相手がオーストラリア人とは限らず、
日本人は、はっきりものを言わない、と言う事はよく聞く話です。
私の友人は、毎日のように、世界中から来るお客様に会い、プレゼンをするという仕事をしているのですが、
やはり、
”日本人は、頷いているので、分かってるのかと思ったら、何にもわかってない”と、嘆いています。
まぁ、彼は喋るの早い上に、抑揚のない喋り方するので、分かる気がしますが…
だって、頑張って聞こうと思って、最初のうちは、耳を100倍拡大して、
集中して聞き、聞き取れなかったところを聞き直したりするんでしょうけど、
そのうちに、疲れて、集中力も続かなくなり、聞き直すのも申し訳なくなってきて、
おまけに、他の人は皆分かってるみたいだし、邪魔しちゃ悪いので、
ここはわかったふりでもして、おこうと、うなづくしかないじゃないですか?
そうでしょ?
プレゼンターと目が合ったりしたら、ブスッとしてる訳にもいかないので、
相手が話しやすいように、と思って、相槌でも打って、にこやかにしてあげようね、と、
優しい日本人は、思うじゃないですか?
オーストラリア人だって言わなくても察したりしてくれることもありますが、断然桁違いなのです。
それは、日本人が、言われなくても相手がどう思っているか察するように教育されてきたからで、
例えば、、、、
私など、古き良き時代の京都人なので、それが強かったりします。
"京のぶぶ漬け”という、有名な、逸話をご存知でしょうか?
お茶漬けを勧められて、本当に家にうっかり上がって、ごちそうになったりすると、あとで、
陰口をたたかれたりするよ、という話です。
…でも、これは、陰険なんじゃなくて、今は亡き、京都人バリバリの母に言わせると、
引き留めるのは、来はったひと、あっさり帰したげたりしたら、冷た感じはるやろ?、ほんでさみしいやろし、
誘いたのうても、家に上がってゆくように言いなさい。
ぶぶ漬け(=お茶漬け)て言うのは、一番やすもんの食事やし、それやったら、相手は気ィつかわはらへんやろ?
ぶぶ漬け出すの 違ごても、そう言いなさい。
で、反対に、お前がお客さんしに行くときは、相手のその無理に誘ってくれてはる気持ちを分からなあかん。
そやし、断るのが当たり前なんやけど、その断り方も、
せっかく無理して誘ってくれはった気持ちを悪ぅささんように、
本当に帰らなあかんような、こと言いなさい。
”〇時に、主人が帰ってきますので、本当に帰らなあかんのですぅ”…とか。
で、それでも、あんたが嘘を言うて、遠慮している気持ちをわかって、
”そんなこと言わんと、どうか上がっていっておくれやすぅ”と、あと二回くらいは誘わはるさかい、
そこまで言わはったら、断わったらちょっとわるいやろ、”ほな、ちょっとだけ”と言うて、家に上がらせてもらい、
ほんでそのあとは、本当にさっさと帰りなさい…と。
これが出来れば大成功です!
しかし、ついつい話がはずんだりして、長々いると、誘う側は、寿司の出前などを取ってもてなしてくれます。
…そしてそのあと、本人に文句を言う筋合いではないので、親しい人に文句を言う訳なのです。
”人の気持ちもわからん、ドンな人” と。
…自分で何の話をしてるのかわからなくなってきました。
いけずだと評判悪い、京都人の弁解をしてますか?
…まあ、宜しい。
いえ、、、いえ、きっと、海外の方から見た日本人は、
古き京都人みたいなのかもしれませんか???
いえ、とにかく、行間が当たり前にわかる日本人ですが、
”何で日本人は皆、いわなくても、分かるのか?”という、オーストラリア人には、ミステリアスな存在なのです。
でも、覚えておきましょう。
オーストラリア人は、貴方のお節介を、優しい気持ちから来るのだとは、教育されていませんから、
好意に取ってくれないことがあります。たとえば、
オーストラリアで、同僚の仕事が遅れていて、自分の仕事が片付いたので、手伝ったりすると、
有難がられるどころか、余計なことするなと、本人から怒られたりします。
仕事ができないという、扱いをされたと、腹を立てた、のかもしれないし、
貴方に仕事を取られないか、心配しているのかもしれません。
グローバル化した昨今。
日本の、控えめで、思慮深い文化を理解する人も増えてきましたが、
腹に思っていることを、結構はっきり言っても、相手はたじろがないんだと言う事を、
又、相手も、あなたがたじろぐ様なことを、平気で言う事があるということを、
肝に銘じておきましょう!
