癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


人を、そして自分を癒し真なる喜びをもたらす
   
        人生の生き方を学ぶ 癒しの森湯布院

NO1147・・・隈笹かわら版

2023-11-14 | 難病

・胃酸を長期に抑制してはなりません。

 プロトンポンプ阻害薬(胃酸を抑える)を長期間服用すると、心筋梗塞、腎臓病など、様々な合併症が指摘されています。Neurology2023に、プロトンポンプ阻害薬を数年単位で服用していた人が、認知症のリスクが高まると報告されました。4年半を超えて投与された方は、糖尿病や高血圧など認知症のリスクとされている疾患が、服用したことのない方にくらべて3割高いことが示されました。

 

 胃潰瘍、十二指腸潰瘍では、2週間以内の短期使用に関しては必要なこともあると思います。ただ、少しむかつきがある程度で、逆流性食道炎と診断され、長期に渡って処方されるケースは問題です。胃酸を抑える事で、大切な役割を果たしている胃内の強酸性、酵素の活性化、除菌などの効果を失わせます。

 

 これらによる栄養吸収障害、腸内環境の悪化、感染や毒素の侵入を引き起こします。胃酸を抑制するより、下部食堂括約筋付近の粘膜炎症が収まれば胃の噴門部が閉じて正常に戻ります。それと、よく噛むなどの生活の改善で症状の軽減が図れますので、努力も必要です。

 

 甘い物、脂っこいもの、コーヒー、アルコール、炭酸飲料は、胃酸の分泌を促進、特にトランス脂肪酸等は、粘膜炎症を引き起こしますので、避けましょう。

 

隈笹エキスは、抗炎症作用や細胞修復作用があり、消火器の炎症にお勧めです。10~15滴×2~3回を一日で服用します。ぬるま湯もしくは水10~30mlでお召し上がりください。消化器の炎症は夜中に進行しやすいので、就寝前や起床時がお勧めです。食べ物を良く噛むようにすると、胃酸の分泌が抑えられますので、咀嚼回数も大切です。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NO1146・イリュージョン... | トップ | NO1148・イリュージョン... »
最新の画像もっと見る