大きな手応えがあった東日本訪問でした。盛岡市、奥州市江差、住田町、釜石市などを3日間で回わりました。ケーブルテレビ局、災害FM、住民ディレクターグループ、制作会社などの皆さんとご一緒しましたがどこに行っても「なるほど!!もうこうなってるんだなー」って感じを受けました。
「住民ディレクター」という発想はわたしが平成8年に提唱し、18年間全国を歩き回ってネットワークを創ってきました。昨年のNHK大河ドラマ追走番組「官兵衛で國創り」で一挙に全国50地域がつながりました。そして今日釜石市で災害FMの皆さんの現場の話を伺っていると一つ一つの事例はまさに「住民ディレクター」でした。以前にお会いしたことがある方も何名かはいましたがほとんどの方とは初対面です。でもすでにそれぞれのFMで住民ディレクターをやっておられます。
益々大きな確信を得ました。これらまだ見ぬ住民ディレクター現場が一つの大きなネットワークに連なった時、それぞれが住んでる地域だけでなく他地域にも影響を及ぼすような住民メディアネットワークとして共に歩めるということです。そしてその入り口が実は昨年「官兵衛で國創り」で口火を切った全国が共通のテーマで繋がる可能性の開拓でした。そして今年、「花燃ゆ」追走もすでに続けていますが、「地方創生」をテーマにあらゆるテーマで地域の活性化を共に考え、実践する全国ネットワーク生放送を4月からスタートすることこそ、これらの動きの回答になります。この3日間に出会った皆さんからガッツリとそのことを確信しました。
初日にお会いしたケーブルテレビ「えさしわいわいネット」は消防署跡にできてスタッフは元ホテルマンばかりで始めたという一風変わったプロフィールをお持ちで、東峰テレビが診療所跡にわたしが下宿し、そのままテレビ局になったオリジナルストーリー?といろんな面で似ています。社長さんも営業マンでホテルマン、イベンターだった方でNHKにぶら下がるのも大変うまい方で共通点が本当に多かったので今後の連携が楽しみです。
住民ディレクターネットワークは北海道から沖縄までを実線でひくことを目指していますが、まずは東日本から九州までが射程に入ってきました。今年は阿弖流為(あてるい)と熊襲(くまそ)の國の南北交流が大きく動き出す予感がします。