ビワ・ムースを探している。
カタカナで書くとなんだかカッコいいのだな、ビワ・ムース。
ビワ・ゼリーではなくて、ビワ・ムースである。
昨年、お裾分けしてもらって、これは好きだなと、気に入ったのだった。
甘さがほんのりなのである。ゼリーのようにきゅっとしてないのである。
鴇の羽のような色をしていた。美味だった。
ちゃんとした名称や販売元を確認しなかったのが、いけなかったらしい。
しばらく経ってからネットに探しても、見つかるのはビワ・ゼリーばかりだった。
そんなビワ・ゼリーも、昨年、お裾分けしてもらったのだった。
果汁の滴る味だった。一個では物足りなかった。水を飲んで誤魔化した。
やっぱり自分には、やわらかい味と食感のビワ・ムースのほうが、
好きだと思えるのである。
恐らくビワ・ゼリーとビワ・ムースは、同じところで作られているように思われる。
きっとビワ・ゼリーは常備の商品、だからよく見掛ける、
ビワ・ムースは季節限定の商品、だからない、ということなのだろうと思う。
そうであったなら、これは確実にビワ・ムースを手に入れなければならない、
ということである。だから今から、ビワ・ムースを探している。
どこで手に入れたのか、くれた人に尋ねてみればいいのだけれども、
それはやけに野暮な気がして、そんなまねはできない。みっともない。
自分で探すしかないのである。けれども見つからないのである。
ここ最近、八百屋やスーパーに、ビワを見掛けるようになった。
ふと浮気心は、ビワを買ってビワ・ムースの代わりにしようかと、
本来とは逆であるようなことを考える。
けれども、ビワは高い果実であるらしいから、
軽はずみに買おうとは思えないのが、現状である。
高値のビワはあきらめても、高値かもしれないビワ・ムースをあきらめないのは、
ビワ・ムースのうまさゆえのことでもある。
ビワ・ムース喰いたい。
カタカナで書くとなんだかカッコいいのだな、ビワ・ムース。
ビワ・ゼリーではなくて、ビワ・ムースである。
昨年、お裾分けしてもらって、これは好きだなと、気に入ったのだった。
甘さがほんのりなのである。ゼリーのようにきゅっとしてないのである。
鴇の羽のような色をしていた。美味だった。
ちゃんとした名称や販売元を確認しなかったのが、いけなかったらしい。
しばらく経ってからネットに探しても、見つかるのはビワ・ゼリーばかりだった。
そんなビワ・ゼリーも、昨年、お裾分けしてもらったのだった。
果汁の滴る味だった。一個では物足りなかった。水を飲んで誤魔化した。
やっぱり自分には、やわらかい味と食感のビワ・ムースのほうが、
好きだと思えるのである。
恐らくビワ・ゼリーとビワ・ムースは、同じところで作られているように思われる。
きっとビワ・ゼリーは常備の商品、だからよく見掛ける、
ビワ・ムースは季節限定の商品、だからない、ということなのだろうと思う。
そうであったなら、これは確実にビワ・ムースを手に入れなければならない、
ということである。だから今から、ビワ・ムースを探している。
どこで手に入れたのか、くれた人に尋ねてみればいいのだけれども、
それはやけに野暮な気がして、そんなまねはできない。みっともない。
自分で探すしかないのである。けれども見つからないのである。
ここ最近、八百屋やスーパーに、ビワを見掛けるようになった。
ふと浮気心は、ビワを買ってビワ・ムースの代わりにしようかと、
本来とは逆であるようなことを考える。
けれども、ビワは高い果実であるらしいから、
軽はずみに買おうとは思えないのが、現状である。
高値のビワはあきらめても、高値かもしれないビワ・ムースをあきらめないのは、
ビワ・ムースのうまさゆえのことでもある。
ビワ・ムース喰いたい。