食品のカラクリと暮らしの裏側より転載
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消費者の錯覚を狙った中国野菜100%でも中国産の表示なし
■消費者の錯覚を狙った中国野菜の意図的混入
極力、中国野菜は食べないようにと申し上げました。
そこで皆様はスーパーなどで細かく刻まれビニール袋に入った「カット野菜」(野菜パック)は、国内生産県のものを選んで買ったという方が多いことでしょう。果たして、国内産だったのでしょうか?本当は、“表示が見えない中国野菜”を食べていたかも知れません。
食品表示の法律に不備があり、合法のまま中国野菜を混入することができ、そこに付け込む業者がいるのです。
何種類も入っているカット野菜(混合菜)は、全体(重量)の“半分以上ある品目だけ”を、「原産地(生産地)表示」すれば良いことになっているからです。
例えば、もやし・キャベツ・人参の混合菜は、中身の50%以上を占める“もやし”のみを、「もやし/OO県産」とだけ表示すればよいのです。
ラベルにこう書いてあれば、誰もが野菜パック全体がOO県産と思ってしまいます。
残りの50%未満の野菜が中国産だとしても、表示しなくてもよいです。
業者は、中身の全てが国内産であると思う消費者の錯覚を、巧みに狙っているのです。
また配分が「4:3:3」なら、全ての野菜の産地を表示する義務がありません。
言わば“表示が見えない野菜”~そこに意図的に中国野菜の投入をはかっているのです。
■ひき肉の表示も同様に表示のない所に米国牛
余談で「ひき肉」も同じで、「豚肉60%・牛肉40%」なら表示義務ある50%以上の豚肉の生産地(△△県産)を表示し、50%未満のため表示をしなくてもよい牛肉は「米国産」が使われているのです。
肉も野菜も国内産志向の消費者に、50%未満でも国内産を使用していれば、表示義務がなくてもアピールするのが業者です(任意表示できる)。
従って50%未満で表示されていない野菜は間違いなく中国産、牛肉は米国産です。
とにかく生産地表示がない肉や野菜は、米国・中国産と思ったほうがよいでしょう。
消費者をバカにした話で、知らない間に私達はしっかりと中国野菜や米国産牛肉を食べさせられていたのです。
話を戻し、カット野菜はスーパーのパック野菜やコンビニのサラダパックだけではありません。
外食全般に使われる根野菜や葉物野菜・サラダも洗い過ぎで、栄養になりません。
残念なことに、給食・病院食・工場食にも使われていることです。
丸ごと1個の野菜とカットされた野菜は、全く「別物」と考えて下さい。
「カットフルーツ」も、同様の処理がされています。
基本食材の野菜は、丸ごと買って自分で切って沢山食べるようにして下さい。
野菜は1日350g摂る必要があり、野菜多めの生活に変えていきましょう。
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