枯れた葉っぱを1枚ずつ落とす
むき出しになった細い枝
新しい芽吹きのために
選ぶ事を良しとする
色付く季節を見るために
新しい花を咲かせるために
道端に咲く小さい花を
キレイだとのぞきこむ
水色を染める春の色を
キレイだと空を仰ぐ
大地だけを頼りに
太陽だけを目指して
空の涙に感謝する
それだけでいいと
それだけで立ち上がり
満開の花になる
20日もかかったパズルの完成
真っ直ぐな線から攻めていく
形に惑わされず色から解いていく
同系色の判断が一番難しい
所々で仲間が出来ても
ひとつになるまで分からない
あれこれ悩んだとしても
何度もチャレンジしても
答えがたったひとつなら
ピッタリの完成図が出来上がる
すべて納得なんてあり得ないから
手を引かれるままに
敷かれたレールの上だとしても
そこに自分を当てはめながら
どうにかこうにか進んで行く
進めば進むほど
疑問や不具合に出くわして
手助けを請うかトライするべきか
ガチャンと切り替えられるなら
重さも速度も方向さえも味方になる
いつの間にかが許されるなら
何年たとうが今がすべて
これまでを残らず背負い
これからを進むために
いちにちずつ未来をモノにする
例えば赤ちゃんのほっぺ
ぷにっと押したくなるような
笑顔のエクボに触れるような
やわらかさと弾力といい匂い
そのままを気持ちに着せて
本音まで届かなくても
核心に触れられなくても
つぶれなければそれもいい
がんばらなくても元に戻る
違う成分で磨きをかける
どちらが良いか未定なら
これが最高!自分で決める
暑さのせいにして
澱んだ心に氷を浮かべる
ひとつひとつ
表面を覆い角を落として
丸くなり澄んでいく
変わるのは同じこと
止まることない時の上で
年輪を囲みながら
風の声を聴きながら
長さの中の愛おしさに出会う
気付いた時は変わっている
始まりを探そうとしても
終わりを知りたくても
自然すぎる偶然の中で
当たり前に変化がつながる