二女が結婚し昨日博多で式をとり行いました。他人と一緒になることからはじまる人と人の縁や家族、仕事の付き合い、友人関係など実にいろんなことが見えるものです。が、一番見えたことは娘と自分の関係、お互いの「存在」についてです。
わたしの場合いつも出歩いていて娘たちが小さい頃も自宅にいる時間は非常に少なかったのです。なので仕事上の関係者はほぼ全員わたしが家族から疎遠だと信じ込んでいました。しかし娘達とは幼い頃から今に至るまで圧倒的に親密で仲がいいのです。そのことを娘は素直に父母への手紙として語っていました。
「自分が仕事をしはじめて父が忙しい中どれだけ時間を割いて一緒に遊んでくれていたかがよくわかった」、と。娘の記憶では「よく」遊んでもらった、となっています。わたしもそうです、「よく」遊んだ。何事もそうですが何かをしている時は徹底して集中するのでわたしも娘も「よく」遊んだのです。
娘達と遊ぶことでわたしは人間の閃きや豊かな発想力を随分学んだのです。テレビのあり方を考えるきっかけも娘達です。いつもながら特に何も準備もせずにふらっと行った結婚式ですが式を通じて娘の「存在」から自分自身の「存在」、ご縁があったみなさんの「存在」を感じる良き日でありました。