日本人は、はっきりものを言わない、と言う事はよく聞く話です。
私の友人は、毎日のように、世界中から来るお客様に会い、プレゼンをするという仕事をしているのですが、
やはり、
”日本人は、頷いているので、分かってるのかと思ったら、何にもわかってない”と、嘆いています。
まぁ、彼は喋るの早い上に、抑揚のない喋り方するので、分かる気がしますが…
だって、頑張って聞こうと思って、最初のうちは、耳を100倍拡大して、
集中して聞き、聞き取れなかったところを聞き直したりするんでしょうけど、
そのうちに、疲れて、集中力も続かなくなり、聞き直すのも申し訳なくなってきて、
おまけに、他の人は皆分かってるみたいだし、邪魔しちゃ悪いので、
ここはわかったふりでもして、おこうと、うなづくしかないじゃないですか?
そうでしょ?
プレゼンターと目が合ったりしたら、ブスッとしてる訳にもいかないので、
相手が話しやすいように、と思って、相槌でも打って、にこやかにしてあげようね、と、
優しい日本人は、思うじゃないですか?
オーストラリア人だって言わなくても察したりしてくれることもありますが、断然桁違いなのです。
それは、日本人が、言われなくても相手がどう思っているか察するように教育されてきたからで、
例えば、、、、
私など、古き良き時代の京都人なので、それが強かったりします。
"京のぶぶ漬け”という、有名な、逸話をご存知でしょうか?
お茶漬けを勧められて、本当に家にうっかり上がって、ごちそうになったりすると、あとで、
陰口をたたかれたりするよ、という話です。
…でも、これは、陰険なんじゃなくて、今は亡き、京都人バリバリの母に言わせると、
引き留めるのは、来はったひと、あっさり帰したげたりしたら、冷た感じはるやろ?、ほんでさみしいやろし、
誘いたのうても、家に上がってゆくように言いなさい。
ぶぶ漬け(=お茶漬け)て言うのは、一番やすもんの食事やし、それやったら、相手は気ィつかわはらへんやろ?
ぶぶ漬け出すの 違ごても、そう言いなさい。
で、反対に、お前がお客さんしに行くときは、相手のその無理に誘ってくれてはる気持ちを分からなあかん。
そやし、断るのが当たり前なんやけど、その断り方も、
せっかく無理して誘ってくれはった気持ちを悪ぅささんように、
本当に帰らなあかんような、こと言いなさい。
”〇時に、主人が帰ってきますので、本当に帰らなあかんのですぅ”…とか。
で、それでも、あんたが嘘を言うて、遠慮している気持ちをわかって、
”そんなこと言わんと、どうか上がっていっておくれやすぅ”と、あと二回くらいは誘わはるさかい、
そこまで言わはったら、断わったらちょっとわるいやろ、”ほな、ちょっとだけ”と言うて、家に上がらせてもらい、
ほんでそのあとは、本当にさっさと帰りなさい…と。
これが出来れば大成功です!
しかし、ついつい話がはずんだりして、長々いると、誘う側は、寿司の出前などを取ってもてなしてくれます。
…そしてそのあと、本人に文句を言う筋合いではないので、親しい人に文句を言う訳なのです。
”人の気持ちもわからん、ドンな人” と。
…自分で何の話をしてるのかわからなくなってきました。
いけずだと評判悪い、京都人の弁解をしてますか?
…まあ、宜しい。
いえ、、、いえ、きっと、海外の方から見た日本人は、
古き京都人みたいなのかもしれませんか???
いえ、とにかく、行間が当たり前にわかる日本人ですが、
”何で日本人は皆、いわなくても、分かるのか?”という、オーストラリア人には、ミステリアスな存在なのです。
でも、覚えておきましょう。
オーストラリア人は、貴方のお節介を、優しい気持ちから来るのだとは、教育されていませんから、
好意に取ってくれないことがあります。たとえば、
オーストラリアで、同僚の仕事が遅れていて、自分の仕事が片付いたので、手伝ったりすると、
有難がられるどころか、余計なことするなと、本人から怒られたりします。
仕事ができないという、扱いをされたと、腹を立てた、のかもしれないし、
貴方に仕事を取られないか、心配しているのかもしれません。
グローバル化した昨今。
日本の、控えめで、思慮深い文化を理解する人も増えてきましたが、
腹に思っていることを、結構はっきり言っても、相手はたじろがないんだと言う事を、
又、相手も、あなたがたじろぐ様なことを、平気で言う事があるということを、
肝に銘じておきましょう!