住民ディレクターによる地元からの表現、情報発信は山江村からスタートした平成8年の初期から「地域コミュニテイづくり」であり、全国、世界への発信と連携を目指していましたので、本来は今、様々な業界で言うところの「ハイパーローカル(メディア)」と認識しています。山江村では平成10年頃にはすでに全国ネット中継をして、全国の出身者、ファン、応援団、ビジネスとして関心ある企業などと結んでネット中継交流をしていました。昔の言い方では「グローカルメディア」です。ただし、マスコミとは違って「地元の地域の小ちゃな事象から全国、世界に通じる知恵がある」ことをごく普通の目立たない住民の暮らしから発見、発掘、発信することを継続して来ました。
その小ちゃな事象を起こしている元には大自然のど真ん中で野生的に働き、遊ぶ田舎の住民たちの逞しい人間活動があります。比較的都市部に生まれ育った私はこの田舎の人たちにこそ生きる知恵、逞しい身体、生活哲学があると発見し(民放テレビの番組制作活動中に)、この人たちにこそメディア(テレビ)を使ってもらうべきと考えました。ところが、テレビ局の中にそのように考える人が皆無であり、そのような動きを作るには自分で営業し、制作費を稼ぎ、プロデュース全てをしないといけない現実がありました。そこで、もっと有効な動きを創るために退職し、「住民ディレクター育成」と「独自メディアプロデュース」を二つの柱に起業しました。
スマホの(ようなものの)登場は平成8年頃から予感していました。そこで、約15-20年後にスマホのようなものが普通になった頃に住民ディレクターがたくさんいる地域から真の地域おこしが実現するとの構想のもとに現在に至ります。現在は東峰村が本丸ですが、山江村もやはりじわじわと実力を発揮して来ました。この二つの村からもう一度全国、世界へ今でいう「ハイパーローカル」のゆるやかな連携ができることが地域の活性化、住民主体の個性化列島、住民同士の仲間意識による世界の安定に貢献すると考えます。
この難局にこれまで力を発揮してきたシニアも引退とか自害(物騒な話になっていますが成田悠輔さんの叱咤激励と理解すれば)、逆にもっと生き生きと生きる「良かじぃじ」(第4回の「ふらっと九州☆東峰村”をご覧ください。)として活躍する時代にあると感じています。「全国唯一の本格的地域おこし番組」はこのような理念から昨年11月にスタートしました。そして、来年度も持続する予定ですが、東峰村の皆さんや議会、行政がどのように捉えられるか?まな板の鯉の身であります。^^
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