い・ち・に・ち

今更だけどいつも思っていた事

心結57

2023-07-31 15:36:11 | 心結
何をもって普通だと言うのか

濁せば役立たず
断れば自分勝手
受け入れれば当たり前

肩書年齢関係性が
社会の中で目線を変えれば
見下ろす優越感が視界を閉ざす

気にするなと声はしても
何処からなのか分からない
声はしても姿は見えず

優柔不断の手招き通りに
不満も我慢で押さえ込む
暑すぎて何も考えたくない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心結56

2023-07-30 15:39:11 | 心結
年代も環境も生い立ちも
自分ではどうしようもない枠の中で
そのままの立ち位置をキープするため
生温い土台を崩さないようにバランスをとる

突然の雨にぬかるみを歩く
傘もなく目を開けるのも辛い時
戻るには遠すぎて進むには先が見えない
立ち止まる足元に水たまりがしみてくる

途方に暮れた時決断が出来ない時
頭の中を支配したモヤモヤは
行き場を失い充満して無に染める
何物でもないひとりの自分をただ見つめる

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心結55

2023-07-29 15:39:11 | 心結
言えない言葉をのみ込んでいたら
おなかがいっぱいになった
表情筋を駆使して
こわばった笑顔を作ってみても
この暑さにはかなわない

たぶん気にしている人はいない
涙と汗の違いに気付くはずもなく
上ずった声の理由も
途方に暮れたまわり道も
あつい空気が封じ込めた


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心結54

2023-07-28 15:51:51 | 心結
体温より熱い空気が動きを止める
やらなくてはいけないこと
後回しにできないこと
クーラーの部屋を出なければ
次に進めないことだらけ

こんな暑い季節を想像できず
風鈴の音も打ち水の涼しさも
歴史の中だけで語られる昔ばなし
古き良き時代が思い出の中で輝くなら
今をより良い過去にしなくては

今日はもう少しを休みにして
ここまでに満足未満を付け足して
現実逃避の夢物語でも
あり得ないキセキの想像でも
明日のために今日いちにちを

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心結53

2023-07-27 15:36:30 | 心結
両手を繋いで飛び上がる
無邪気な笑顔そのままに
バンザイの高さを目指しながら
ひとりで飛ぶことを覚えた日

喜ぶ笑顔を見るために
がんばる力を得るために
痛む心を抱えたまま
ひとりで飛べた空の色

静かに地上に降りてきて
同じ高さで見つめてる
色は無くても姿は無くても
こぼれる今の先を見て

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする