オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア バイリンガルへの長い道のり 

2019-05-05 21:53:52 | 日記

ご存知でしょうが、オーストラリアは英語圏で、

それも、”オージーイングリッシュ” と言って、オーストラリア独特の英語です。

私は、20年以上も、オーストラリアに住んでいるくせに、

自慢じゃありませんが、ヒヤリングが苦手で、なんとこのご時世、テレビとは無縁の生活です。

素晴らしいですね!?

従って、

オージーイングリッシュと、アメリカ英語や、イギリス英語との違いが、いまだぼんやりとしか聞き取れません。

オーストラリア英語は、イギリス入植時代の影響を強く受けていて、

特に、発音はイギリス英語がそのまま受け継がれていて、「rを発音しない(r-less)」なので、

アメリカ英語の様に、舌を巻いてしゃべるというより、隣同士の単語が引っ付いているような感じがします。

あと、なんでも短縮していう傾向があって、例えば、”Thank you"などは”Ta" で済まされたりします。

 

英語圏に住めば、英語は話せるようになるというのは、間違いです。

不自由なりに、最低限の英語はできるようになりますが、

伴侶やパートナーがオーストラリア人であっても、毎日喋っていても、努力なしには、使い物にはなりません。

何故なら、下手な英語に、夫や彼氏が慣れ、

他人に対して、下手な妻の英語を、伴侶が英訳してくれるという光景は、よくあることで、

宅などは、息子が、私の英語を、英訳してくれるので、頼りっぱなし、更には、

”何で、ママの英語聞いてくれへんのやー?” と、文句を言う始末です。

 

でも、私はきっとマシです。

伴侶が、中国や、フランスなど、英語圏でない場合、致命的です。

お互いに、相手の国の言葉はわからないので、お互い、下手な英語でのやり取りになり、

いつまでたっても、NewHorizonEnglish の域を出ることができません。

 

更に、伴侶が、日本語をしゃべる外人であったりすると、全く言外です。

例え、オーストラリア居住歴10年以上でも、日本語達者で、お世話焼きな伴侶のせいで、

全く英語できない方、何人も知ってます。

 

何故なら、それで十分、生活できるからです。

 

人間と言うのは、最低限出来ると、それ以上努力しようとはしないものです。

...どこかで聞いたせりふ??

 

 

私自身も、日本語なまりなのは、前からうすうす感じていました。

市役所や、病院などで喋ると、直ちに、”通訳が要りますか?” と聞かれて、ムッとすることもしばしば。

…だって、英語で 通訳がいるかどうか聞いてるんですからネ! 日本語でお聞き!!

 

問題は、オーストラリア人の集まりに行くと、何だか、いたわられてしまうことで、

そう、日本に来た、外人さんが、たどたどしい日本語をしゃべったら、親切にいたわりますよね?

一生懸命、聞いてあげる、あんな感じでしょうか?

…そうですよね、、、言葉が喋れない人って、自分よりうんと年下、ひいては、下、に見えますよね?

そしてだんだん面倒くさくなって、一生懸命聞いてくれなくなってくる…そして、気が付くと、全然聞いてない。

”貴方、そこにいたのねー” みたいな。

 

 

オーストラリア政府は、ご親切にも、移民してきた人に、

ただで英語学校に行かせてくれるシステムを用意してくれています。

が、不自由ながらも、生活できるので、傲慢にも、

”お世話様!” 

などと思って、20ン年行かなかったわけですが

ヒヤリングが悪いのは、私自身が正しい発音を聞き取れていないからであり、

正しく発音できると言う事は、正しく聞き取れていると言う事ですね?

 

日本人のバイリンガルの中には、私はイケていると思っている人がいるかもしれないけれど、

幾ら舌を巻いてしゃべっても、単語を一語一語、正しく発音しても、すっごくなまってます。

だって、私、日本人の英語なら、100%、聞き取れます。 

これが、ネイティブの英語になると、じぇんじぇんわっかりましぇーン!なのです。

貴方も、お試しあれ。

 

…でもまあ、、、、オーストラリアだって、アメリカだって大半は移民。

なまりのある人が半分、ですから、まあ、通じる程度のなまりなら、相手は、

気にしてないかもしれません、が、あとはあなた次第。

最後に、

オーストラリアに来て、英語を学んだら、オーストラリアなまりにならないか、心配する人が居ますが、

いくら一生懸命学んでも、オーストラリアなまりになるまで喋れるようになるのには、かなりの道のりです。

まず、日本語なまりになるのはまちがいありません!