いつもいつもここに戻ります。19の春、西へ向かった頃の決心、大学を余分に行って出てからしばらくプー太郎までして決めたこと、テレビ局を辞めてはじめたこと。
ずっとスタート時には多くの人の助けを借りてはじめられました。今もそうですがやはりスタート時に応援してくれた方々のことは月日と共に忘れがちです。いつの間にか一人でやってきたように勘違いして傲慢になっていきます。そういうときは目標がずれてるからです。初心にあった気持ちを忘れています。
六本木ヒルズで岩手県住田町の役場職員の皆さんが昼食もとらずに走り回っておられたのですが、被災者の方々や自分以上に走り回っている人がいるので昼食なんか食べなくても先にやることをやる、とさらりと話されていました。わたしもいつもその気持ちをもっていますが謙虚さや無心ということでは改めて「東日本の心」を感じました。九州は今のところ落ち着いていますが「支援」というより学ばせていただくというほうが正確かも知れません。
人吉市の本田節さんは遠野市から帰ってきてお金やモノではなくて「心のケア」という事が大事だなあとつくづく感じたと話していました。生き方が変わるほどの経験をしてきたとも。彼女は常にゼロスタートをしている人です。初心を大事にしている人を多く友にもつと学び合えるので有り難いです。