オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 驚きの二重国籍 事情

2018-06-17 10:32:19 | 日記
世界には、Duelで2か国の市民権をとれる国もありますが、


オーストラリアはそれをまだ、許してはくれません。


オーストラリアに住む日本人は、たとえ永住権を取っても、日本国籍でいられるので


日本国籍を捨ててまで、オーストラリア市民になることを、選ぶ人は少ないと思います。


だって、親だって悲しむだろうし、、、


うちの母などは、結婚した段階で、外人になったと思っていたようですが、そこではまだ日本人です。




年取って、日本が恋しくなっても、やすやすとは帰れないので、随分悩みましたが、私は市民権を取っています。


今は、オーストラリアのシチズンシップも前ほど簡単には取れないようだけれど、


私がとった2005年ころは、テレビの宣伝でも、”皆さん!オーストラリア市民になりましょう!!!”



”なったら、楽しいわよ! いらっしゃーい!”


みたいな、コマーシャルが頻繁に流れていて、


”何か裏があるんじゃないだろうか…戦争の時、捕虜になるとか…?”


と、疑問を感じたものですが、


当時離婚裁判をしていて、


なんだかわけのわからない成り行きを見て、私だけ子供を置いて、強制送還されないだろうかとかいう、


冷静に考えれば、あり得ない前夫からの脅し(?)に、怯えていたのと、


ビジネスを始めるにあたり、お金を借りるにしても、貸す方にとって、安心だわよね、と言う思いで、



”よっしゃぁ!!!” と、勢いをつけて、市民になったわけなのです。



市民になるにはテストがあり、



難易度でいえば、車免許のペーペーテストくらい?



今はもっと難しくなったようですが、


やっぱり、合格した時は嬉しかったし、(半分寂しかったけど)



お祝いパーティみたいなのもやってくれて、暖かく迎い入れられた気がして、安心したものでした。



オーストラリア国歌を歌って(知らないので口パクです)


オーストラリア名物の、ラミントンと言うお菓子と、ミートパイ、それに飲み物をっふるまってもらって、


市民権の賞状を受け取ります。



ラミントンと言うのは、カステラにジャムが挟んであって、周りをチョコ?とココナッツでコートしてあるもので、(写真上)



私は結構好き。



ミートパイは、(写真下)好きな人は好きなんだろうけど、同じミンチを食べるなら、


私は肉じゃがの方が断然美味しいと思う。



さて、永住権と、市民権は、オーストラリアで住むにあたって何が違うかと言うと、


住んでいる保証も、医療や失業など、大きな違いは無いけれど、


選挙権をもらえる。


だけど、これは、うっかり行くのを忘れると、$50罰金を払わなくちゃいけない。


で、2回払いました… (´;ω;`)



デメリットは、日本の医療保険使えないし、厚生年金も貰えない。



何といっても、日本に長く住めない。




色々あるけど、まあ、人類は皆兄弟!



どうしたって、何やったって、生きていけるのです。



余談ですが、オーストラリア国籍を取っても、日本に報告して、日本国籍を自分で抜かなければ、日本人国籍はそのままだという


ことを、日本でいろいろ手続きが必要なときに初めて知り、何と10年以上、私は2重国籍だったのです!


驚きですね??!!


おまけに、海外で離婚しても、離婚しました届を、これまた出さなければ、傷なしです。


恐ろしいですね!!??



子どもも、届けなければ、生まれてないままです!



余談ですが、



気弱な(?)私は、もちろん、厳粛にお届けいたしました。



おまけ https://www.homeaffairs.gov.au/Citizenship/Documents/japanese-test.pdf