UNE BELLE COURSE 2022年 フランス
監督、脚本 クリスチャン・カリオン
脚本 シリル・ジェリー
出演 ダニー・ブーン リーヌ・ルノー アリス・イザーズ ジェレミー・ラウールト グウェンドリーヌ・アモン ジュリー・デラルム トム・アルダン アドリエル・ルール ほか
タクシーに乗ってパリを横断しながら人生を回顧するヒューマンドラマ。歳を重ねた者にしかない落ち着きが全編を通してありよかった。情のある人間が昔はいたがこの先はどうなるのか少し案じられる。
UNE BELLE COURSE 2022年 フランス
監督、脚本 クリスチャン・カリオン
脚本 シリル・ジェリー
出演 ダニー・ブーン リーヌ・ルノー アリス・イザーズ ジェレミー・ラウールト グウェンドリーヌ・アモン ジュリー・デラルム トム・アルダン アドリエル・ルール ほか
タクシーに乗ってパリを横断しながら人生を回顧するヒューマンドラマ。歳を重ねた者にしかない落ち着きが全編を通してありよかった。情のある人間が昔はいたがこの先はどうなるのか少し案じられる。
2022年 日本
監督 石川慶
原作 平野啓一郎
脚本 向井康介
出演 妻夫木聡 窪田正孝 安藤サクラ 清野菜名 眞島秀和 小藪千豊 山口美也子 きたろう カトウシンスケ 河合優実 でんでん 仲野太賀 真木よう子 柄本明 ほか
依頼人の夫は過去を捨てたい男だった。テーマも作りもオーソドックスな作品だった。過去は嫌でもついてくるわけで捨てることはできないのだった。まあまあかな。窪田正孝が好演している。
THE HUNGER 1983年 イギリス
監督 トニー・スコット
原作 ホイットリー・ストリーバー
脚本 ジェームズ・コスティガン アイヴァン・デイヴィス マイケル・トーマス
出演 カトリーヌ・ドヌーヴ デヴィッド・ボウイ スーザン・サランドン クリフ・デ・ヤング ベス・エーラーズ ダン・ヘダヤ バウハウス ほか
カルトムービーという感じの吸血鬼の話。説明台詞がないのがよかった。人の生き血を吸って永らえるわけで人の命が軽い映画でもあった。ドヌーヴとサランドンが脱いでいるのには驚いた。
Good Morning, Vietnam 1987年 アメリカ
監督 バリー・レヴィンソン
脚本 ミッチー・マーコウィッツ
出演 ロビン・ウィリアムズ フォレスト・ウィテカー ブルーノ・カービー ロバート・ウール J・T・ウォルシュ ノーブル・ウィリンガム リチャード・エドソン チンタラー・スカパット ほか
米軍ベトナム放送のDJが真実を言えない。ロビン・ウィリアムズが機関銃のようにしゃべるのだがジョークがわからないのが残念だった。かなり下ネタも多い。話は次第にマジになっていき面白くなった。ロビン・ウィリアムズの真面目な芝居は説得力がある。
JAKOB THE LIAR 1999年 アメリカ
監督、脚本 ピーター・カソヴィッツ
脚本 ディディエ・ドゥコワン ダリル・ポニクサン カート・リュードック
出演 ロビン・ウィリアムズ ハンナ・テイラー・ゴードン ボブ・バラバン マイケル・ジェッター マーク・マーゴリス リーブ・シュレイバー マチュー・カソヴィッツ アラン・アーキン アーミン・ミューラー=スタール ほか
結果はよかったが過程はつまらない。主人公はゲットーの希望のために噓をつく。リアルな映画ではないのでかなり無理を通される。コミカルなシーンはすべってばかりだ。けれども役者が真面目になるとよかった。なんだかちぐはぐな作品。
JOKER: FOLIE A DEUX 2024年 アメリカ <劇場>
監督、脚本 トッド・フィリップス
脚本 スコット・シルヴァー
出演 ホアキン・フェニックス レディー・ガガ ブレンダン・グリーソン キャサリン・キーナー ほか
感想 評判が悪いようだったが充分面白かった。前作が傑作ゆえ比較すれば劣るが決してひどいわけではない。エンターテイメントとは程遠い内容をエンターテイメントとして仕上げたという感じだ。アーサーとジョーカーという二つの顔を持つ主人公が裁判にかけられ、そして・・・というお話だった。考えながら見る必要がなかったので、とてもわかりやすい映画だと思う。今回もホアキン・フェニックスは見事な演技を披露していた。もう一回見たいと思った。そして続編があれば見たいとも思った。
Das Leben der Anderen 2006年 ドイツ
監督、脚本 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演 ウルリッヒ・ミューエ マルティナ・ゲデック セバスチャン・コッホ ウルリッヒ・トゥクール トマス・ティーマ ハンス=ウーベ・バウアー フォルクマー・クライネルト マティアス・ブレンナー ほか
なかなかよかったが終盤の作りはあまり好きではない。舞台は旧東ドイツ。国家に監視される劇作家と女優の恋人。そして監視する主人公。こんな社会は怖いなあとかやだなあとか思って見ていた。早くベルリンの壁が崩れればいいのにと待ち遠しかった。
THE FISHER KING 1991年 アメリカ
監督 テリー・ギリアム
脚本 リチャード・ラグラヴェネーズ
出演 ジェフ・ブリッジス ロビン・ウィリアムズ マーセデス・ルール アマンダ・プラマー マイケル・ジェッター キャシー・ナジミー ほか
コミック調のカメラワークに慣れると面白くなっていった。人生の岐路に起こった出来事を共通項として二人の男は出会う。そしてそれぞれにハッピーエンドを迎える。横道に逸れないためディティールを飛ばしていくが物語の推進力が勝る。やっぱハッピーエンドはいいなあ。
2024年 日本 <劇場>
監督 呉美保
原作 五十嵐大
脚本 港岳彦
出演 吉沢亮 忍足亜希子 今井彰人 ユースケ・サンタマリア 烏丸せつこ でんでん 原扶貴子 山本浩司 河合祐三子 長井恵理 ほか
感想 なかなかよかった。コーダの成長が物語になっている。親に対して感謝の気持ちを持てるようになったら子は一人前なのかもしれないと思った。ドラマチックな展開はないけれど飽きることなく見ていられる。それにしても吉沢はキレイな顔をしているなあ。それがデメリットにならない適格な演技をしてみせるのでとてもよかった。最後にかかるテーマソングもよかった。また見たい。
IL CICLONE 1988年 イタリア
監督、脚本、出演 レオナルド・ピエラッチョーニ
脚本 ジョヴァンニ・ヴェロネージ
出演 ロレーナ・フォルテッツァ バルバラ・エンリーキ マッシモ・チョッケリニ セルジオ・フォルコーニ アレッサンドロ・ヘイベル トスカ・ダキーノ パオロ・ヘンデル ナタリア・エストラーダ ほか
スペイン人のフラメンコダンサーと恋に落ちるイタリア男。牧歌的な作品かと思ったらイタリアのラブコメだった。ちょっと物足りない出来。何度もひまわり畑が登場するがあまり活かしきれていないのは勿体なかった。