以前はほぼ毎日のように田舎と都市、大都市と地方都市、海と山、離島と中山間地などを行ったり来たりしていたのですが今は東峰村での生活を軸に都市や東日本や熊本等を回っているので世の中の感じ方が変わってきています。
生きて来たキャリアや年齢もあるでしょうが基本はどこにいても楽しく生きていけることは大きいですね。よく芸術家が、例えば作家や彫刻家、画家・・、が「作品は出来上がってしまえば一人歩きする」ということや、「出来てしまえばその作品に関心はない」などと言いますがよくわかります。わたしの言葉で言えば「番組はオマケ」、「番組づくりのプロセスがまちづくり」と言ってることです。東京の夜にこんなことを考えているのは今月末に先日いただいたある賞の受賞祝賀会を開いていただくことになってこの17年間を3分でどうお伝えするか?を考えていたからです。
振り返れば実によく全国を歩きました。オマケの番組も山ほど作り、まちづくりがいろんなところで形が見えて来ました。この17年間は毎日が「24時間戦えますか?」の世界に似たものではありましたが実際は「戦ってる」のではなく「生きてる」って感じでやれて来ました。一人で生きてないことは身体で、そして生命で十二分にわかります。そしてこのわたしの現実をどのようにお伝えするか?・・・自分で課しているのは3分です。
凄く面白くて眠くもなりませんがどうしても「テレビ60歳」がちらちらして来ます。明日は朝一番で北上川の流れを見ます。筑前から江戸へ来て陸奥の国へ。阿弖流為とテレビがこの春はNHKで実現していました。熊襲とテレビは20年前にわたし自身が制作しました。古代とテレビ、日本の歴史とテレビ、3分は難しいけれど最高の創造活動になりそうです。