長野市のボランティアの層の厚さはそのままボランティアセンターの層の厚さです。松代、中条の2つの地域で住民ディレクター講座をやりましたがそれを支えてくれたのは長野市ボランティアセンターの皆さんです。そこから松代、中条それぞれのスタッフとの連携が非常にうまくなされました。
源はボランティアセンター(通称ボラセン)の阿部さんです。4年前に長野市で開催された県と長野大学の住民ディレクター講座にお母さんボランティアとして参加されすっかり何かを感じとられたようでした。翌年から阿部さんがボラセンで独自に企画、プロデュースして毎年呼んでくれています。今回はわたしは通算4回目となった長野でボラセン、松代TV局、中条とそれぞれにスタッフが配置され4日間連続での充実した講座を開催されました。
その総合プロデューサー役の阿部さんは次に住民ディレクターの発想で制作された映像祭を企画しています。大学、高校との連携で行う二日間の映像祭で二日目が住民ディレクターの本番です。ケーブルテレビやインターネットテレビ局も視野に入れているとおもいますがまずは熊本県山江村方式の、「集まってみんなで見る」劇場型のテレビ局を目指しているようです。
住民ディレクター発祥の地熊本県山江村はメディアは何もなかったうえに15年前で見通しは全く立たない時代でした。しかし民放や村からはるか100km離れた熊本市のケーブルテレビでは常に放送されていました。地元でしっかり見ることが課題でした。そこで温泉センターや公民館でビデオを流し村民に見てもらうところから活動をスタートしました。
長野市はメディアはどうにでも出来る今の時代に山江方式を取り入れて新しい映画テレビ局?を創ろうとしているようにみえます。
@写真:右列前から3番目が阿部さん