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CO2の増加は生命を救う!?/武田邦彦

2021年11月01日 16時06分50秒 | 真実追求

神棚のCO2(2)・・・もし「人間」が登場しなければ地球??

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やや他の生物には迷惑な存在である私たち人間が、環境や他の生物のために大きな貢献をしているといえば、「地下に埋まっている石油や石炭を掘り起こして、自動車を走らせたり、暖房したりして二酸化炭素に戻す」ということだろう。

地球が誕生した時には大気の95%もあり、二酸化炭素が命の源(生物のご飯)になったから、
この地球に「素晴らしい命の息吹」や「かけがえのない生命」が誕生したのだが、
37億年の長きにわたり二酸化炭素を食べ続け、生物が死んで腐敗してもとのCO2に戻らなかったものが、次第に地中や海底に沈み、ついに200年ほど前には0.028%まで落ち込んだ。

産業革命で石炭を炊き出し、20世紀に入って石油が大量に消費されたので、
現在はやっと0.04%まで回復したけれど、まだ危険レベルにある。

さらに加えて、環境などどうでも良い、他の生物などすべて絶滅しても良い、自分だけがお金をもらいたいという「温暖化派」が「二酸化炭素を削減する」とか「低炭素社会」などと言っているので、かなり危険である。

生物は基本的にはCO2を食べて生きているのだが、
人間はすでに進化の過程でCO2からC(炭素)作る体の中の工場が稼働せず、「稲や麦」という家畜のような生物に頼んで、CO2からC(コメ粒)を作ってもらい、「いただきます」といってご飯を食べるようになっている。

どのくらいのCO2が適当かはむつかしいが、私たちの呼気の濃度が3%程度なので、とりあえずそのぐらいを目指すとする。
今のところ、どんどん石油などを使ったとして100年で0.01%ほど増えると言っているので、
そのデータを使うと、3万年ぐらい一所懸命、化石燃料を使えばなんとか他の生物も一息つき、私たちもイネに感謝の気持ちを示すことができると思う。

でも、相変わらず太陽光発電とか燃料電池自動車とか言って二酸化炭素を減らそうとしている人たちがいるから油断できないが、
実は太陽光発電は現在の石炭火力発電より二酸化炭素を多く出すし、
燃料電池自動車も水素を作るために5倍の二酸化炭素を出すから、
二酸化炭素を減らすとウソを言っているだけで、増やすのに貢献はしている。

もちろん、温暖化などしない。
二酸化炭素が増えるというのは「未知の未来に向かう」のではなく、「過去に帰る」だけだから、
心配はない。
すでに地球物理学、古生物学などの学問が「現在より過去の方が生物にとって住みやすかった」ことを明らかにしているからだ。

もっとも大きな問題は、「過去に戻ることを、あたかも未知の未来に進むように一般の人を騙して、二酸化炭素が増えると気温がどうなるかなどをコンピューターで計算している」ということだ。
もしこんな学問的手段が登場したら、理系の教育はすべて破壊されるだろう。

理科という学問は、まず第一に自然に聞くのだから、過去の二酸化炭素と気温の関係を調べること(すでに分かっている)であり、過去がどうしても調べられない場合は理論も必要だが、それほど地球の歴史が分かっていないわけではない。

当面、地球全体と生物の環境のことを考えて、ちょうどいいくらいなので二酸化炭素を出すようにしたほうが良い。
人間にとっては自動車に乗るというのはあるところから別のところに移動することだが、

地球はそんなことには関係がなく、 地下にあった石油が燃やされて二酸化炭素になって大気中に戻ってくることを意味している。

お金よりもっと大切な環境や地球のことを考えたいと思う。

(平成26年12月20日)


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