楽しい住民ディレクター合宿が一応昨夜終わりました。4日間を振り返るとあまりにも多くのことがあってやはりその時その瞬間に伝える以外に良き方法はないと痛感します。
民放時代に地域活性化支援番組「花咲か一座の豪快TV」をプロデュースしていた頃に感じていたその感覚がかなり深いところの記憶まで蘇りました。人間生きてることは瞬間瞬間の即興なので結局過ぎた日の記憶を文字にしたり写真にしてもその瞬間の気持ちは再現されませんのでやはりその時が旬です。今回の合宿はそこをどうしていくかを課題とした合宿でもあったのですがまだまだハードルの高さを痛感したことがひとつ。
ただその課題を一人でも共有する環境ができたことが最終的には大きな収穫です。このことについては追ってまた詳しく報告することになりますが今回の合宿を共同企画した東京杉並区の住民ディレクター高橋明子さんがその一人です。住民ディレクターはあらゆるメディアを駆使して「課題を発見し、知らせて、一緒に解決する」活動をやっています。そのメディアの中でが何故テレビ手法に重きを置くかというと全体像を見せてくれるメディアだからです。
ただそのことを可能にするのは一人一人の視点が明確でなおかつ全体で行われていることが見える状況が必要です。多くのテレビドキュメンタリーは一人の主役をつくりますが住民ディレクターは一人一人が主役の伝え方です。しかも全体が見える。なので地上波が極めてきたドキュメンタリー手法では表現できません。
そういう意味で今回一日遅れで来ていただいて一日遅れで帰られたテレビCM業界の大先輩、原徹郎さんの参加が全く新しい可能性を開いてくださったのです。住民ディレクター合宿の「後出し日記」は長くなりそうなのでできるだけ本日一気に書きたいと考えますがテーマごとに書き分けます。と、いうか書き終えてからテーマごとに仕分けするとおもいます。
@写真は村の呑み屋さんでたまたま一緒になった地元農家の方の話に聴き入っている原さん。