WEST SIDE STORY 2021年 <劇場>
監督 スティーブン・スピルバーグ
原作 アーサー・ローレンツ
脚本 トニー・クシュナー
出演 アンセル・エルゴート レイチェル・ゼグラー アリアナ・デボーズ マイク・ファイスト デヴィッド・アルヴァレス リタ・モレノ ほか
感想 「ロミオとジュリエット」がモチーフであるわけだけれど今日性がないなあと思った。普遍性を狙ったにしてもあまり響いてこなかった。だからといってひどい出来というわけではないのは音楽に力があるお陰だと思う。冒頭のダンスシーンは本当にわくわくさせられた。そのままラストまで突き進んでほしかったが、スピルバーグにもうその力はないようだったし、悲劇なのでデクレッシェンドに話は進む。ハリウッド調とは異なる。素晴らしい映画という気はしないけれど自分はけっこう気に入った。映画史に残る傑作のリメイクって作るのに勇気が要ったろうな。