◎ストレスを小さくし、健康を回復するメカニズム31・・・・・あなたの思考のたわごとは、どこからやって来る?
・欲望にはキリが無い
人間の三大欲望は、睡眠欲・食欲・性欲と言われている。この3つの欲望が三角形で等分に配分されていると、我欲という自分を蝕む欲望までには発展しないのであるが、この3つが等分にバランスを保っている人は少ないし、期間も少ない。ゆえに、この一つが欠乏すると、残った2つに欲望は注がれる。例えば女性が失恋したら、その寂しさから逃れるために、残る2つの欲望に欠乏したエネルギーが注がれることになるので、体重は増えてゆく事になるし、長く寝ないとすっきり出来なくなる。
また、不眠症になると性欲か食欲が極端に増えてゆく。欠乏した1つの穴を埋めようとする行動である。その時、その人は夜になるのが怖く、それを紛らわす必要があるからであり、その時の欲望はお金やマンションや別荘ではなく、ただただぐっすり眠りたいだけである。が、この三角比が整い過ぎても、次なる欲望が出て来るので、神は常にこの3つのバランスを壊して、欲望を抑えらせようとするのであるが、それを神の意志に反して大きくするのは、ネガティブ思考が住むついた人間である。
自分が大きくしたことを忘れ、何事も責任を神になすりつけるのも人間である。これも潜在意識に刻まれた情報から起こすのであるが、人間はそもそも危険から身を守るように潜在意識に深く刻まれている。これは、遠い先祖の時代から引き継がれているのであろう。大昔の生活を思い浮かべれば理解できるのであるが、一歩外に出れば危険だらけである。また子供時代を思い出せば分かる事であるが、危険の前に危険をやめさせようと親はセーブするし、学校の先生も社会もセーブする。
池で遊んではいけませんよ。森に行って遊んではいけませんよ。花火をしてはいけませんよ。などなど沢山の欲望をセーブさせられている。この危険という事は、人にとっては危険かも知れないが、自分は大丈夫だと言う心が膨らむ誘発剤のようなもので、いつか試したいと言う欲望に変わる。あの国の防御は大したことは無いとの読みが戦争へと発展していく。
自分は対策を考えているので、池で遊んでも大丈夫だと池でおぼれる。そして後悔するが、自分が経験していない事に対しては、更に挑戦する。そして他人の事は良く見えるが、自分の事は見えないのが人間でもある。他人が失敗した理由はよくわかるが、自分がその立場に立たされるとまったく見えない。つまり目先の事しか見えないのが人間でもある。それをクリアするには経験しかないので、子供の頃は経験を積ませることが大事である。それが潜在意識に刻まれるからである。池で遊ぶのが危険なら、なぜ危険かを教える為に、遊ばせたら良い。しかし、おぼれた時に、すぐに助けることが出来る状況で遊ばせたら良い。
痛い目を合わないと、いくら言葉で言っても無駄なのであります。他人がマルチ商法で騙されているのは分かるが、自分が儲けると思っている時は、他人の注意には耳を貸さないのと同じである。注意してやめさせるより、痛い目に合わせた方が良いかも知れない。この世は、お金が全てだと潜在意識に刻まれた脳は、危険より先にお金を求めて行動を起こす。そもそも痛い目にあった経験が無いものは、まっしぐらにお金を求めて行動を起こす。そしてコツコツ貯めた貯金は一瞬にしてなくなる。わがままな子供が大人になったようなもので、自制心の欠如した若者が増えている。それがユーチューバやデイトレードで楽して儲けようとしている。
辛抱と忍耐力が備わっていない者の結果は目に見えているのであります。「石の上にも3年」と言う言葉は死語になっているのであります。相場の世界では通用しないであろう。子供の手をひねるより簡単に全ての財産を奪われるでしょう。天才詐欺師が裏で操るマルチ商法に巻き込まれたら全財産を失うだろう。失うだけなら良いがサラ金地獄に陥るだろう。自業自得である。欲丸出しの人の結末である。三大欲で満足すれば良いのに、それも出来ない者が、どうして次の欲を達成できるだろうか?それが出来ないから、必要以上のお金を求めるのかも知れない。
・竹中平蔵「日本人は90歳まで働くことになり、手取りは減り若者は絶望する」働かない中年社員の給与はテストで決めろ