岩手県住田町に健ちゃんがいます。3.11直後まず自分の畑の作物を毎日被災地に届けていました。そのうち自分の畑で間に合わない程届けたい人達が増えると賛同してくれる人の畑へトラックで取りに行き、被災地まで運んでいました。次に被災地に仮設商店街ができると皆さんから頼まれてそこに店を出すことになりました。
住田役場の横澤さんと「東日本の今」30元中継を実現した時に被災地の健ちゃんの店へも取材に行きました。その健ちゃんが今回、住田町で夜に開催した住民ディレクター実践講座にわざわざ来てくれました。聞くところによると毎日睡眠時間は3時間もない程働いています。次の日も朝の1時半には起きて市場に向かうとのことでしたが呑まずに食事に付き合ってくれて今後の住田のこと、被災地支援のこと、健ちゃんの事業のことなどを語り合いました。
横澤さんは役場で黙々とこういう人達を支えるまちづくり推進課の職員です。今回の3日間の実践講座では多くの住田町民に番組づくりがまちづくりになっていくプロセスを味わってもらえたと感じます。そのまちづくり番組もあっという間にいっぱい出来ました。
みなさんの番組がもっともっとしっかりとまちづくりに繋がっていくように横澤さんや町民のリーダーの方々をサポート、プロデュースすることがわたしの仕事ですので次々と「健ちゃん」や「横澤さん」を探し出し輪を広げていきます。