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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

醤油に見た、情報ボランティアの方向性。

 被災地での商業者の底力が凄いですね。今朝は醤油醸造の方が被災で何もかもなくなって作れないのでとうとう現在売られている醤油で一番自分の醤油に近い味のものを奨めながら会社の復興を目指している話がありました。

 いちいち市販の醤油を味見するシーンではかなり辛辣に聞こえるほど厳しく選びます。あれぐらいはっきりと言ってもらえると確かにその方が作る醤油は欲しくなると感じました。砂糖を使っているだけで舌が拒絶し、甘みの違いを明確に言い切る姿は存在感があります。見ようによってはまさに身の程知らずと言われてもおかしくないほどの現実の我が身です。

 しかし、寿司屋など一軒一軒回りながら今の現状と将来の復興を約束しながら営業して回る姿も説得力があります。日頃からそういう姿勢で作り販売しているので相手の店も共に泣いてくれるのでしょう。昨日も別の番組で商業者の根性を見せてもらいましたが地上波のこのような発信は大いに励みになるのですが次につなげるための継続的な発信はやはり自分たちで作っていかないとなりません。番組を作るためではなくていい醤油会社を創るために番組を作り続ける生活者がいると「いい醤油」と「いい番組」が絡まって「いい情報」になっていきます。情報ボランティアの基本は生活密着で情報支援が必要です。役割はいっぱいあります。


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