グーグル・シニアプロダクトマネージャーの及川さんが仙台で7日に3/11以降最大の余震に巡り合わせてネットが役立たない現状をしっかりとブログに書かれていた。
東京と仙台の違いを実体験し克明に書かれている。ネットは確かに情報をとるのには便利になったがそれは東京の話で地方で被災したら今どこへ行けばいいのか?、今、どうなっているのか?という現地情報が欲しくてもどこからも入らない。ましてTwitterの情報にはそういうものは期待できない。携帯は電源切れでアウトになる。テレビは見れない。ワンセグの見れる携帯は持ってなかったなどかなり具体的にご自分の状況を書かれているので手に取るようにわかりました。
わたしがずっと実現化に向け動いているのはまさにこの及川さんが実体験された地域での被災時に情報をどう受け取り、又発信するか。そのときのインフラは?アプリは?そして最も大事なその情報を駆使することができる人は誰れ?リーダーは?・・・ということです。答えが住民ディレクターであって、ネットにのっかる便利な情報を現地のじいさんやばあさん、ITの苦手な奥さん方にどう伝えるか?です。ネットのデジタル情報をアナログに変換して現地の人々のところに身体を運んで具体的に動いてくれる人が最も重宝で必要な人です。
避難所に誘導してくれて食事や毛布のありか、安全地帯の確保をサポートしてくれる人。この人達にいかにうまく情報リレーができるようにチームを組むか、そのリーダーが住民ディレクターの発想です。ここで何度も書いている東峰村の伯夫さんのような人を各地にいっぱい増やすことが最大の防災対策のひとつになると確信しています。今やっていることはこれのみと言っても過言ではありません。
付け加えればこの及川さんの経験談を知ったのはTwitterでした!この連携を生かす人達がITの消防士のような役割を果たすと考えます。