その角を曲がっただけで
2度下がる田園風景
水の流れと土の匂いが
夏の厳しさを少し下げる
カエルの競う腹が声に変わり
鳥のけたたましさが歌になったら
郷に従いながら適応能力を発揮して
その場所を住みかとし
その時をしあわせと呼ぶために
耐えることも厭わず避けずに
自分のモノとする
その角を曲がっただけで
2度下がる田園風景
水の流れと土の匂いが
夏の厳しさを少し下げる
カエルの競う腹が声に変わり
鳥のけたたましさが歌になったら
郷に従いながら適応能力を発揮して
その場所を住みかとし
その時をしあわせと呼ぶために
耐えることも厭わず避けずに
自分のモノとする
自分の居場所を知るために
大海原を漕ぎ出して
導かれるままに出会った一番星
時の重さに勝負を挑み
見えない絆を愛と名付ける
形も大きさも分からぬモノを
見分ける術は人魚の涙
幾千の夜を超えても
見果てぬ夢に終止符は打たない
星降る夜に会いたくて
一日一日を突っ走り
まとわりついてるしがらみも
丁寧に優しくほどいてきた
数えられる瞬間を
待つ時間の方が長くても
心を占める割合は
苦しくなるほど大きくて
視界を覆う星明り
たったひとつの輝きを見つけた
風がさらう花びらを
舞うと見上げる君だから
陽炎昇る蜃気楼の向こうに
まぼろしの夢が見える
季節に合わせた時間のために
無理もするし無駄も知る
誰かが登る高さより
誰かが落ちた深さを憂い
満開の時を終えてもなお
その息で花びらが舞いあがる
思ったままに見たままに
感じたままにそのままに
素直よりもっと深く
ただその時を受け入れて
本能とか当たり前よりも
素のままのピュアな心で息をする
持ち続けるのは難しいかな
初めて空気を知ったその日から
包み包まれ愛し愛され
真っ直ぐな心で出会った人