い・ち・に・ち

今更だけどいつも思っていた事

心色65

2022-09-30 14:58:11 | 心詩(+1)・心色・続く心音

同じ数字でも嬉しさを感じる日

豪華な当選品でもなく

倍率の中のひとつでもなく

たくさんの人に届けられた

しあわせの詰まった贈り物

何と呼べばいいのだろう

ありふれた呼び名の中に

自分だけの心の中に

好きな色を付けお気に入りの箱にしまう

いつでも開けられるように

ぬくもりで包んでおこう

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心色64

2022-09-29 16:22:50 | 心詩(+1)・心色・続く心音

その時は何も知らない

すぐ先もたとえ数秒先も

緊張と思い込みと

ほんの少しの自信を添えて

神様に届くまで祈りを込めたのに

あぁまたやってしまった

たえず偏る満足の境地は

ふわふわのやわらかさで

もう少し堅い頑固さを望みながら

人間だものと言い訳背負って

隠れ家に身を寄せた

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心色63

2022-09-28 15:04:33 | 心詩(+1)・心色・続く心音

飛行機音が近いほど薄い空

季節の温度を確かめながら

陽射しも速度をゆるめ出す

あの時はがあの頃はに変わり

置いてきぼりの記憶を捨てて

中身をどうにか追い立てた

涙の後に必ず笑顔があるのなら

順番を守り笑顔の次を待つのだろうか

繰り返すプラスとマイナスが

複雑な公式を覚えなくても

解ける日が来ることを願う

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心色62

2022-09-27 15:18:00 | 心詩(+1)・心色・続く心音

瞬間疑問符がいっぱい出た時

言えない相手に溢れそうな時

一呼吸して

了解したと嘘をつく

文字のやり取りにホッとして

冷めた指先がふるえてる

「でも」も「だから」も消し去って

相手の望む答えを出した

この世で息をする限り

必要不可欠な関係の中

はじかれもまれ痛みがあっても

破れない様つぶれない様

ボウギョ値だけがマックスになる

 

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心色61

2022-09-26 15:08:40 | 心詩(+1)・心色・続く心音

久しぶりに会えば昔の顔を思い浮かべる

顔見知り程度のなつかしさの乏しい間柄でも

近況を話す声が思い出を呼び起こす

日記を見てもアルバムを見ても

一方通行の感情だけがそこにあって

戻りたいとかもう一度とか

無理な願望も足踏みで止まる

現在進行形の今が続く毎日は

光の速さで思い出を共有し

忘れる隙間を瞬時に埋めていくから

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