同じ数字でも嬉しさを感じる日
豪華な当選品でもなく
倍率の中のひとつでもなく
たくさんの人に届けられた
しあわせの詰まった贈り物
何と呼べばいいのだろう
ありふれた呼び名の中に
自分だけの心の中に
好きな色を付けお気に入りの箱にしまう
いつでも開けられるように
ぬくもりで包んでおこう
同じ数字でも嬉しさを感じる日
豪華な当選品でもなく
倍率の中のひとつでもなく
たくさんの人に届けられた
しあわせの詰まった贈り物
何と呼べばいいのだろう
ありふれた呼び名の中に
自分だけの心の中に
好きな色を付けお気に入りの箱にしまう
いつでも開けられるように
ぬくもりで包んでおこう
その時は何も知らない
すぐ先もたとえ数秒先も
緊張と思い込みと
ほんの少しの自信を添えて
神様に届くまで祈りを込めたのに
あぁまたやってしまった
たえず偏る満足の境地は
ふわふわのやわらかさで
もう少し堅い頑固さを望みながら
人間だものと言い訳背負って
隠れ家に身を寄せた
飛行機音が近いほど薄い空
季節の温度を確かめながら
陽射しも速度をゆるめ出す
あの時はがあの頃はに変わり
置いてきぼりの記憶を捨てて
中身をどうにか追い立てた
涙の後に必ず笑顔があるのなら
順番を守り笑顔の次を待つのだろうか
繰り返すプラスとマイナスが
複雑な公式を覚えなくても
解ける日が来ることを願う
瞬間疑問符がいっぱい出た時
言えない相手に溢れそうな時
一呼吸して
了解したと嘘をつく
文字のやり取りにホッとして
冷めた指先がふるえてる
「でも」も「だから」も消し去って
相手の望む答えを出した
この世で息をする限り
必要不可欠な関係の中
はじかれもまれ痛みがあっても
破れない様つぶれない様
ボウギョ値だけがマックスになる
久しぶりに会えば昔の顔を思い浮かべる
顔見知り程度のなつかしさの乏しい間柄でも
近況を話す声が思い出を呼び起こす
日記を見てもアルバムを見ても
一方通行の感情だけがそこにあって
戻りたいとかもう一度とか
無理な願望も足踏みで止まる
現在進行形の今が続く毎日は
光の速さで思い出を共有し
忘れる隙間を瞬時に埋めていくから