン気分で歩いていると
目の前の信用金庫の駐車場で救急車が止まった
今日は日曜日で信用金庫はお休み
周囲は静かで交通事故が起こった様子もなく、患者らしき人も見あたらず
ブルーの服にマスクの救急隊の人達が救急車から降りて
あちこち 患者らしき人を探して走り回っている
ものすごい速さで、かなりな距離を走り回っている
こんな光景見たことがない ?????
雪だるまも注意してあたりを見回してみた 不思議だ 患者はどこ?
周囲の人達も一緒になって周りを見回している
まさか誤報イタズラ!!!う~ん ふと見ると、向いの歩道で女性がだらっとしてすわりこんでいる
もしかしたら あの人じゃないの と周囲の人が救急隊の人に手招きして
やっと救急隊の人が駆けつけると、 女性はふらっと立ち上がって青白い顔でニコッと笑った
え~!!!大丈夫そうみたいなのは良いけれど
痩せた若い女性、多分、きっとあれは、ただの貧血
救急車を呼んだらしき連れの男性は、側でただ黙って立っていただけなので
ぜんぜんわからなくて、一見休日にカップルが川辺でデートいうかんじだった
呼んだのなら、周りに協力を求めるとか、責任を持って救急車を誘導するとか
こんなことに費やしている時間に もし一刻を争う患者さんがいたらと思うと・・・
確かに一緒にいた誰かが 急に具合が悪くなったら焦るだろうけれど
救急車を呼ぶその前に、 冷静になって 本当に必要なのか
雪だるまの住む街でも、救急車をタクシー代わりに使っている人や
ペットが具合が悪いとかで呼んだりかなり深刻な問題で、有料化も検討している様子
救急車一台出動に 5万円近くかかるだそうだ
有料化されるとなると、それはそれでまた色々問題が生じてくる
救急車を呼ぶことについて考えさせられた ある日曜の午後の出来事だった