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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

「郷」の「音」が「響」く映像編集/北の国から(6)

 久しぶりにかなり本格的な住民ディレクターの編集講座をやりました。編集ソフトの立ち上げや操作のことは前提でここでは「何を伝えるのか?」をどう編集するかをお伝えします。わたしの編集は全カットに全部理由があります。そのカットを選ぶ理由、その長さである理由、その順番にならざるを得ない理由です。これについては通常のプロの編集とは違います。人の温かさ、風土の香り、意志の伝達力、チームワークのスムーズな進行などに焦点を絞っています。

 村づくり、町興し、大きな意味での地域振興を深化させるための番組づくりが根底にあっての編集です。それをひとつひとつの撮影カットで実際にその視点がいかに表現されるかをお伝えします。特に大事なのは「音」です。

 おしゃべりの声、鳥や虫の音(ね)、風音、子どもの声、豆腐屋さんのラッパなど「郷」の「音」はそのまま「響」きになります。その響きが表情になり、映像と音が一体と成った映像編集です。この講座はやっと15年経って本格的に開催できそうだということが昨日はっきりわかりました。


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