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栄養学の話

2021年07月29日 05時44分19秒 | 食にまつわる話
内海聡FBより転載


ーーー転載開始ーーー

食とは栄養だけで語れるものではないが、しかし逆に栄養はやはり重要な要素である。
日本における有名な栄養学の話をいくつか引用してみたいと思う。
(医者いらずの食より抜粋)

まず現在われわれ日本人が食べているものはカス同然である、ということをあなたは知っているだろうか。
これは栄養学から食品を語る上での基本であり、サプリメントをとる人々の多くの論拠となっているものだ。
しかし以下の数字を見ればサプリメントを飲みたくなるのも道理というもの。
ここにさらに農薬が混ぜられ(というより含有しているから栄養素が下がり)、ほかの毒も混ざっているとなれば人々が不健康になるのも当たり前のことであろう。

原因は、野菜が育つ畑の土壌の変化、農薬、品種改良などにある。
昔の農法では、微量ミネラルが土に還元され、そこで育つ作物は栄養がバランス良く豊富に含まれていたが、それが化学肥料や農薬に変わったことにより、微量ミネラルが作物に取り込まれなくなってしまった。

また、野菜の品種改良なども問題である。
大量生産や生産効率等の観点からのみ進められた品種改良は、野菜の含有栄養価自体はまったく無視されて行われてきたからだ。
これは巧妙に作られてきた食品業界全体の甘い罠だ。

ただし、責任をただ食品業界だけになすりつけることもおかしな話である。
30品目というウソ、必要栄養素量というウソ、これらをまき散らすことで普遍的な利益が得られるように大衆を洗脳してきたのは、栄養学の間違いからである。
前述したように一日三食主義も一つの洗脳である。

そして何より便利さばかりを追求し、加工食品を求め続け、大量の食材廃棄を毎日繰り返している市民の責任はだれよりも大きいと言えるだろう。
しかし市民は自分たちの罪など認める気はさらさらなく、ただひたすら自己正当化するのみである。

本当に今必要なものは、添加物や農薬などない、普通の栄養素豊富な食べ物であり、さらにいえば産業構造そのものの変化である。

日本に土地がない、土地がないというけれど、その割には余っていてそれを耕す存在もいる。
本来医療関係者や福祉関係者やその他三次産業の人間など、これほどの数が必要なはずはないのだ。
しかし日本人は、土ではなく金と利権に属しているほうが「カッコいい」と洗脳され続けてきた。

有益な食を作る人々に名誉と報酬が渡るようにシステムを変えることなくして、もはや日本が独立するということはないようにさえ思う。
その意味では農協などという存在は論外の極致であると断ずることができる。
内海 聡

ーーー転載終了ーーー

 


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