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マナー改善のため家庭ゴミを集積所収集から戸別収集に変えたらゴミまで減った

2023年08月08日 04時59分55秒 | 真実追求
2019年04月08日


ーーー転載開始ーーー

■戸別収集はその家庭の分別マナーの良し悪しが分かってしまう心理を狙った
一般的には、人口の多い都市部では家庭ゴミ回収の効率を重視し、一定の区域ごとに自治体が指定した集積所にゴミを出します。
最近は集積所の一括収集をやめ、「戸別収集」を導入する自治体が都市部で増えています。

戸別収集は、それぞれ自宅の玄関先や集合住宅の前にゴミを出し、清掃職員が一軒ずつ収集する方式です。
戸別収集ならゴミを出した家が分かることで、マナーを改善しようと始まりました。
しかし実施前には予想もしなかった、「ゴミの量が減る」という効果が表れ、自治体側は「住民の意識向上につながっている」と分析しています。

品川区は2005年、東京23区で初めて区内全域で戸別収集を導入しました。
以前の集積所収集では、指定した日時以外にゴミを出す住民がいたり、ゴミ袋をしっかり閉じずに捨てるなどマナー違反が絶えませんでした。

集積所を単なるゴミ捨て場だと勘違いしたり、知っていても? 資源ゴミや不燃ゴミなどを分別せず、混ぜこぜのまま置いていく住民も多かったのです。

区は改善策を図り、戸別収集にした後は、その家の分別マナーが一遍で分かってしまうことから違反は減りました。
この方法だと、資源ゴミなどは無暗に捨てずに分別されるからです。
住民側からは、概ね好評だそうです。
さらにはカラスがゴミを食べ散らかすことも少なくなり、区には周辺住民からの苦情が減りました。

因みに投稿者(江東区)の自宅角が集積所になっているため、苦労しております。
心無い違反ゴミ・大型ゴミが置かれ、そうしたゴミは回収車が来ても持っていきません。

長期間置かれると異臭や放火の原因になるため、妻が分別したり、当方(関係ない第三者)がわざわざ清掃局に電話を入れて、次回に回収依頼する手続きをしなくてはならないのです(そうした条件なら違反ゴミでも回収してくれる)。
江東区も、早く戸別収集に切り替えて欲しいものです。

■意識が高まりゴミが減る効果が明らかになり都市部では戸別収集が増えている
2016年度の品川区内のゴミの量は、人口が増えたにも関わらず、05年度比で約2割減となる計約7万2000トンと減量効果も出ています。
台東区も16年から全域で戸別収集を導入し、やはりゴミが減っていると言います。

また無駄な包装紙・レジ袋やノベルティをもらわない、正しく分別するなどの意識が高まりゴミが減るのです。品川区清掃事務所の分析では、戸別収集によって自分が出したゴミに責任を持つと同時に、ゴミを減らす意識も住民の間で広がっている、また自宅前なので収集直前にゴミを出せるメリットもあり、街の景観もよくなったそうです。

当然ながら戸別収集は自治体の収集手間は増すが、ゴミ減量の効果は絶大で、神奈川県や大阪府などの都市部ほど戸別収集を採用する自治体が増えています。

元を言えば、前回の東京オリンピック(1964年)以前は戸別収集でした。
ご年配はご存じの通り、各自宅の前には必ず木製の「ゴミ箱」が設置されていました。

今日のようにレジ袋もなく分別の規定もないことから、プラ・瓶・缶も含めゴミは一緒くたに出していました。
常に異臭や腐敗汁が道路に流れ出し、オリンピックに来る外国人に日本の恥を曝さないよう、大型の青いポリバケツが開発された経緯があります。

現在、世界的に日本人は分別上手と言われていますが、以前はゴミは道路・空地に溢れ、だいぶ川にも捨てられていました。
半世紀以前の日本は、現在の中国やインドのようだったのです。

「地球のために資源を大切にしようシリーズ」のように、ゴミを出さずに済むように省エネ・省資源など節約を図ることを心掛け、これからも地球温暖化防止、地球の環境を守っていきたいものです。 
ーーー転載終了ーーー

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