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笑いの免疫力でガンは消える?

2020年11月29日 06時00分34秒 | 医学の常識・非常識
内海聡FBより転載
2020.11.27




ーーー転載開始ーーー

「笑い」が免疫力をアップすることはさまざま実験で証明されています。
たとえば米ウェスタン・ニューイングランド大の実験があります。
喜劇ビデオを見せて大笑いした学生グループは免疫グロブリンAの増加が確認されたのです。
この免疫物質は細菌やウィルスの人体への侵入を防ぐ働きがあります。
つまり「笑い」は人体の防衛機能と治癒機能を高めることの証明です。

NK細胞はガン細胞に対抗する白血球の中でも、直接、白兵戦で巨大なガン細胞を攻撃する〝兵士〟たちです。
体内をパトロールして、異常なガン細胞を発見すると攻撃します。
細胞膜を破り中に3種類の毒性タンパクを注入します。
すると、ガン細胞はその場で瞬殺されるのです。
残されたガン細胞の死骸は、酵素によって分解され尿から排泄されます。

身体の中にガン細胞が存在しない人など、一人もいません。
人間の身体にはガン細胞があってあたりまえなのです。
では、どうして昔のほとんどの人はガンにもならず、健康に生きているのでしょう?
それは、前線〝兵士〟のNK細胞をはじめ免疫細胞がガン細胞を発見し、瞬殺し、排除しているからです。

ガン細胞は人体の免疫系にとっては健康を損なう〝異物〟です。
NK細胞は、それを認知し、攻撃するのです。
まさに舌を巻く免疫ネットワークです。

だから、感染症を治すのと同様に、ガンを治すには一にも二にも免疫力をあげることです。
それは、ガンと戦う〝兵士〟NK細胞を増やすことに他なりません。
わかりやすくいえばNK細胞の戦闘力こそが、ガンと戦う自然治癒力そのものなのです。

そのナチュラル・キラー細胞は1975年に発見されています。
この〝兵士〟たちには興味深いクセがあります。
その攻撃力は主人である人間の感情や気分に、おおいに作用されるのです。

主人が落ち込むと、兵士たちも落ち込む。
主人がやる気になると、兵士たちもやる気になる。
なんともナイーブで忠実な兵隊たちです。
このNK細胞が、笑うことによって激増することが証明されています。

実験を行なったのが「生きがい療法」で有名な伊丹仁朗医師です。
彼はガン細胞の患者さん19人を引き連れて関西の笑いのメッカ「なんばグランド花月」を訪れます。
そこで、漫才や吉本新喜劇などを観て腹の底から笑ってもらいました。

その後、患者さんたちの血液中のNK細胞の活性を測定しました。
NK活性とは、ガン細胞に対する攻撃力です。
すると19人中13人(68%)のNK活性が増加していたのです。
中でもOさんは6倍も激増していました。

米テキサス大のシャンツ博士は、NK細胞が強いガン患者ほど長生きすることを証明しています。
患者(喉頭ガン)のキラー細胞の「強さ」を治療前に測定し、「強い」「普通」「弱い」の3グループに分類しました。
そして治療後の〝生存率〟と比較してみたところ、「強い」83%、「普通」62%、「弱い」40%と、はっきり大差が出たのです。
NK活性が「強い」患者は、「弱い」患者の2倍以上生きるのです。

だから、ガン治療の根幹は、まずNK細胞を「強くする」つまり「NK活性」をあげることにつきます。
ところが、日本のガン医療の現場では、キラー細胞を強くすることを目的とした治療は、まったく行なわれていないのが現状なのです。


ーーー転載終了ーーー



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