その時あなたは?
昨年の「軍師官兵衛」から常に問い続けられていると感じるこの言葉。「花燃ゆ」追走番組では初回よりずっと松陰先生から突きつけられていますね。第14回「さらば青春」では遂に安政の大獄がはじまり、松陰先生は老中暗殺を計画しますが、その時、文のおにぎりを食しながら勉強してきた塾生は突然、本当に命をかける時を迎えました。
老中暗殺の血判書に署名を迫られますが、その時わたしは?そしてあなたは?家族は?あなたの彼女は?・・・、その中で江戸から帰った吉田稔麿は迷います、悩みます。そしてついに・・・。ドラマなので一方の松陰先生は再び野山獄に連行されるその時に稔麿の自宅に会いに行きますが、門前払いのように追い返されます。
文はこの計画を塾で密かに聞いてしまい家族に密告?!しました。さて、あなたは松陰か?文か?稔麿か?・・・、昨年の官兵衛では常に相手を殺す側にいて「その時あなたは?」を問い続けられました。そこで調略、話し合いでなんとか命を奪わずに切り抜けていく官兵衛の軍師としての能力にある種、救われつつも「最終ランナー家康」と戦いの世を終わらせていくのでした。その大河を追走する1年でした。
今回は次々と殺られていく立場で追走です。しんどいですが常に当事者としてフィクションにも関わることで現在の自分が磨かれます。松陰先生の思想、実践がその後の平和を築きますが、最近、大刀洗平和記念館にて特攻で亡くなっていったり、空襲で亡くなった子どもたちのことをあらためて深く接し、またまた戦後70年の今と深くつながってきました。
それは次に別途書きますが、今日の「花燃ゆ」追走は「その時あなたは?松下村塾閉鎖」です。
*放送はとうほうTVホームページから