い・ち・に・ち

今更だけどいつも思っていた事

心音73

2022-06-30 15:18:09 | 心詩(+1)・心色・続く心音

その角を曲がっただけで

2度下がる田園風景

水の流れと土の匂いが

夏の厳しさを少し下げる

カエルの競う腹が声に変わり

鳥のけたたましさが歌になったら

郷に従いながら適応能力を発揮して

その場所を住みかとし

その時をしあわせと呼ぶために

耐えることも厭わず避けずに

自分のモノとする

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心音72

2022-06-29 15:09:27 | 心詩(+1)・心色・続く心音

自分の居場所を知るために

大海原を漕ぎ出して

導かれるままに出会った一番星

時の重さに勝負を挑み

見えない絆を愛と名付ける

形も大きさも分からぬモノを

見分ける術は人魚の涙

幾千の夜を超えても

見果てぬ夢に終止符は打たない

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心音71

2022-06-28 14:41:07 | 心詩(+1)・心色・続く心音

星降る夜に会いたくて

一日一日を突っ走り

まとわりついてるしがらみも

丁寧に優しくほどいてきた

数えられる瞬間を

待つ時間の方が長くても

心を占める割合は

苦しくなるほど大きくて

視界を覆う星明り

たったひとつの輝きを見つけた

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心音70

2022-06-27 15:07:33 | 心詩(+1)・心色・続く心音

風がさらう花びらを

舞うと見上げる君だから

陽炎昇る蜃気楼の向こうに

まぼろしの夢が見える

季節に合わせた時間のために

無理もするし無駄も知る

誰かが登る高さより

誰かが落ちた深さを憂い

満開の時を終えてもなお

その息で花びらが舞いあがる

 

 

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心音69

2022-06-26 15:38:17 | 心詩(+1)・心色・続く心音

思ったままに見たままに

感じたままにそのままに

素直よりもっと深く

ただその時を受け入れて

本能とか当たり前よりも

素のままのピュアな心で息をする

持ち続けるのは難しいかな

初めて空気を知ったその日から

包み包まれ愛し愛され

真っ直ぐな心で出会った人

 

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