養生LABOより転載
2016/6/26
2016/6/26
ーーー転載開始ーーー
食物繊維は、自然な作用で便秘解消し腸内環境を整え、自然な解毒、排尿、便秘解消の効果を促してくれます。
基本の栄養素【五大栄養素】は、炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルの5つですが、
最近では、「食物繊維」は第六の栄養素と言われているそうです。
私たちのカラダは、日々普通に生活しているだけで誰しも少なからず毒素をきっと溜め込んでいるはずです。
環境ホルモンしかり、食べ物しかり全く毒素を溜めない生活なんて現代社会では逆に難しいと思います。
だからこそ「排毒、解毒、デトックス」まずは出してあげることがとっても大事なんですね。
本来の人のカラダは不要な成分をおおまかに尿や便、汗などで自然と排出されるようになってるのですが、その機能が現代人は特に鈍ってしまっているかと思います。
知らず知らずのうちに、有害物質を溜め込んでいる場合もありますよね。
溜め込んだ毒素を解毒、排出する機能を正常に整え、新陳代謝もあげて、デトックス効果が高まるようにしていきましょう。
からだの中で、一番毒素が溜まるのはやはり腸と言われています。腸に溜まった【宿便は万病のもと】と言われています。
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特に女性は栄養不足、食物繊維の不足、食生活の乱れ等や妊娠中の方も、便秘になりがちな方も多いのではないでしょうか?
便秘がちだと常にお腹が張って、体調もすぐれなかったり、肌荒れがひどくなってしまったりもしますよね。
妊娠中のつわりに悩む原因の大半は、実は宿便(便秘)にあるとも言われているほどです。
便秘薬は、本来は体の働きで自然に行われるはずの機能を人為的に起こしてしまうので、身体には負担がかかるそうです。
服用時に腹痛や下痢が起きたり、便秘薬を常用することで大腸がより鈍くなり、便秘が慢性化・重篤化するなどの副作用が発生する可能性もあるそうなので注意してください。
私個人としては、便秘解消のためにクスリを頼ることはおすすめしません。
食や運動の改善でなんともならないほどの便秘で困ってる場合は、スイマグをおすすめします。
食物繊維の種類
●水溶性食物繊維とは・・・水に溶ける食物繊維のこと
海藻類・果物・コンニャクなどに含まれるアルギン酸・ペクチン・マンナンなど。
水溶性食物繊維は、水に溶けるからといって体内に吸収されることなく、ヌルヌルとした粘性と、保水性が高いのが特徴。
その粘度の高い半固形状(ゲル状)になってゆっくりと腸内を移動していくため、一緒に摂取した食品の移動も緩やかになって小腸での栄養吸収を和らげ、糖の吸収速度が遅くなってくれるので、血糖値の急な上昇も抑えてくれます。
さらに、脂肪の吸収を抑えたり血中コレステロール値を減少させる働きもあるそうです。
そして、腸内細菌のエサとなって善玉菌を増やすので、腸内環境を整え、良好に保つことができるということです。
●不溶性食物繊維とは・・・水に溶けない食物繊維のこと
ゴボウ・サツマイモなどの野菜、豆類、キノコ類に含まれるセルロース・ヘミセルロース・不溶性ペクチン・リグニン・イヌリンなど。
不溶性食物繊維は、水に溶けにくいので、水分そのまま保持し腸まで達してくれます。
その間に、胃や腸内といった消化器官でたくさんの水分を吸収して最初の大きさの何倍~何十倍にも膨れ上がるので、便のかさが増し、
それにより腸を刺激し、腸の蠕動運動が活発にさせることでサポートし、排便を促し便秘解消に役立ってくれます。
【参考サイト】
食物繊維を多く含むデトックス食材
①玄米(発芽玄米ならなお良い。)
②寒天(排出力に優れています)⇒寒天の原料は、海藻です。
テングサとオゴノリという海藻を主に用いられています。
他の食品と比べてみても食物繊維の含有量は、寒天はトップクラス!
寒天に含まれる食物繊維は、水溶性です。
腸の健康を考えると、食物繊維の摂取量は「不溶性2:水溶性1」の割合が理想的です。
他にも甲状腺ホルモンの主な原料となる栄養素「ヨウ素」なども含まれています。
・血糖値の上昇を穏やかにする
・寒天は、胆汁酸を包み込んで体外へ排出させてしまうはたらきがあるため、コレステロールも下げてくれる効果が期待できる。
・その他、便秘解消、ダイエット効果なども。
【参考サイト】寒天の効用
養生ラボでは、断食のメニューとしても取り入れています。
食物繊維が多い野菜
・ごぼう
・オクラ
・ほうれん草
・こんにゃく、生わかめ
(低カロリー)
・かぼちゃ
(ビタミンEやカロチンも含む)
・エリンギ
・干し柿
・あしたば ⇒食べにくい場合は、青ジソといっしょに刻んでお茶にして飲むという方法もあるそうです。
地元の産直で以前見かけたことがあったので、まだ未挑戦なので見つけたら是非食べてみたいと思います。
※食物繊維の摂取目標量(1日当たり男性19g以上・女性17g以上)となっています。
食物繊維は、許容上限摂取量が定められてはいませんが、…と言っても、何でも「TOO MUCH」はよくないです。
摂りすぎは下痢やビタミン・ミネラルの欠乏などになることもあるみたいなので。
基本目安量の2倍の量までは摂取しても大丈夫とは言われています。
しかし人それぞれまた体調によっても違うとは思うのであくまで参考程度にお願いします。
食物繊維の効果を生かすには、充分な水分が必要です。
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まとめ
腸が健康でなければ体に溜まった有害物質なども出ていきにくくなります。
腸の掃除をして腸内環境を整え、不要な物が溜まりにくいカラダを作っていきましょう。
そして根菜類・葉野菜・芋類・豆類・海藻類・キノコ類のほか、果物や穀物など食物繊維を含む食材はたくさんあります。
いろいろな食材からバランスよく摂取していきましょう。
ーーー転載終了ーーー