誰もそれに触る事が出来ません。そしてそのレンガはその生徒達の方に戻っていって、彼らを襲い始めました。生徒たちは皆、アシュラムに向かって、必死で走りました。そしてマスターの足元に身を投げ出し、謝ったのです。
「ああ、マスタ―。どうか私達をお許し下さい。あなたの生徒を殺そうとしたのです。お許し下さい。あなたの生徒を殺そうとしたのです。お許しください。私たちは間違いを犯しました。ババを殴りました。あなたの生徒を襲いました。今、彼は血を流しています」
そのレンガは相変わらず彼らの頭上に浮いたまま、今にも襲い掛かろうとしていたので彼らは怯えきっていました。
※仙人補足:この教えは、あなたが同じ目に合った時、彼らに逆襲するのではなく、ババすなわち神に助けを求め抵抗するなという事を教えています。イエスも言いました「汝、人を罰するべからず」と教えています。どちらが正しいか判断して罰するのは神だから、無視せよと教えています。この時抵抗するから摩擦が生じると教えています。暖簾に腕押しで無視せよと教えています。この無視が出来ないから、相手をやっつけることはできたが、自分は病気になったになるのです。その時、一時得をしたと思っても、何かの拍子にその人は制裁を受けますので、その日を首を長くして待っておけば良いのです。神は平等ですから、必ず誤った方が罰せられます。審判が下るのが、来世かも知れませんが、忍耐と辛抱が必要なのです。
直ぐ近くの表通りに出た所にキャンプ場が出来ています。その先を行った牧場の中にもキャンプ場とブルーベリー農園が出来ていました。私は毎日キャンプ場の中で生活しているようなものです。夏はテントを張ろうかな・・・
私「ババ・・・・人間の病気の根本原因はなんでしょうか?」
ババ「そんな常識な事を聞くな・・・・人間は生きている間に多くの罪を重ねて生きておる。そして自分さえ良ければと、錯覚した邪(よこ)しまな考えが目覚めるようになる。それを邪魔をされると烈火のごとく怒り気は頭に上る。その気は血と水を一緒に連れて行く。それが根本の原因である。
私「それでは、その根本の治し方はどうすれば良いのでしょうか?」
ババ「とにかく冷静になることだ。ちょっと間を置いて考え、その次に行動を起こす習慣を身に着ける事だ。一晩寝てそれでも怒りが収まらない時は、少し怒っても良いが、それを溜めずに流すことが必要だ」
私「流すことが出来ないとどうなるのですか?」
ババ「気と血液と水は頭に留まり、それがやがて腐り、そこからウイルスが湧き、そのウイルスは目に見えない意識を持つエネルギーと繋がる事になる。そうなると全身の熱はそいつらに奪われ、足が冷えてくる。つまり、そいつらは体の熱を奪い、自分たちの仲間を冬眠から目ざめさせるのである」
私「そうなるとどうなるのですか?」
ババ「体の中に腫瘍や癌やうつ状態やひどくなれば脳内が錯乱状態になるであろう」
私「そのような症状になった人を治すにはどうすればよいのですか?」
ババ「それをお前に研究せよと言っているではないか。ヒントも与えておる。古い物は出し新しいものを入れると言う事が根本療法なのだ。頭の中に誤った医学知識や栄養学を詰め込んでいたら、新しい真の神の知識の入り場がない。先ず知らなければならない事は、人間は自分や家族の為にだけ生かされているのではない。この惑星や宇宙とのバランスを整える為に生かされていることを理解しなければならない」
私「それは、どういうことですか?人間に生まれたなら、誰でも自分や家族が幸せな一生を暮らしたいと思うのが、なぜ悪いのですか?」
ババ「何をもって幸せと言っているのか?。人が自分より不幸なら、自分は幸せと思っているのではないか?肉体のみをもって計っているのではないか?本当の喜びと言うのは、心が喜ぶことを知らないのではないか?人間はまだ進化の途中でこの部分が未完成なのだ。ゆえに苦しむのだ」