一昨日「テレビのチカラ」というタイトルでNHKが長い番組をやっていました。糸井重里さんや日テレの電波少年をプロデュースした土屋さん、またネットジャーナリストの方やNHK解説委員の方等がスタジオに参集した視聴者?の皆さんやスタジオにいない視聴者のみなさんのアンケートをとりながら話をすすめていました。
全体的にNHKがこういうことをやるようになったことに関しては非常に興味深く見ました。テレビ60年の企画で2/1はNHKTV開局の日だったんですね。そして日テレの土屋さんが出たのはきっと8月に日テレが開局して民放の最初だったからでしょう。昔の番組がいっぱい出て懐かしかったし面白かったんですが「見るテレビ」の視点の中での可能性、未来を探る番組だったのでちょっとわたしには消化不良でした。
60年経ってそろそろ国民がテレビを使う視点が入ってきてもいいのでは?と感じます。まだまだその発想はマスメディアとしてのテレビには現実と乖離しているのでしょうか。ネット動画の方も出られていて刺激的な話しはされてましたがやはり「見る」視点だったと感じました。議論の中では全体の動きを共有するテレビのチカラの話は出ていました。が、それを補完するようにネットの存在が語られていましたがマスのテレビもネットテレビも「使う」視点で考えるともっとダイナミックな未来が拓かれると考えます。キー局(今のところは東京のテレビ局)とローカルテレビの違いやケーブルテレビ、ネットテレビなどの役割はそれぞれ違いますがキーワードは「見るテレビ」から「行動するテレビ」でしょう。
@写真はとうほうTVの村民スタッフが東日本被災地支援を全国に30元中継した時の東峰テレビ局。