薄暗い部屋でクーラーに頼れば
静寂の中で過ごすことが出来る
恋しいはずの陽射しは要らない
土砂降りは困るけど薄い雲は欲しい
その時の自然に染まり
身勝手な欲求だけが限度を超す
共存を自分のモノにしようとして
優越感の塗り替えを試みた
想像上の上下の間を
伺いながら下書きを進める
薄暗い部屋でクーラーに頼れば
静寂の中で過ごすことが出来る
恋しいはずの陽射しは要らない
土砂降りは困るけど薄い雲は欲しい
その時の自然に染まり
身勝手な欲求だけが限度を超す
共存を自分のモノにしようとして
優越感の塗り替えを試みた
想像上の上下の間を
伺いながら下書きを進める
暑そうな日本地図も
日傘の下の温度差も
目に見える色で表すなら
会いたくてトキメク頬に
会えなくて流した涙を
透明と呼ぶにふさわしい心で
待ち続けることもひとつの形
丁寧に慎重に
数えながら織りを成す
初めてならなおさらに
近付きすぎて目をこすり
何度でも繰り返しやり直す
思い描いた図柄通り
心の色に染められて
完成品と呼ばれるに
ふさわしい色を成す
耳を塞いでも聞こえる歌がある
目をつぶっても見える体温がある
いちにちの始まりは笑顔を見たいから
同じ角度でおはようの挨拶をする
新しい自分は
昨日のみんなを引き連れて
いつでも先頭で前を見る
いつでも一番に今を知る
途中から始まったことだけど
続きをやめるのは嫌だったから
新しく始めても良かったけど
それまでを消し去ることは出来なかった
どれもこれも終わりは無くて
生まれる前から続く鼓動が
ここにいるよと音を立てた
抱きしめた体温の中に
無限の世界が広がって
何処に行こうか
誰に会おうか
知らない事ばかりの
知りたい事ばかりの
何に出会おうか