戸根明彦ブログ

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第5章 基盤(3)

2012-12-23 23:53:24 | 日記
そんな状況で高校入学当初の学校生活は決して楽しいものでもないし、
厳しい環境の中でヘトヘトだったのだが、ここを乗り越え、
耐えたことによって精神的、体力的な強さを身につけて行けたのだと思う。

2年生から3年生になる頃にはそんな成長した私とは逆に
体力的に落ちていく同級生が多くなり、
体力、知力ともに自然と目立つ存在になっていき、
何となく一目置かれていく自分があるのを感じていた。

クラスの中ではいつのまにか前に立っている感覚であったが、
あくまでも自然体でいようとしていたのと、
比較的孤独力も身につけていたので、リーダー的存在にはならなかった。

私は昔から一定のグループにどっぷり浸かるタイプでないので、
学校や部活動の仲間のみならず、色んなところに顔を出し、
時間のある時はサッカー以外で楽しみとしていた
麻雀で他校の生徒とも友好を持っていた。

あまり大きな声では言えないが多少の賭けあいもあって、
アルバイトなどする暇のなかった私は
少ない小遣いを取られないように、
そんな遊びの中でもそこそこ頑張らなければならず、
負けているうちは決して辞めない粘りを持っていた。

他の友人たちよりは多少体力に自信はあったので徹夜もしばしばだったが、
皆が疲れて集中力を欠き始めてからが私の本領発揮といったところだった。

ここで少しサッカー部に入部した理由についてお話したい。
以前にも述べたが、中学時代の私は柔道部に入っていたのだが、
体も小さく力も無かったので試合にはほぼ出られず、

やはりレギュラーとして試合をしたいとの思いから
出来るだけそのチャンスの多い人数が試合に出られる競技で、
かつ興味のあったサッカー部への入部を決めたのだったが、

他の中学で経験を積んできている同級生が多数入部する人気の部活であった中で、
未経験の私が試合に出られるチャンスはその時点では
かなり低い確率だったと言わざるを得ない。

同級生の入部は20人から30人ほどだったと思うが、
先輩も含めて50人近くの部員の中で
未経験者は1~2割な訳だからチャンスは少ない。
しかも入学当初は体も小さく、体力も無いのだから無理もない。

・・・つづく

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