い・ち・に・ち

今更だけどいつも思っていた事

心詩85

2023-01-31 15:35:55 | 心詩(+1)・心色・続く心音
同じ間違いを繰り返さなければいいと
その失敗は成功につながっていると
天使の顔で微笑まれたけれど

たった一度の過ちでもなければ
成功の度合いも良く分からないまま
鏡に映る自分に出会った

無限に広がる小さな世界に
正解は星の数ほど存在し
間違いなどひとつも無いことを知る

考え方次第で感じ方次第で
細胞分裂の進化が真価を決め
反転の表情に真実を求める
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心詩84

2023-01-30 15:23:23 | 心詩(+1)・心色・続く心音
届かない不満なら持っていてもしょうがない

心の中にふつふつと湧き上がって
充満して周りが見えなくなってしまったら
どうやって浄化しようか

声に出して怒りをぶちまけて
直後に自己嫌悪に陥って
違う穴に落ちるくらいなら

空に向かって吐き出して
無色の息に閉じ込めたまま
新しい風を吸い込もうか

優秀な記憶力をなだめて
絵文字の泣き顔に癒されながら
穴埋め作業に精を出す


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心詩83

2023-01-29 16:14:14 | 心詩(+1)・心色・続く心音
ここまでと目の前で両手を広げる

その人はこちらを向いているけれど
後ろ姿の人々は選ばれし幸運の持ち主
阻まれた体は盾よりも強く
向けられた瞳は無言の重圧

何度も経験してるのに
外された結果が痛い
運に任せた健気さが
音を立てて崩れていく

そこに努力も苦労もない分
神頼みのあざとさと
逃げまくる必死さが
弱さの最大値を叩き出す
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心詩82

2023-01-28 15:21:21 | 心詩(+1)・心色・続く心音
ちょうど良いが違うから
境界線は決められない

ドア一枚の隔たりが
空気の匂いも柔らかさも
風の温度や声さえも
違う景色を見せるから

逆らうことなく自然のままに

同じ高さを漂うだけで
そこにいる木々も草も
通り過ぎる足跡さえも
受け止め方が違うから

どちらもいつでもそのままに
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心詩81

2023-01-27 15:26:11 | 心詩(+1)・心色・続く心音
離れていてもその人がしあわせならいい

いつも一緒にいたいほど好きでも
他の人とのしあわせでも
心からそう願えるのだろうか

知らない人の方が多い世界で
会えた人知ってしまった人

異次元の世界の偶像でも
架空の物語の登場人物でも
一度馴染んだ気持ちは
そう簡単に消えやしない

体温を感じる距離で
吐息が届く眼差しで
その人のしあわせの一部に
居座ることを願ってしまう

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